2018年2月 9日 (金)

関実旗開きでの「事務局からの訴え」

どうもご苦労様です。

 実は川口真由美さんと入れ違いで一昨日まで沖縄に行っていました。私は、三日間、朝8時から晩8時まで、間に4時間の休憩をはさんで「不正投票監視団」というのをずっと市役所の北側の期日前投票所でやっていました。1824雨が降って、海岸ですからものすごく風が強くて、実は冬のコートを着て、マフラーをして、手袋をして、それでも寒いので、仕方がないので、二日目からは下着を二枚にしてという、持って行ったものがそれだけしかなかったのですが、それでも震え上がっていたという闘いをやっていた。驚いたのは、期日前投票にきた車の列が、午後6時くらいから数珠つなぎになって終わる8時直前まで切れないんですよね。まさに異様ですよ。まあ、この選挙は、年末に菅(官房長官)が来たり、安倍政権が全力でやっています。先ほども現地からのFacebookを見ると、そういうことの結果として、昨日に終わった期日前投票が、21千票、これは全有権者の44%ですよ。神戸やったら市長選挙で20%台の投票率ですからね。すごい量です。前回の市長選挙が(期日前投票は)15千票ですから、それを6千票も上回る。明らかにそのほとんどが、自民党、公明党、そして始まった工事の関連業者。さすがに(批判されて)バスとかで来るのは無いんですけれども、車のピストン運転。これを見たときにほんとに肌寒いものを覚えました。

 安倍政権というのはこういうやり方を平気でやるんだ。

 私たちは、三里塚を考えるときにこういう彼らのやり方を徹底して頭において闘わなければならないということを申し上げておきたいと思います。

 すでにみなさんが言われましたように、あるいはこのプログラムの中にありますように、私自身、219日の耕作権裁判、34日の辺田部落、芝山町での現地集会、これはいまだに会場が決まらないという妨害を受けているわけですけれども、さらには38日の請求異議審の裁判、そして41日の全国集会に連続していきます。

41日の全国集会は、栗山公園という成田駅から歩いて10分くらいで行けるところですから、(関西から)朝から出ても間に合います。私も前日のホテルが取れなかったので、その日の朝から出て向かいます。現地に行きやすいですので、ぜひ関西からも全力で参加してほしい。

 その理由は、先ほどらいの発言の中にもありますけれども、この(私の)恰好をみて何が始まったんやと思われるかもしれませんが、要するに決戦なんです。先ほど(市東さんの会の)小川さんも言っていましたけれども、今まで毎回、毎回、「決戦」「決戦」と言ってきたんですけれども、今度は違う。

 今年に入って最初に驚いたのは、反対同盟の旗開きにマスコミが6人も来ているわけですよ。だいたい、毎年2人か1人です。それが6人も来ている。それは、警察、権力が指示しない限りはないです。あの天神峰(現地闘争本部)が破壊されたとき(201186日)、前日にマスコミが私たちにそろって「明日は何もないよ」って言っていた。それで僕らは安心して寝たんです。ところが夜中の3時に叩き起こされて、現地に駆け付けた4時ころには、もうマスコミが全部そろっているんですよ。マスコミってどういうものなの。警察から「反対派には言うな」と言われて教えてもらって来ている。このことからも、今年の旗開きにマスコミが6人も来ているというのは警察から指示・情報があるからだと思うんですよ。

 最近の裁判で2回ありましたけれども、裁判長が明らかに事実審理をやらなくて、例えば請求異議審の裁判では「市東さんと萩原さんを証人採用するからそれでいいだろう」というかたちで結審策動を始めたわけです。今年に入っても新やぐら裁判で明らかに日程を優先した、「早く終わりたい」という意思をむき出しにした。これに対し、弁護団と反対同盟、傍聴席の頑張りで突破していますけれども、とてもそれは安心できない。請求異議審は次回法廷を確保しましたけれども、裁判長がすでにそういう風に言っているわけですから、次は「市東さんと萩原さんの証言で終わる」という決定を出す可能性が十分にある。国はつねにこういう策動を裁判所を通して続けてきた。

 辺野古の裁判で悪辣な役割を果たした多見谷裁判長が、その前に千葉地裁で何をやったかということを私たちは忘れません。今、国がそうしたすべての手を使ってやろうとしていることを、辺野古で、沖縄で、名護でそうであるように、一人一人が、みなさんが、そのことについて警戒し、「俺が行く」「俺がやる」ということじゃなくって、みなさんの周りでこのことを伝え、話し合ってほしい。そのことが何よりも大事だと思います。

 1824_2その上で、冒頭、(若狭の原発を考える会の)木原さんから話がありましたけれども、我々都会にいるとなかなかわからないですけれども、今、減反政策の廃止、種子法、さらには欧州とのEPA、あるいは11TPP、アメリカがついに乗りそうな話にもなってきていますけれども、こういうもので、多くの農民のみなさんが営農の将来を、先行きを見通せなくなっている。失望し始めている。絶望し始めている。そういう状況をひっくり返していく闘いをやるのは三里塚しかないと私は思っています。

