2017年2月26日 (日)

2・12集会  主催者挨拶 山元一英さん

主催者挨拶 全港湾関西地方大阪支部顧問 山元一英さん

 みなさん。こんにちは。連休でせっかくお休みのところ、このようにたくさんのみなさんの結集をいただきまして、ほんとにありがとうございます。ただいま紹介をうけました、私、いま全港湾の大阪支部で一応「顧問」という肩書をいただいて地域で活動しております山元です。本日よろしくお願いしたいと思います。
 
本日の集会はですね、「国策とたたかう農民・農地を守ろう」という、農業問題を中心に本集会をしようという話しになりました。それにも、あの農民の土地を強奪をして、強制的に多くの人々を犯罪者に仕立てあげて、そして成田空港の建設がされた。60年代の後半の日本の中で最大の全国的な大きなたたかいであっただろうと思います。
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また、5年前に、福島第1原発の大きな事故がありました。この原発についても、日本の中でエネルギー政策を原発に頼る段階から、原発の危険性を多くの人たちから訴えています。そしてあの大きな事故につながって、いまだに10万人近くの人たちが福島に帰れないという状況があって、にもかかわらず政府は原発の再稼働をすすめている。
 
そして、今、現在的には、沖縄で、地方自治体を含めて県民のほとんどの人たちが、もう軍事空港はいらないんだと、新しい基地はいらないんだと、この声をかけて県民ぐるみでのたたかいが行われているにもかかわらず、政府は機動隊を導入しながら、辺野古、高江の米軍基地の建設を強行している。
 
こういったいわゆる「住民の自治」を無視する、あるいは市民、住民の安全、平和に暮らしていきたいという切実な願いを国の権力によって強権的に潰していこうとする、こういった状況があるだろうと思います。
 
今日は、このそれぞれの、三里塚の現状、沖縄の基地の現状、そして福島の現状、この三つを結んで、「国策とたたかう農民・農地を守ろう」と「アベ政治」「安倍政権」に拒否を突き付け、今年には安倍政権を倒そうじゃないか、そういう一つの契機となる集まりになればというふうに思っている所であります。
 
私は大阪で、昨年TPPの加盟問題が浮上して、「STOP!TPP緊急行動」を立ち上げて、いろんな人たちと、農業問題、あるいは日本の食糧問題、あるいは医療、さまざまな分野で、TPPに加盟をすると日本の社会はどうなるのか、日本の農業はどうなるのか、いうようなことに危惧をして運動をしています。そういった中で、とりわけ農業の問題につきましては、この39%しかない日本の自給率の中で、こういうTPPにもし加盟をすれば、日本の自給率が13%に落ちてしまう。とにかく日本の食糧、あるいは農業が壊滅をさせられて、日本の食糧が外国からの輸入にほとんど頼る、こういう状況がつくられるということを学びました。
 
どこの国が、自分の国の国民を喰わせるのに、自分の国の農業を破壊して、自分の国の国民の食糧を食べさせないような産業構造をつくって、そういう状況を外国に支配をされて、外国の、とりわけアメリカの言いなりになるような日本の社会を、引き続き我々が求めるのかと、望んでいるのかということが一つ問われているのではないかというふうに感じたところであります。
 
幸いにもアメリカのトランプが登場して、彼の政治が私はいいとは思いませんけれども、とりあえずTPPについては「NO」ということで、今のところ停まったのはいいことじゃないかというふうに思っています。
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このトランプの政治と、昨日、一昨日の日米の会談を観ていますと、安部さんというのはほんとに主体性のない、トランプの腰巾着で、機嫌取りをして、ヨーロッパの国の人々はトランプのこの政治の危うさ、危険性を警鐘を鳴らしているにもかかわらず、安部さんは一生懸命トランプを持ち上げて、日米同盟を高らかに宣言をしているわけでありますけれども、外国の軍隊によって日本を守ってもらうだとか、「核の傘」という幻想の中で日本をますます憲法をないがしろにして、憲法の上に日米安保を置いて、専制、独占産業への道である大企業の利益になるような経済構造を作ろうとしている、そういった、昔で言えば『売国奴』、我々が日本の国をどうするかといえば一番真剣に考えている人たちではないかと思いますから、安部こそは、そういう意味で彼らが日本の「国益」というならば、彼らこそはこの「国益」を売りとばしていく売国奴ではないかと、非常に感じている所であります。
 