 農民の闘いとして反対同盟を先頭に、こういうアベ政治の流れを農業という観点から撃ち返していく。そのことをやるには、我々はどれだけ踏んばらなければならないか、そういうことを一人一人が考え、関西実行委員会とともに、なによりも三里塚反対同盟農民のみなさんとともに、この一年、踏ん張りぬいてはね返していく、沖縄の皆さんとともに闘う、そういうことをこの旗開きを通して決意していただきたい。このことを申し上げて、私からの訴えを終わっていきたいと思います。

 ありがとうございました。

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2018年2月 8日 (木)

関実旗開きでの若狭の原発を考える会からの挨拶

若狭の原発を考える会の木原です。こんにちは。

三里塚決戦勝利関西実行委員会2018年団結旗開き、おめでとうございます。

182450有余年の長きにわたって、農地を強奪する国策に抗して戦い続け、「闘魂益々盛んな」三里塚芝山・連合空港反対同盟の皆さんと関西実行委員会の皆さんに心よりの連帯の挨拶をさせていただきます。

 

原発は、事故の多さ、事故被害の深刻さ、使用済み燃料の処理や保管の困難さなど、あらゆる視点から、人類の手に負える装置ではありません。

福島原発事故から 7年近くになりますが、現在でも事故炉内部の様子はほとんど分からず、汚染水は垂れ流され続けています。

この事故で避難された10 数万の多くは今でも故郷を奪われたままです。長期の避難生活が健康をむしばみ、家族の絆を奪い、大きな精神的負担となっています。多くの方々が、避難生活の苦痛で病死され、自ら命を絶たれました。癌の苦しみ、発癌の不安にさいなまれています。そのような中でも、政府は、避難された人々に、除染が進んだとするには程遠く、高放射線でインフラも整備されていない故郷への帰還を強要しています。

一方、福島事故以降の経験によって、原発は無くても何の支障もないことが実証されました。したがって、原発を運転する必要性は全く見出だせません。不要な原発を稼働させて、事故のリスクに怯える必要は全くないのです。

そのため、最近のほとんどの世論調査でも、原発反対は賛成の2倍以上となっています。脱原発、反原発が多数の願いであり、民意であることを示しています。

それでも、電力会社や政府は、原子力規制委員長までもが「安全を保証するものではない」と言う新規制基準に適合したことを拠り所にし、また、原発に「絶対的安全性を求めるべきではない」と主張して、原発の再稼働をたくらんでいます。

若狭の原発について、関電は、昨年、高浜原発34号機を再稼働させ、来る3月、5月の大飯原発34号機の再稼働を企てるのみならず、40年超え老朽原発・高浜12号機、美浜3号機の再稼動をも画策し、「原発銀座・若狭」の復活を狙っています。

 

1824_2一方、安倍政権は、2030年までに、いわゆるベースロード電源として、原発電力を2022%にまで、増加させようとしています。

それは、使用済み核燃料や事故による損失を度外視すれば、安上がりな原発電力によって、電力会社や大企業を儲けさせるためであり、②原発輸出によって、原発産業に暴利を与えるためであり、③戦争になり、石油や天然ガスの輸入が途絶えたときの、基盤電源を原発で確保するためであり、また、④核兵器の原料プルトニウムを生産するためです。すなわち、原発の再稼働は「巨大資本に奉仕する国造り、戦争出来る国造り」の一環として行われているのです。許してはなりません。

しかも、原発の再稼動を進める電力会社は、傲慢で、事故だらけで、たるみ切り、トラブル続きの企業です。また、再稼働にお墨付きを与える・原子力規制員会は、例えば、専門家の指摘を無視して、地震動の過小評価を行うなど無責任極まりない審査を行っています。昨近話題のデータねつ造にも通じるものです。再稼働が進めば、重大事故を起こす可能性は大です。

ところで、大企業や大組織のトラブルの急増は、電力会社に限ったものではありません。最近では、東芝の放漫経営、神戸製鋼や三菱マテリアルズのデータ改ざん、日産やスバルの不正検査、在日米軍機や自衛隊機の相次ぐ墜落・部品落下、JR新幹線台車の亀裂など、枚挙のいとまがありません。

金儲けにのみに突っ走る、日本資本主義の倫理や技術は崩壊し、地に落ちていることを物語っています。自民党政権が、半世紀以上にわたって続けた人間性無視の政策、すなわち、極端な合理化、派遣労働、非正規雇用の助長、過剰な科学技術依存、後先考えぬ教育破壊、労働組合破壊、農業破壊、社会構造破壊の付けが回ってきたのです。

 

こんな社会は、一日も早く変革しなければなりません。

私たち若狭の原発を考える会は、変革への突破口を原発全廃運動に見出そうと考えています。

原発重大事故は、職場を奪い、農地を奪い、漁場を奪い、生活の基盤を奪い去ります。したがって、原発全廃の運動は、市民運動の枠を超えて、労働者、農民、漁民、学生など、多くの階層の連帯した運動として闘われなければならないし、そのような闘いに発展する可能性を包含(ほうがん)していると考えるからです。

私たちは、反原発運動を通して、科学技術に過剰に依存する社会、経済的付加価値の追求に明け暮れ、金のために、人の命と尊厳を犠牲にする社会と決別し、人が人間らしく生きて行ける、新しい社会を展望しようと考えています。