いずれにしましても、私たちは、今、政府が行っている改憲の策動、そしてアメリカの最新の基地を海を埋め立てて、そして漁民の漁業権を潰して、そして住民の安心してくらせる土地を強奪して、そこに新しい基地を作ろうとするこの策動を絶対許すことはできない。また、三里塚の中でいまだに農地を守って頑張って生きておられる農民の人たちとも連帯をしながら頑張っていきたいなと思います。
 
最後に、今日、置賜の自給圏の菅野さんがお見えになっています。実は私、3年前にソウルで14ヵ国が集まって、新自由主義のグローバリゼーションに反対する各国のNPOだとか、あるいは自治体の運動だとか、あるいは労働組合の運動だとか、こういう人たちが集まって、国際会議があったんです。そして、今度は去年の9月に、カナダのモントリオールで、実は前は14ヵ国しか集まっていなかったのに、この一年前のモントリオールでは62ヵ国、330の団体の代表の人たちが集まって、新自由主義のグローバル化に反対して資本主義という枠内だけでも地域の人たちが手をつないで、新しい声を生みだす、あるいはそこで作りだされた品物を勉強しながら、要するに「自給圏」、自治圏を作っていこうではないかという、こういう流れが世界中で生まれています。
 
そういう意味でいうならば、新自由主義の経済路線がもう最後のアップアップした中にあって、世界の資本主義は次の状況にあって、彼らは闇雲に住民を、市民を、あるいは労働者を弾圧して彼らの経済体制を作ろうとしていますけれども、彼ら自身が危機の中にあって、世界中がそれに「NO」という流れを作ろうとしているということを感じてきました。
 
日本の中でも作れるんじゃないか。われわれは、われわれの住民の勉強をしながら、新しい経済圏を、自治的な経済圏を作れるんじゃないかということを感じています。
 
生コンの仲間では協同組合が作られて、中小企業と労働組合が手を組んで、生産したもの、得たものを平等に振り分けて行こうと、競争を排して、効率だけを求める経済ではなくて、共労して、強力をして勉強する経済を造ろうという動きがあります。そういった動きの一環として、今後の展望も築いていければなと思います。
 
今日の集会を契機に、より一層の皆さんが、様々な産業のみなさんが勉強をしながら、今の安倍の政治、あるいは独占の政治に鉄槌をくだしていく、そういう一つの契機に今日の集会をしていただくことをお願いして主催者を代表しての挨拶としたいと思います。ともに頑張りましょう。

(文責は、録音を起こした当ブログ管理人にあることをお断りいたします)

 

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2017年2月15日 (水)

「三里塚50年にさいして」関西集会が大成功

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 2月12日、大阪の港区民センターで「国策とたたかう農民・農地を守ろう! アベ政治を許さない! 17212_2-三里塚闘争50年にさいして-」が、17212_3会場を一杯にする250人の熱気の中で開かれました。

 司会は、全国金属機械労働組合港合同の樋口曜さん。主催者あいさつは、全日本港湾労働組合関西地方大阪支部顧問の山元一英さん。山元さんは、「アベこそは売国奴。安倍政権を年内に打倒しよう」「自給圏、自治を守る世界の流れが始まっている」と訴えた。17212_4労働組合として全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部書記長の西山直洋さんが挨拶。「相手がピンチだからこうなっている。私たちにチャンスがある」「土を耕す長い農民のたたかいとともに」と、動労千葉のジェット闘争を引き合いに出しながら、「今こそ労働組合の戦線を拡げよう」と提起した。

 17212ここで、集会準備の過程から先頭に立って関わってこられた大野和興さん(農業ジャーナリスト)が今日の集会についての基調の提起を行った。民衆の反グローバリゼーションの営みに対する現下の排外主義、ナショナリズムの動きがトランプ、アベに象徴されると指摘。しかし、ネイティブアメリカンが自らが闘っている中から沖縄にメッセ―ジが贈ったことを例にあげ、17212_3「世界はつながっている」と。そして第一に、世界で、森の民、山の民、海の民、土の民がそういう目にあいながら闘っている、それが「三里塚50年」だ。第二に、「自分のくらしを創造していく」「宇宙とは人そのものであり、その人が世界であり、その世界が無限に広がっていく。それを奪われてはならない」「民衆のグローバりゼーションを」。そこに三里塚50年の意味があり、沖縄があり、福島があると提起された。

17212_6 さあ、メインの遠く山形から来てくれた置賜(おきたま)自給圏推進機構常務理事・菅野芳秀さんの「農民の自律と地域の自立 -置賜自給圏づくりに至る一百姓の思いと行動-」と題した講演。自らの三里塚、沖縄との係わりから始まる農民としての在り方の経緯と想いを、短い40分という時間で話された。パワーポイントを用いて生ごみの循環、生産者と消費者の共生という課題「長井市レインボープラン」を話された。
20年をかけたその取り組みの中から生まれた3市5町の「置賜自給圏構想」を、17212_24グローバリズムに対する家族農業(世界の8割なのだ)、なにより「土への謝罪と感謝」を繰り返し訴えられた。そして、新たな闘いへの檄をとばされた。聞いていて感動的だった。

 17212_23休憩をはさみ、沖縄の辺野古・高江の闘いの「歌姫」、川口真由美さんの歌で集会の後半がはじまりました。三里塚の現地から市東孝雄さん、萩原富夫さん、そして市東さんの農地取り上げに反対する会の山口千春さんが登壇した。17212_10市東さんは自らの農地を巡る裁判の状況を説明したうえで、「闘わなければ向こうの意のままになる。沖縄、福島、三里塚が一つになってたたかおう」「農地と土が私のいのちそのもの」と訴えた。萩原さんは、「市東さんの闘いは、17212_22農民にとって普遍的なものだ」「三里塚とはなにだ」「やめていった人も含め、関わった人すべてが三里塚であり、これからどうしていくのかと考えながら50年目を迎えた」と。市東さんの会の山口さんは、「世代を超えて新しい段階に入っている」として、三里塚をともに闘うことを訴え、市東さんの会への結集を呼びかけた。
 17212_21市東さんの農地を守る沖縄の会の安次富浩さんと、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動、辺野古に基地を絶対作らせない大阪行動の平石澄子さんが登壇し、沖縄の現在を訴えた。17212_19ユーモアを交えながら、安次富さんは、海と陸で「決してあきらめない」「くじけない」「しなやかに闘っていく」沖縄の闘いの様子を伝え、三里塚に触れながら一緒に闘い抜く大切さを、地域の地下をパイプラインが通ることに反対するネイティブアメリカンが、沖縄の闘いにつながっているとのメッセージにことよせて触れた。最後に山城博治さんが元気に闘っていることも。平石さんはご自分の体験に踏まえながら、「多少の違いはいい」「多くの人は変われる」「そこに居るだけの人をふやし、多くの人と、ゆるやかにつながっていこう」と呼びかけた。
 17212_16福島からコメ農家で葛尾村議の松本操さんが登壇し、「土を耕すことが農家の希望であり楽しみだ」と話し始められ、三里塚でのじゃが芋掘りに参加した「土のすばらしさ」などの感想を述べたうえで、5~10センチの表土を剥いでしまった。それを畑に戻すには、10年、100年の時間がいると訴えた。フレコンバックが田んぼや畑を奪い、300町歩が6町歩しかない現実と、若い人が戻ってこない状況を訴えた。そして「日本は原発を作ってはいけない」「原子力には絶対反対を貫きたい」と声を大きくしてまとめた。

17212_18 閉会の挨拶を原子爆弾被爆証言者の米澤鐡志さんが。米澤さんは「58年間、被爆体験を語ってきた」とされた上で、「小さな違いをのけて、いっしょになって闘っていくことが今日の集会にあらわされたことだ。83歳になりましたが、みなさんと一緒に闘っていきます」とまとめた。

 3時間を超える集会でしたが、途中の休憩で、そして終わってから多くのみなさんに「今日の話しはよかった」「よかった」のお言葉を驚くほどたくさんいただきました。

 集会賛同は個人、団体あわせて272件、賛同金は56万円を超え、少し黒字の残を残して終えることができました。ご協力いただいたみなさん、そして参加いただいたみなさん。ありがとうございました。

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2017年2月14日 (火)

農地への強制執行停止が決まる!