そのために、作物、生き物の生育という、自然の営みを基調とし、大地と水と空気と光の恵みの上に、成り立つ農業は、欠かすことのできない、人々の多くが関わらなければならない、重要な産業です。農業は、人間本来の生き方を学び、人間らしい感性を身に着けるための、学校でもあります。その農業が、今、国策によって、破壊されています。

一方、国策で推進された原発が、重大事故を起こせば、大地、水、空気を汚染し、極めて広範な地域の、農業を根底から破壊することは、福島事故が大きな犠牲の上に教えています。私は、昨年、2回三里塚を訪れさせていただきました。その時、あのフカフカした畑、豊かな農地を見ながら、この大地を放射性物質で汚染させてはならないという決意をますます強くしました。

 2252603_2農地を守り、農業を復権させることは、人が人間らしく生きる知恵を、自然に求めることであります。また、人の命と尊厳を踏みにじる、原発と決別することは、経済的利益のみを追求する、資本主義からの人間性の解放であります。 

市東(しとう)さんの農地を守り、第三滑走路計画を粉砕し、全ての原発の廃炉を闘いとり、反動安倍政権を震え上がらせ、安倍政権を打倒する、圧倒的な大衆運動の高揚を、共に闘いとりましょう。

 

最後に、私たちの属する「大飯原発うごかすな!実行委員会」は、今月25日、26日に20数グループに分かれて、若狭湾沿岸地域の隅から隅まで「大飯原発再稼動阻止」を訴えながら歩き、チラシを各戸配布する通称拡大アメーバデモを企画しています。全国からの総結集をお願いします。

 有難うございました。

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2018年2月 7日 (水)

2018年関西実行委員会 旗開きが行われる

 1824_2 会場の都合で、今年の三里塚関西実行委員会の「2018年団結旗開き」が、例年になく遅く24日、恒例の阪急六甲の神戸学生青年センターホールで、60人の結集で開かれ、関西実行委員会事務局の安藤眞一が司会、進行をしました。

 マスコミの動きや、1824_4裁判の状況、そして第3滑走路をめぐる動きなどから、三里塚現地が重大な「決戦」ともいえる局面に入っていることが感じられ、第一部として、そうした情勢を様々な人々の挨拶を通して確認をし、第二部「旗開き」をしようということになりました。

 

 主催者を代表しての開会の挨拶は、教会の用事で永井代表が遅れるため、昨年の旗開きに続いて山本善偉世話人がされました。春に引越しされ、夏明けに体調を崩され、しかもつい先日、もっとも親しかった80年以上の友人である義弟の稲浦さんを亡くされた直後だけに周りは心配しました。しかし、7日前に『獄友』集会に参加され、石川一雄さんにお会いされて元気そのもの。1824_5簡潔でしたが「みなさんがんばりましょう」と呼びかけられました。途中で退座されることも検討させていただいていたのですが、なんと、最後までどころか、終わっての交流会にも参加され、お元気さを示されました。その先生の三里塚と闘いへの想いが、全体にも伝わり、緊張感のある第一部が最後まで行われました。

1824_6 三里塚反対同盟を代表して、萩原富夫さんが参加いただき、反対同盟の『闘争宣言』(18日、反対同盟旗開きで発表)を読まれながら、市東さんの農地を守る闘いと、空港拡張・第3滑走路問題と騒音などの規制緩和の理不尽な攻撃がいよいよ具体的になってきたことを訴えました。

 1824_7昨年夏の三里塚現地調査をし、10・8全国集会に会として初めて参加した若狭の原発を考える会から代表の木原壯林さんをはじめ、橋田さん、木戸さん3人が参加し、代表して木原さんが挨拶をされました(全文、明日のブログに公開)。原発反対、再稼働反対の意義を明らかにされた上で、第一次産業としての農業を軽視し、切り捨てるアベ政治の流れを批判された。

 1824_8関西生コンの西山直洋さんは、安倍政権との闘いとして、とりわけ、連帯ユニオン、関西生コンへの最近の極右翼、在特会など排外主義者たちが関西で関西生コンに敵対し、その労働組合としてのたたかいをつぶそうとしていることが報告されるとともに、こうした右翼の跳梁をゆるさず、私たちの三里塚、沖縄の闘いを進めていこうと訴えられた。

 1824_9ここで、歌手の川口真由美さんが登場。昨年の2・12『国策とたたかう 農民をまもろう アベ政治を許さない』集会以来です(ご本人は、沖縄意見広告の中で昨年初めて三里塚を訪れ、今年の4・1三里塚全国集会に参加されます)。突然のお願いでしたが、3曲を歌いながらさわやかなメッセージを語られ、集会を大いに盛り上げました。

 1824_10つづいて「市東さんの農地取り上げに反対する会」の小川正治さんから、市東さんの農地をめぐる厳しい状況について呼びかけが行われました。同時に、農地裁判を実質的に支えている運動として、実際に「請求異議裁判」の重大性と決戦性に見合った財政の困難さを訴え、通常の「会員」への新たな参加とともに、この日の席でのカンパの要請がされました。

 1824_11連帯挨拶の最後に、部落解放同盟全国連合会の池本秀美さんから狭山闘争の現状と、414日、15日に開かれる全国大会への参加を訴えた上で、『狭山事件 新聞に広告を出そう』意見広告運動への結集(賛同)が訴えられました。みなさん。協力し、今年こそ再審開始、狭山の年にしようではありませんか。