 今、三里塚現地から今日、行われた最高裁決定に対する異議申し立てに対し、千葉地裁の審尋で、農地への強制執行停止が決まりました。詳しくは、市東さんの農地取り上げに反対する会のブログに速報が掲載されましたので、以下に転載します。

市東さんの農地取り上げに反対する会ブログ

速報!  審尋報告

 今日(2月14日)の審尋で以下を条件に強制執行の停止が正式に決まりました。
 
  ①明日から7日以内に、200万円の保証金を積むこと
  ②停止期間は請求異議裁判の第一審終局まで
 歯止めをかけたという点でひとまずの勝利です。

※※※にわかに裁判長が交代!※※※

 請求異議裁判(地民5部)の裁判長が、鹿子木康裁判官から髙瀬順久裁判官に交代しました。
 この2月に! 多見谷に次ぐ、最高裁の露骨な国策人事です。今日の審尋で初めて姿を現した高瀬裁判官は、とにかく早期結審に向かう態度ぷんぷん。
 鹿子木裁判官は執行停止で審尋を入れ、別件の一坪裁判では証人を採用しており、当然の裁判手順を踏む裁判官でしたが、危ないと見て突然の辞令となったこと間違いなし。(ちなみに明後日は一坪裁判判決期日)

 審尋は11時50分から約30分間。市東孝雄さんと、参考人として萩原富夫さん(産直運動の共同生産者)が陳述しました。

 弁護団は、執行を止めたとしてもNAAに損害は生じないから保証金は不要と主張。損害が生じるなら具体的に挙げよ、と空港会社代理を追及しました。NAA代理人が答えられないと見るや、高瀬裁判長が「裁判所は理解する」と助け舟。また、空港会社代理人は「部分執行も考えている」と口走ったそうです。
 いずれにしても、請求異議裁判は激しい法廷闘争が避けられません。これまでを倍する傍聴参加を訴えます。

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2017年2月 2日 (木)

耕作権裁判報告会での葉山弁護士からの説明

 1月30日の耕作権裁判の報告会で、葉山岳夫弁護士から、現在の裁判の争点について解りやすく説明が行われたので、掲載します(一部省略)。

 「偽造問題」で大きく前進
 傍聴闘争参加、ありがとうございます。こういう闘争で、内田裁判長も、こちら側の言い分をある程度聞くという状況です。引き続きよろしくお願いいたします。
 
今日、こちら側で提出したものは、準備書面の3031、少し前に提出していた乙122号証。この陳述書は、昔、三里塚の現闘で、今は動労千葉の会館の管理をしている千葉さんが書いている。去年12月に受けとったものです。
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その陳述書によると、成田用水反対闘争がありましたね。1984年からですが、その中で、市東(東市)さんが、翌年85721日に反対集会の中で決意表明をしたが、終わって会場に残っていたが、その時にお医者さんのAさんに、「どうも舌がもつれて、旨く発言できなかった」「しゃべろうとしてことばがでてこなかった」とを話していた。これはおかしいということで、翌722日に、千葉県の救急医療センターで医者のSさんに診てもらった。CTスキャンを撮ったが軽い脳梗塞だった。右手、右足が不自由ということ。リハビリということで、千葉県立の千葉県リハビリステーションセンターで治療を週一回受けて、その時に千葉さんが市東さんを送り届けていた。
 
それが85年の12月まで続いた。後は、自然に治って行くのを見守るということになった。回復したわけではなく、右手の痺れとか、右足が若干しびれるというのが残った。ことばは、市東流でとつとつと話すという、おなじみな状況がずっと続いた。
 
1999年の1月に亡くなったが、それまで元気に活動していた。
 
法廷で8512月に二期工事差止め請求訴訟の時に、市東さんの本人尋問を行った。その時に宣誓書に自分の署名捺印をする。その署名捺印した書面、これは市東東市と書いている。これがしっかり自分の特徴を残してるが、ややぎこちない筆跡だ。
 
「どうしてかな」と、23年前にも孝雄さんにも聞いたが、「確か軽い脳梗塞をやったことがある」ということだった。問題はそれがいつだったかということです。(賃借地境界確認書の日付)1988年の411日以前に起こったとすると、その411日の書証、きれいな字で書いてあるんですが、それは誰が書いたんだという話しになる。
 
問題は「それが何時だ」ということだったが、千葉氏がはっきり思い出してくれた。芝山町菱田の山の斜面を切り拓いて作った集会場での発言、終わったあとで発症を確認したという状況です。それがはっきりして、陳述書を書いてくれた。
 
この宣誓書の筆跡に比べると、偽造された(賃借地境界確認書の)署名、捺印は、凄い達筆で書いてる。達筆というか、力強い運筆。乱暴な運筆です。こういうものがその4ヶ月以前の宣誓書の少しぎこちない書面とくらべると、そんなものが書けるような状態ではないことは、根本鑑定の中でも、病状については知らないままに、初めの宣誓書を書いた人が、こんな文字を書けるわけがないと言っている。
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それで、これに関連する書証を出せと提出命令をかけたのですが、これはNAAの方ではいっさい出さない。そもそも、同意書、賃借地境界確認書、そのフォーマットというか書式は、NAAが書いたことは間違いないわけです。NAAが書いて、その中に「市東東市」と何者かが書き入れたわけですよ。そのNAAが書いたフォーマットすらも誰がやったのかはっきりさせないという状況なんで、これはとんでもないことだと思っている。
 
そういう意味で、甲8、甲9の偽造説ということは、さらに一歩進めた。これが準備書面30の趣旨です。
 
準備書面31について。空港会社側の書証で、もともとの賃借地が「41-8」と隣の「A」という土地については、NAA(空港公団)自体が収用委員会等に出した書証等によって、明らかなわけです。従って、こちらの主張が前面にでてきて訴訟の主張が通りそうだという状況になってきている段階だと思う。予断は許されないが、確信をもって次のことが言える。NAAは、同意書、確認書をあくまでこれを正式に書いたもの、親筆だと前提にするわけです。その上で、その同意書、賃借地境界確認書の中の、地主の方の希望する土地について耕作地を動かすということについては同意をすると書いてある。それを盾にとって、同意書、境界確認書で、「どこでもいい」と言ったんだから、「41-8」「41-9」でいいではないか、という居直りを言いだした。
 
それはとんでもないことで、それに反論した。それが、前から反論しているのをもう一度詳しく反論し、求釈明をした準備書面31です。
 
8の同意書と、甲9の賃借地境界確認書の信憑性、偽造か否かということが、あらためて争点化した。その点についてはこちらが決定的に押している状況です。
 
あらゆる努力をして、いろんな書証について、さらに立証を固めて偽造を暴き出そうと思っています。
 
そういう意味で裁判としては、この偽造問題で大きく前進して、この裁判に勝利するという可能性がさらに増えてきた。一層のご協力をお願いします。

 

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2017年1月31日 (火)

耕作権裁判口頭弁論 (1月30日)

17130 昨日1月30日、千葉地裁で耕作権裁判の口頭弁論が開かれた。

 先だって、裁判所近くの葭川公園で簡単な集会が開かれ、その後、裁判所に向けてデモがたたかい取られた。集会では、反対同盟から萩原富夫さんの挨拶と提起が行われ、動労千葉、関西実行委員会、市東さんの会から簡単な決意と挨拶が行われた(右写真はデモの先頭を行く市東孝雄さん)。

 この日の裁判について、裁判事務局が作成した「1・30耕作権裁判傍聴のために」17130_2を引用する。
― 第31回耕作権裁判は、現在偽造文書問題及びNAA(成田空港会社)による農地取得が違法・無効であること等を焦点に争われています(左写真は萩原富夫さん)。
 NAAが市東東市さん(孝雄さんのお父さん)の耕作地特定の唯一の根拠としている「同意書」、「境界確認書」は、NAAによって偽造されたものであることは既に根本鑑定書等によって明らかにされています。さらに弁護団は偽造であることを筆圧痕の違いから明らかにするために筆圧鑑定書を準備しています。17130_3またNAAが市東東市さんの署名と主張している字は非常に勢いのある字ですが、この頃に市東さんは軽い脳梗塞になって箸をもつことや字を書くのが不自由であったこと、そのために千葉県リハビリテーションに半年余り通院し、その後も軽い後遺症が残って字を書くのが不自由な状態であったこと、等を証明する陳述書を提出しました(右写真は、裁判所前をデモしている。右端が市東さん)。
 この偽造文書問題については、農地裁判の一審多見谷判決では全く触れられず無視されて高裁、最高裁もそのまま踏襲してきました。17130_4しかし、追い詰められたNAAはこれ以上無視し続けるのは不利と見て、「NAA側が提出した石井鑑定書は杜撰きわまりないもので鑑定書たりえない」と根底的に批判されたことに対して、弁護団の柳谷鑑定書への反論ならざる居直りの「準備書面」を提出してきました。この文書偽造問題を徹底的に追及して、「同意書」、「確認書」が偽造であることを証明しよう。―