 1824_12第一部の最後に、関西実行委員会事務局からの訴えが事務局を代表して、松原康彦から行いました(全文を、後日、当ブログに公開)。この日の夜結果が判明するとはいえ沖縄の名護市長選挙に見られる安倍政権の許しがたい介入、支配を触れた上で、その同じ安倍政権がむき出しに三里塚に襲いかかろうとしていることへの注目と関心を訴えた。2・19耕作権裁判、3・8請求異議裁判をはじめ一つ一つの裁判への注目。そして、3・4芝山町現地闘争、なによりも4・1成田市での三里塚全国集会(成田市栗山公園)への結集を訴えた。農民・住民へのこれ以上の暮らしの破壊が許されるか! 「機能強化」などとんでもない!

 この日、京都でXバンドレーダー・米軍基地と闘う京都・関西連絡会の旗開きがあり、若狭の原発を考える会のみなさん、西山さん、川口さんはそちらに向かわるために第一部の段階で退席された。

 

1824_15 1824_14休憩、準備の時間をはさんで、いよいよ第二部が始まった。恒例により山本世話人が再登場し、乾杯の音頭。しばらく歓談した後、関西合同労組の石田委員長、被災地雇用と生活要求者組合の山田さんの挨拶で始まった。精神障碍者への攻撃を訴える高見さん、闘いの中で障害者として差別され苦労した大島さんの体験談、1824_162・25、26の拡大アメーバデモを訴えカンパ要請をした仰木さん、沖縄辺野古の闘いの中から三里塚現地に行くつもりだと平石さん、恒例の歌と漫談、梶原さん。などなど。おおとりは、守田さんなどによる歌1824_17
(体調不良などで参加できなかった「風・ほうき星」に代わって)。

 遅れてこられた永井満代表世話人からまとめの挨拶をいただいた後、恒例により全体が円座になって肩を組み、反対同盟歌「大地を打てば響きあり」、1824_18讃美歌380番、そしてインターナショナルを歌って、闘いを確認して散会しました。

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2018年1月10日 (水)

三里塚反対同盟が新年団結旗開き

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三里塚反対同盟は、1月8日、「新年団結旗開き」を開催し、戦闘宣言(「180108tososengen.pdf」をダウンロード)を発し、市東さんの農地を守り、第3滑走路建設を許さない闘いに打って出ることを宣言した。1818_3萩原富夫さんが戦闘宣言を紹介し、1818_43・4芝山現地闘争、3・8請求異議裁判闘争、4・1全国総決起集会を呼び掛けた。市東孝雄さんは決意を語った上で、乾杯の音頭。

関西からは、1818_5関西実行委員会を代表して安藤眞一さんが決意を述べた。

また、1818_7同じく関西から関西生コンの西山直洋さんが挨拶。

 最後に反対同盟の太郎良陽一さんが団結ガンバロウで、旗開きを閉じた。

 なお、これに先立って、反対同盟は、東峰部落で新年のデモを行なった。

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2017年11月21日 (火)

耕作権裁判を傍聴して (11月20日)

 昨日、11月20日、千葉地裁で三里塚の市東(しとう)孝雄さんをめぐる耕作権裁判の口頭弁論が開かれた。すでに11年を経過したこの裁判は市東さんが耕作している農地の一部が「不法に耕作されている」として空港会社が提訴し、「なぜ、私が被告席に座らなければならないのか!」との市東さんからの抗議と糾弾で開始された。裁判所は、早く人証しらべに入り、裁判を終わらせたいと焦るが、そもそも農地の賃借権の時効取得、あるいは賃借権の合意取得によって市東さんが耕すすべてに正当な賃借権があることを弁護団は大前提にして、ここに土俵を築こうと粘り強く闘いぬいている。この日も、2時間近い法廷となり、次回 2月19日(月)、次々回 5月14日(いずれも開廷は午前10時半)と日程を決めて勝利的に法廷を終えた。

 

 171120法廷に先立って、中央公園でミニ集会がもたれ、反対同盟を代表しての萩原富夫さんの挨拶(後掲)、動労千葉、関西実行委員会(私)、市東さんの会の挨拶があって、裁判所までのデモに移った。

 

 裁判は、大きくは3つの論点を中心にこの日は進んだ。

 第1点目は、偽造と言われている甲8号証、甲9号証についての市東東市さん(とういち=孝雄さんのお父さん)の署名、印鑑の印影について新たな鑑定が提出され、「筆跡については同じような人物が書いたように見えるが書きなれない人が書いた跡がある」、そして「印影については、他の2つの証拠と比較し、明らかに別の印鑑である」ことが、それまでの2つの鑑定を補強して出され、証拠偽造問題はいよいよ明らかとなった。

 第2点目は、小泉(大木)よねさんへの1971年の家屋などの強制収用が、国・空港会社の謝罪に象徴されるように行政代執行の明らかな権利乱用であり、市東さんの農地をめぐる今回の不当な強制収奪の論理は、行政代執行の権利乱用の再来でしかない(これの論述にかなりの時間がさかれた)。