 法廷では、満席の傍聴席が見守る中、この「傍聴のために」が示したように、弁護団によってNAA側を徹底的に追い詰めました。

 17130_5次回は4月24日(月)、次々回が6月26日(月)に開廷する(いずれも午前10時半から)ことを確認して、この日の法廷は終わりました。

 閉廷後、場所を移して報告会(右写真)が行われ、市東孝雄さんの挨拶のあと、弁護団からこの日の裁判の説明が行われた。法廷前の集会で発言できなかったみなさんからの挨拶と決意があって、この日のたたかいを終えた。

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2017年1月17日 (火)

三里塚関西実行委の団結旗開き (1月15日)

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17115_2 1月15日、三里塚現地から反対同盟の太郎良陽一さんを迎えて、三里塚関西実行委員会の旗開きが、60人の結集で賑やかに開かれました。

 17115_3主催者挨拶は山本善偉世話人。みなさんの前に姿を現したのは昨年8月以来。秋に弱られたことなどどこ吹く風のお元気な姿を見せて、「闘う仲間と一緒に、ここに立てるということが」と喜びをかみしめながら話された。
 17115_4来賓あいさつ。反対同盟の太郎良さんは、関実結成と同じ1972年に現地に入った以降の経緯に触れながら、今回「市東さんの農地強制収用阻止!決戦本部」を立ち上げ「俺がやるしかないじゃないか」と決戦本部長を引き受けた想いを語った。17115_5そして市東さんの農地の強制収用の闘いと第3滑走路との闘いに触れ、「市東さんとともに闘おう」「自分の生き方をここにかける」と、自らの決意とともに、呼びかけられた。
 連帯の挨拶が、部落解放同盟全国連の池本さん、全日建関西生コンの西山さんからあった。お二人とも、「国策とたたかう農民・農地を守ろう!アベ政治を許さない!-三里塚闘争50年にさいして-」2・12集会への決意を語られた。
 17115_6ここで事務局の松原から、市東さんの農地17115_7への強制収用情勢の切迫と、そのためにも「2・12」集会の重要性と取り組みの現状が訴えられた。
 所用で遅れた永井満関実代表世話人が、簡単な挨拶の上で、乾杯の音頭をとった。

 17115_8ここからは、恒例の挨拶と「芸」が披露された。関西合同労組の佐々木副委員長、すでに66回の福島行動を続けて三里塚と結んでいる古河さん、17115_9障害者運動の高見さん、海と空を戦争につかわせない会の掛屋さん、関電包囲行動の仰木さん、宝塚宗教者・市民平和会議の福井さんと挨拶が続いた。
 もう恒例になった梶原先生のウクレレ。そして初参加の辺野古の神戸行動、大阪行動の平石さん、風をおこす女の会の松野尾さんの訴えのあと守田さんなどによる踊りと唄。永井さん、17115_10山本さんはもちろん、太郎良さんまで巻き込んで。「芸」の最後は、これも恒例になった関実主力(?)のクリスチャン(「元」を含む)勢ぞろいによる讃美歌が「立てよ、いざ立て」と唄われた・・・。

 旗開き最後は、全員が輪になって「反対同盟の歌」と「インター」の大合唱(冒頭の写真)。
 さあ、市東さんの農地決戦、裁判闘争、3・26全国集会(成田市)に総17115_11決起しよう!