 第3点目は、(東京高裁、千葉地裁がだした)文書提出命令に空港会社が「書類は存在しない」とする虚偽の主張や、市東市太郎さん(孝雄さんの祖父)がこの地に入植したのが1921年であるにもかかわらず、空港会社が1938年と書面で出してきている根拠となるものを提出し、明らかにしろと要求した。

 

 閉廷後説明会が行われ、葉山岳夫弁護士は、「ねばるにねばろう」と方向性を出して語りかけた。

 

 耕作権裁判(口頭弁論)を前にして、中央公園で開かれた集会冒頭、反対同盟の萩原富夫さんが、千葉市民に訴える形をとって、この日の闘いの意義を語った。

171120_2―― なぜ、集会とデモをするか。本日、千葉地裁において成田空港の敷地内で農業を営む市東孝雄さんにたいして、その農地の一部を「不法耕作」と言いがかりをつけて訴えられた裁判です。成田空港会社は、市東さんに対して1町3反、東京ドームの敷地くらいの広さを奪い、そこに住む農民を追い出して成田空港を完成させたいと、法律を捻じ曲げ、証拠をねつ造、偽造して裁判に訴えています。

 私たちは、今日の裁判で、この偽造の問題などを追及していきます。空港会社は不誠実にも、その偽造された文章が作られた過程を報告する文書の提出を拒み、あるいは黒塗りをして真実が分からない文書を提出してきています。これは国会で安倍政権が「森友学園」問題などで行ったのと同じではないですか。

 農民から農地を奪い空港をつくる。これは沖縄において辺野古の海を破壊して米軍基地、あるいは自衛隊が使う基地、そういう軍事基地を新たに作るのと同じことです。あるいは全国で原発の再稼働反対の動きがありますが、住民の声を無視してともかく稼働させる、あるいは新たな原発をつくるとかいうことがあるわけです。

 安倍政権、自民党政治の中で、住民無視、労働者が生きられない仕組みを作る、あるいは農業をつぶしていく、そして戦争に向かっていこうとしている。こうした政治に対して、私たち三里塚反対同盟は、たたかっていかなければならないと思っています。みなさんもそれぞれの地で闘っていただきたいと思っています。私たちのたたかいも52年目にはいっています。今日の市東さんの農地を守る裁判はもう11年たたかっています。粘り強くたたかって、安倍政権が進めようとしている「戦争への道」を阻むためにも私たちはしっかりとたたかっていきたいと思っています。

 すべてのみなさん。本日のたたかいをはじめ三里塚闘争にご注目ください。

 

 また、裁判閉廷後の報告会の冒頭、市東孝雄さんが決意を込めた挨拶を行われました。

171120_3―― みなさん。本日の闘争、そして裁判とご苦労様です。裁判が佳境にはいってくると、裁判所の動向がわかるというか。今日も弁護士さんの主張などで少し戻しましたけれど、明らかに裁判長は早く終わらせたいという意思が随所に見られます。それをはねのけて頑張っていきたい。

 この畑を獲られるということは、私に農家をやめろということなんです。そのためにも頑張ってやっていきますので、みなさんよろしく。

 それと11月23日は、12回目になりますけれど、文京区民センター(東京)でシンポジウムがあります。いろいろためになる話があると思いますので、みんさん、ぜひご参加ください。

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2017年11月 7日 (火)

請求異議裁判(11月6日)傍聴報告

 17116昨日、116日、千葉地裁で、昨年10月に最高裁が棄却決定し、東京高裁の小林裁判長による市東さんの農地や作業場の強奪が「確定」したことにたいして開始された「強制収用をするな」という請求異議裁判の3回目の弁論が開かれました。
 裁判所は、次回に市東孝雄さん、萩原富夫さんの証人尋問を(それも30分)やって、一気に最終弁論、年度内の判決に持っていこうとしていました。この危機的状況を目の当たりにして、弁護団の気迫にみちた踏ん張り、傍聴席からの凄まじいまでのヤジと怒号が、とにもかくにも裁判所を、裁判長を思いとどまらせ、次回、38日の弁論が開かれることになりました。

 報告会での市東孝雄さんからの挨拶も、短いながら、この日の緊迫した状況を反映したものとなっています。

17116_2市東孝雄さん  やはり今日の訴訟の中における三里塚裁判ですね、今日だけでなく、いくつかの裁判を観ていると、相当、最高裁からの圧力がかかっていると思うのです。今日は、弁護士さんの力で押し返して、審理を続けさせたことはよかったと思います。ちょっと油断すると裁判長の訴訟指揮が早まるんで、そういうことを注意しながら、これからも闘っていきたい。(左写真は、報告会で挨拶する市東孝雄さん)

 

 事態の切迫、緊迫は説明するよりも、葉山、大口両弁護士の報告会での報告を読んでいただければと思います。もちろん他の弁護団からも危機感あふれた報告がありましたが、膨大になりますので、お二人で代表させていただきます。

 

葉山弁護士  17116_3今日、最後に裁判長の心性がはしなくもあらわれたと思います。この請求異議の訴訟そのものについては、証拠調べの中で言っているように、本件の最初の裁判、多見谷裁判長の裁判そのものがろくな証人調べもしないで、しかもありもしないことについて勝手に裁判長が付け加えて強引に判決を行った。それが本件の訴訟の中で根本になっている。あらゆる意味で「強制的手段はとらない」ということに関わっている問題です。(右写真は葉山弁護士)