 終わってから、近くの店で、太郎良さんを囲んで、ささやかな二次会が開かれました。

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2017年1月13日 (金)

三里塚反対同盟旗開き  関生・西山さんの挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

 1719皆さん方の話しを聞かせていただいて、今年も闘う年になるのではないかと確信をもちました。

 今日は、私たちの闘いのことを紹介していきたいと思います。

 関西生コンでは、この2017年、激動の闘いになるんじゃないかと思っています。

 年末から関西で3ヶ所で緊急泊まり込み闘争に入りました。これは中小企業が苦しんでいる状態ではありますが、大企業から収奪されているということが解かっていない中小企業経営者の弾圧事件です。もう一つは、大企業による私たちの運動を止めるための弾圧策動いうのがあって、職場闘争を現在闘っています。

 3ヶ所で年末年始を過ごすというのは、今の社会がそのようにさせているんじゃないかなと思います。1月1日の元旦闘争には、500人の組合員が結集して、闘いました。これでいきなりスタートを切ったということです。

 それで、私たちはこの一年、17年をどういうたたかいをしなければいけないのか、いうことを考えさせられていると思います。

 やはり、運動体を大きくしていく、そのためにはどういう形をみなさんに訴えて行くか。そのために一番思わなければいけないのは、現在、権力側の分裂策動が巧妙に、陰湿に流されていると思います。年末に流されていた「沖縄の反対運動をしている人たちは、ほんとうに暴力的にやっている」というマスコミ報道が結構一斉になされたと思います。ほんとに知らない人たちは、それを観て、「あ、そうなんや」と思ってしまいますが、今のアベ政権の嘘とデタラメ、そしてマスコミを使った戦略、私たちはこれにたいしてどのように闘っていかなければいけないか、というふうに思っています。

 1719_2それで、この三里塚の50年の闘い、これをほんとに一般の人たち、特に若い人たちに伝えなければいけない、いうのが私たちの想いです。特に関西においては、三里塚闘争など若い人たちはまったく知りません。運動をつくる人たちが、「昔、こんなことがあったんや」いうのが現状です。現地に多くの若者を結集させていかなければいけないとともにその取り組みをひろげさせていかなければならないと思っています。

やはり、一番は住民闘争を、どのように労働組合がひっぱっていくのか、そこが一番大きなテーマやと思います。やはり、世の中を変えていくには、労働組合が先頭に立って登場していかなければいけない。

私たちも、労働運動をもっともっと前進させていく、その役割を担っていくと考えています。

この2017年は、ほんとうに権力側の攻撃と全面的に闘っていく、そういう決意をみなさんの前で表明し、そしてこの三里塚闘争を、決してあきらめずにともに闘っていくということを表明して、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いします。

        (文責は、当ブログ管理人にあります)

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2017年1月12日 (木)

反対同盟旗開き 主催者挨拶 市東孝雄さん

2017年 三里塚反対同盟新年団結旗開き

    主催者挨拶   市東孝雄さん

 

2016年は、いろんなことがありました。3月の成田集会からはじまり、7月、同盟50周年、集会が大成功の裡に終わりました。そして11月シンポ。

そういった中で、1025日、最高裁がまったく許せない、攻撃的な反動判決がだされました。ほんとに腸(はらわた)が煮えくり返るくらいのね、気持ちです。

 あれだけ弁護士さんたちが証拠を示しても、1719国は、国策に従わないものは、もう、そんなことは一切認めないと、とんでもない暴挙ですね。私は絶対に認めることができません。

 しかし、一年を通しまして、すべて勝利的に闘いきった年だと思います。是も皆さんのたたかいです。

 これからが17年。まってました。みなさんが登場です。私一人の力では何もできません。強制執行の判決が出た以上、何時くるかわかりません。しかし、皆さん一人一がこの市東孝雄になってもらって、この攻撃をはね返していただきたいと、そのようなことを考えています。

そのために現地へ1時間でも、2時間でも、ちょっとだけでもいいです。お顔をだけでも出していただければ、私も「頑張る」という気持ちになりますので、どうかひとつよろしくお願いいたします。

1719_2今、安倍政権の下で、戦争、この間も真珠湾で、口では「戦争はやっちゃあいけない」と言っていますが、自分の中では成田空港の軍事空港化を考えています。そのためのオスプレイとか。まったくやっていることは、デタラメというか、お祖父さんがやれなかったことを自分が一生懸命やるんだというような、それだけのような気がします。

だけど、声を出さないことで彼らの言うなりになるわけにはいきません。みんなで声を出して防ぎましょう。

17年はそういう年にしたいと思います。

どうかみなさん。一人でも多く現地に駆け付け、ともに闘っていただきたい。よろしくお願いいたします。

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2017年1月11日 (水)

反対同盟の闘争宣言

 一昨日の三里塚反対同盟の旗開きで2017年の「闘争宣言」が出された。

      2017年 闘争宣言

 2017年、反対同盟は市東孝雄さんに対する強制執行攻撃との決戦を宣言する。市東さんの畑7300平方㍍および自宅前の作業場、育苗ハウス、離れ等への強制執行は、戦後最大の「強制収用」だ。我々は断じて許さない。
 三里塚50年の闘いと、「何があってもこの地で農業を続ける」という市東さんの決意の前に、国土交通省・NAAは追いつめられ、裁判所を使った違法な農地取り上げに踏み込んできたのだ。
 北総台地のこの豊かな農地を守り耕し育てることこそ、農民としての尊厳をかけた生き方だ。国策を阻み51年目を迎えた三里塚闘争は、安倍政権による農民殺しと対決して、実力闘争に立つ。体を張って正義を貫き、とことん闘う。そして、「第3滑走路反対」に決起を開始した周辺騒音下住民とともに、「空港機能強化策」を粉砕する。
 強制執行攻撃との闘いはまったなしだ。反対同盟は、本日より強制執行阻止決戦本部を立ち上げ、臨戦態勢に入ることを宣言する。三里塚・天神峰に決戦本部を構え、強制執行を迎え撃つ。反対同盟とともに総決起しよう。
 1月30日の耕作権裁判とデモへの大結集で勝利の突破口を開こう。さらに、2月14日の強制執行停止を求める審尋、3月2日の請求異議裁判を千葉地裁弾劾の声で包囲しよう。強制執行阻止の決戦態勢を強化しよう。
 これまで三里塚を闘ってきてくれた人々はもちろん、さまざまな職場で闘う人々、地域で闘う人々、こぶしを握りしめている人々、家族とともに闘う人々に広く大きく三里塚現地への結集を呼びかける。ぜひ、現地にかけつけてほしい。動労千葉、関西生コンをはじめとした労働組合、農民団体、学生、市民との絆をさらに強固にし、市東さんの農地決戦に勝利しよう。
 新自由主義の破たん、資本主義の行きづまりが世界中で戦争を引き起こし、労働者人民を殺りくと貧困の中に叩き込んでいる。三里塚闘争は、末期的危機に立つ資本主義に抗して闘う全人民の砦だ。
 韓国との軍事情報包括保護協定の締結、自衛隊の南スーダン派兵における「駆けつけ警護」任務付与など、戦争・改憲に踏み込む安倍政権を打倒しよう。「働き方改革」、「規制撤廃の新農政」をはじめとした労働者・農民への圧殺攻撃許すな。激突する沖縄・辺野古、高江のたたかいに連帯して闘おう。帰還強制と闘う福島とともに、全原発廃炉へ進撃しよう。民主労総を先頭とした韓国人民の巨万の決起に続こう。1・30耕作権裁判闘争から3・26全国総決起集会へ! 全人民決起をつくりだし、市東さんの農地決戦に勝利しよう。     2017年1月9日 
                    三里塚芝山連合空港反対同盟

「闘争宣言」PDF 「17.1.9闘争宣言.pdf」をダウンロード 
あわせてこの日、「市東さんの農地強制収用阻止!決戦本部」が立ち上がり、そのニュース「決戦本部ニュース」「17.1.9決戦本部ニュース.pdf」をダウンロードが配られた。


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2017年1月10日 (火)

三里塚反対同盟 2017年新年団結旗開き (1月9日)

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 1月9日、三里塚反対同盟は、午前中の現地での新年デモを行って、昼から成田市内で「2017年新年団結旗開き」を行った。全国から100数十名が参加した。

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 市東孝雄さんが、主催者の挨拶をされています。それが反対同盟ブログにアップされていますので、ご覧ください。http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2017/01/post-170109-3.html









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