 証人調べというのは極めて重要なわけですね。

 そういった中で、今日は一瀬さん、大口さん、その他が精魂込めてこの準備書面五について徹底的に論じたということなんです。このことについては特に小泉よねさんへの強制執行の凄まじい非人間的なやり口、そういったことについて、これが延々と今に至っている。市東さんの農地を収奪しようとするそのことに明確に現れている。そのことへの反省の上に立って「あらゆる意味で強制的手段をとらない」ということが、これが空港会社、そして国、亀井静香、それ17116_4から松尾という運輸次官も列席した中で公約した。もちろん千葉県も公約した。その根幹をなすものが小泉よねさんの事件ですが、そのことについて力説した。

 そして離作補償料については、「明け渡しをした後で払えばいいんだ」「明け渡す前に払わなくていいんだ」というとんでもないことについて論破した。(左写真は、裁判所に向けたデモ)

 そして認証計画の中においても、萩原富夫さんや市東孝雄さんについてはもとよりですが、農学者、あるいは実際上の小泉英政さん、その場に居合わせた加瀬勉さん、それから空港会社側の工事の関係者、そういうことを合わせて出したわけです。

 その出した矢先に、裁判長の方から、「原告の市東さん、それから萩原富夫さんについては証人の重要性がわかっていますから次回に調べます」というとんでもない発言が出てきたわけです。

 17116_5状況から見ますと、これは極めて緊迫している。今日の警備態勢そのほかを見ましてもですね、通常よりかなり異なっている。(右写真は裁判所への署名提出)トランプ情勢かなというふうに思ったんですが、そうではなく、この裁判そのものについて警備態勢をひいていたということで、警備員の数も相当な、数十人ですか、余計に警備員が来ていた。別の控室に控えていたわけですね。そういう状況の中で本日を迎えた。そういう意味で、安倍政権そのものの中で、この裁判について強引に押し切ろうという態勢が見え見えだということでした。

 それを弁護団のみなさん、傍聴席のみなさんがこれを押し返した。

 次回は、証人調べでなくて、38日、午前10時半、弁論ということになったわけです(裁判長は、1月を主張していた)。

 ともかく重大な正念場を迎えた裁判だということです。そのことへの一層のみなさんの協力をお願いしたい。

 

17116_6大口弁護士  全員の力で裁判所の早期結審というものをいったん跳ね返すことができた。よかったというふうに思います。

この間、最高裁の人事局の締め付けというのは非常に強くなっていて、いろんな裁判官がいますけれども、どんどん裁判を進行させて決着させていく、こればっかりを考えている裁判官が多いのです。そうすると、本件については年度内に判決を出したいと考えると、逆算していけば、次回ぐらいに証人尋問、それで後は最終弁論。それで3月に判決。そういう路線を裁判長は考えていたんではないかと想像されます。

しかし、この問題の重要性、深刻性から言って、そのような裁判官の期日計算によって本件が処理されるということは絶対に認められない。そういう点で、次回は弁論ということになったわけですけれども、裁判所がどういうことを考えているかは露わになったわけでして、次回はほんとに激突だと、我々は一団となってぶつかって行かなければならない。

17116_7我々はこの裁判でいろいろなことを主張しているわけですけれども、大きな柱としては二つあると思います。一つは本件によって市東さんが致命的なダメージを受ける、それはまた日本の農業にとっても非常に重大な損失なんだ。そういう当方の法域の大きさ。それに対し、空港会社の法域というのはほとんど何もない。要するに「空港を完成させたい」ということだけしか言えない。秤にかければ針が飛んでしまうくらいの差がある。これは権利乱用の問題です。

もう一つは、先ほど来言われている、空港公団が行った社会的約束、「あらゆる意味で強制的手段はとらない」ということに反しているではないかという、この二点が大きな主張の柱なわけです。

前者については時間的な制限はないのですけれども、後の方は法律の規定によって最終の口頭弁論終結時までに生じた事項はだめだと、それ以降に新たに生じたものでなければだめだという規定があるわけです。これは我々は無視はできない。なんとか手当をしなければならないということで、この間いろいろ努力をしてきたわけです。

17116_8その一つが、小泉英政さんと空港公団の和解である。これは前の裁判、高裁の弁論が終結した後にギリギリですけれどもなされている。その点で完全にクリアされている。ここで重要なことは、「それは何十年前のことだ」とされがちだが、われわれはそうじゃなくてこの時点で、「強制的手段はとりません」「大木(小泉)よねさんの事件は申し訳なかった」と空港公団(会社)が謝罪したことによって、90年代にやった彼らの約束というものが、彼ら自身によって再度確認されたんだということを出しているわけなんですね。

そういう意味ではどの証人も大切なんですけれども、私としては小泉英政証人を実現したい。それによって、それと加瀬さんともあわせて、三里塚を象徴する大木よねさんの問題を真正面から出して、成田空港問題の本質を提起するとともに、彼ら空港会社(公団)の行った社会的約束が今でも生きているのであり、かつこれが高裁判決、小林判決の後なんだということで、今の裁判所も執行法の枠組みでも突破できないんだという状況を作り出していきたい。

17116_9今日は結果的には良かったわけですけれども、いずれにしろ裁判所の考え方というものが煮詰まってきているということは否定できません。次回の弁論にむけ、我々も所期の目的を実現するために全力を尽くしていきたいと思います。

 

17116_10裁判に先立ち、千葉市中央公園で集会が開かれ、萩原富夫さんが反対同盟を代表して挨拶されました。動労千葉、市東さんの農地取り上げに反対する会などが決意を述べ、関西実行委員会を代表して私が決意を述べました。

集会の後、裁判所までデモが行われ、裁判に向かいました。

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2017年6月30日 (金)

耕作権裁判を傍聴して (6月26日)

 6月26日、市東さんの耕作が不法に行われたとして市東さんを犯罪人・被告として法廷に立たせることを強制している耕作権裁判の口頭弁論が開かれた。実は、空港会社による証拠の偽造をはじめ、17626あまりにもデタラメな主張と、それに対する弁護団、市東さんの闘いによって、裁判はこう着し、すでに11年を経過しながら、立証過程にさえ入れない体たらくなのだ。(右写真は報告会での市東さん)

 焦った裁判所、国は内田博久裁判長に昨年末に代えてきた。内田裁判長は突然、5月22日、裁判所・検察・弁護団による「進行協議」を、「何の必要があるのだ」との弁護団の批判を無視して入れてきた。これという成果もあげられなかった内田裁判長は、再度7月に行おうとした。そしてこの日の法廷で、証人調べなどの事実審理を行うことなく書面だけで突破して、早期結審への道をこじ開けようとしていることをはしなくも暴露していたことが、法廷の後の報告会で弁護団よりあきらかにされ、法廷でも、「隠れて進行協議などでやろうとせず、公開の法廷で堂々と進めるべきだ」と弁護団によって指摘された。傍聴闘争の重要性が明らかにされた。

 そもそも空港会社は「南台41の土地の中の一部を賃借地としているだけだから、南台41の土地の中であれば場所を変更しても農業委員会の許可は必要ない」、とか「41の中での賃借地は特定されていない」などといって特定位置の間違いを開き直っている(この日の『6・26耕作権裁判傍聴のために』より引用)。土地を特定しなくても農地を強奪できると強弁しているのだ。こんなでためを許せるか!

 17626_2かって「境界確認書」などの偽造問題などで関連文書の提出が争点となり、東京高裁、千葉地裁で空港会社の敗訴となりながらいまだに空港会社は不十分なものしか出さず、「見つからない」と逃げ回っている。その折に出てきた文書がインカメラした裁判所によって2ヶ所ほどが黒塗りにされた(左写真)。文章のながれから推測して、そこに農地の位置の特定にかかわる部分がある。この日の法廷で、「農地の特定が争点になっているのだから黒塗り部分を明らかにしろ」ということが弁護団から強く要求された。ところが、内田裁判長は、すでに一度裁判所がインカメラしたうえで黒塗りしたものだから必要ないと強弁した。内田裁判長は当然、見たこともない。見ようともしないのだ。そこには「農地の特定」が最大の争点の一つとなってきていることを回避したいという露骨な意思が顕わになった。弁護団の怒りの追及は当然だが、傍聴席からの裁判長への批判、弾劾の怒号の叫びが休むことなく30分以上続いた。しかし、裁判長は退廷命令を出すこともできなかった。

 17626_3ここで明らかなように、空港会社によるあまりに理不尽な「農地強奪」の主張のゆえに、すでに11年を経過したこの「耕作権裁判」が、同じ場所の農地を巡る「農地法裁判」がすでに最高裁決定が昨年10月25日に強行されたということに規定されて、早くなんとか終わらせたい(それも強奪するという方向で)と、事を急ぎだした内田裁判長との、明らかに攻防に入ったということだ。断じて許されない。1回、1回の法廷が大事になっている。

 次回は、17626_49月25日(月)、次々回は11月20日(月)、いずれも千葉地裁601号法廷で午前10時半に開廷する。傍聴席が満席になるので、開廷30分前に抽選が行われる。

 この日、法廷に先立って中央公園で集会が行われ(右上写真は萩原富夫さん)、裁判所に向けてデモが行われた(左写真)。

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2017年5月27日 (土)

5・25 第2回請求異議裁判

反対同盟弁護団が裁判長とNAAを圧倒

 17525525日、千葉地裁民事第五部・高瀬順久(よしひさ)裁判長により「請求異議裁判」の第2回口頭弁論が開かれました。反対同盟はすでに214日の「審尋」によって不当な最高裁判決による強制執行を停止させる決定をかちとりましたが、この「請求異議裁判」に勝利することで市東さんの農地取り上げを中止させることが出来ます。私たち関西実行委員会は、引き続き署名活動を続け79日三里塚現地闘争に結集し、810日第回目の裁判に結集しましょう。

 裁判所に署名6395筆を提出

 17525_2この日、関西実行委員会から三名が、全国の仲間と共に午前9時から千葉中央公園で開かれた決起集会に参加。裁判所までデモ行進を行い、裁判に先立って反対同盟の市東さんを先頭に「強制執行するな」の緊急署名6395筆を提出しました。何よりも市東孝雄さんを激励し、命の農地を守り抜く連帯の署名です。私たちはこの間各地の集会などで署名を集め、全力で取り組んできました。さらに署名活動に全力をあげましょう。裁判が終わって報告会の中で葉山弁護団長は「この署名の力と本日の傍聴席を満杯にする熱気で、裁判長と被告NAAを圧倒した」と語り、17525_3さらなる決起を呼びかけました。

 裁判は1035分に開廷されて裁判長が原告・被告双方の陳述を確認。反対同盟から葉山弁護団長がこの裁判の論点を総論的に述べて「1994年隅谷調査団の提言でNAAが強制執行権を放棄した。今回の強制執行の動きは、約束に違反しており、農地取り上げは認められない。改めて強制執行権の無効を主張する。また、強制収用の目的、緊急性も示されていない。さらに市東さんへの離農補償金の交渉もされていない」などを訴え「金子、吉川」の学説からも請求異議裁判の正しさを主張しました。各弁護士からも「強制執行権は無効、強制収用は権利濫用だ、NAAの信義則違反を認めるな。」「強制収用の理由として空港整備と曖昧な回答をしているが、天神峰の土地も南台の土地も農家の命であり、市東さんを追い出す強制執行は許されない」など厳しくNAAを追及。

 NAAは裁判長からの求釈明に対してもまともに応えようとせず、「条件と書いてあるが負担にすぎない、市東さんへの離作保証はすぐに払わなくてよい。明け渡した後に払えばよい」との姿勢に怒りがこみ上げます。

 傍聴席からは「強制執行するな」「請求異議を認めろ」の声が続き、裁判長とNAAに対して抗議の声がたたきつけられました。

  強制執行は権利の濫用だ

 17525_4また報告会の席上で遠藤弁護士は「最高裁の確定判決に対して請求異議を申し立てているので、例外中の例外の裁判となっている。条件が限定された中での裁判ですが道が見えてきた、」「強制収用の目的が曖昧なままで出された判決による強制執行は権利の濫用にあたる、との主張をこれから進めたい」と説明しました。

 3月の第一回口頭弁論後に「二回目で弁論打ち切り、結審か」との危惧を持ちましたが、最高裁で確定した判決でも覆すことが出来る、でたらめな判決であることを実証して、権利濫用は許されない判例を活用できる、という弁護団の固い決意を学びました。第三回目は酷暑の真っただ中ですが、市東孝雄さんの闘い、反対同盟、弁護団の闘いに連帯し、共に闘いましょう。

                関実事務局  安藤眞一

 

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2017年4月25日 (火)

耕作権裁判口頭弁論 (4月24日)

 昨日、24日、耕作権裁判の口頭弁論が開かれた。
 17424法廷に先立って、裁判所近くの葭川公園で簡単な集会をやって、裁判所までデモ。集会には、韓国の民主労総から連帯の挨拶があった後、萩原富夫さんから提起が。17424_2動労千葉、関西実行委、市東さんの会から挨拶をしてデモに。

 裁判は、左陪席の裁判官が代わったことから、これまでの経緯を弁護団が更新手続きとして弁論を展開した。その後、若干のやりとりが。次回、次々回の日程が、6月26日(月)、9月25日(月)、それぞれ午前10時半開廷を確認した。17424_3その上で、裁判長が、5月22日(月)新ヤグラ裁判の後にこの耕作権裁判の進行協議の日程を入れる事を固執。この時点で進行協議をなぜ行うのか、弁護団は渋った。しかし、裁判長の権限で日程がはいった。ここに、原告の空港会社による証拠偽造や、17424_43回にわたる文書開示の裁判所の命令にまったく応じないなど、原告の対応を原因として裁判が遅々として進まないことに対する裁判所、国のいら立ちが原因ではないだろうか。

 法廷後開かれた報告会で、市東孝雄さんが、「裁判勝利をめざして闘おう」とこれまでにない言葉で挨拶を締めくくったのが印象的だった。

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2017年3月27日 (月)

3・26三里塚全国総決起集会

17326
 昨日、成田市のニュータウンにある赤坂公園で、「市東さんの農地を守ろう!17326_2 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒! 3・26三里塚全国総決起集会」が、時折氷雨が降る寒い中、700余名の結集で開かれました。

 集会の基調報告を萩原富夫さんが、(1)市東さんの農地を守ろう!、(2)空港機能強化案を粉砕しよう!、(3)戦争体制づくりを許さず安倍打倒へ!、17326_4と3点にわたって提起した。
 市東孝雄さんが所用で遅れて参加され挨拶と決意を語られた。
 17326_5関西実行委員会を代表して、久しぶりに参加された永井満代表世話人が挨拶。

 集会の最後に「決戦本部アピール」を、本部長の太郎良陽一さんが読み上げ、成田駅近くまでの2.3キロのデモが出発した。

 この日、新たに強制執行請求の不許可を求める「三里塚・請求異議裁判署名」が提起された。呼びかけ「17.3.26強制執行をとめるための署名のお願い・改.pdf」をダウンロード、署名用紙「17.3.26市東さん署名.pdf」をダウンロードをそれぞれプリントアウトして、直ちに周辺での署名活動に入ろう!ひとまず、5月25日の請求異議裁判第2回口頭弁論に向け、5月10日を第1次締切として、関西実行委員会事務局まで送ってください。17326_6





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