三里塚から今週の野菜が届きました。箱は大きいのですが、重さがそれほどでもない。
箱を開けると、白菜が一回り小さくなり(これで普通の大きさ)、大根が巨大な三浦大根から聖護院大根に代わっています。ほっ。
カブ、サツマイモ、ニンジン、ジャガイモ、ターサイ、聖護院大根、白菜、ネギ 以上8品です。
昨年末11月24日から、空港会社NAA、国家権力は、すでに当ブログでも報じてきていますように、市東孝雄さんの畑の7割、市東さん宅前の中庭とそこにある離れや作業場などを強制収用しようと虎視眈々と狙っています。市東さん親子3代が、110年をかけて営んできて、今の産直運動に象徴されるように、私たち消費者とともに歩みを進め、淡々と農作業に勤しんできたものを破壊し、奪い去ろうというのです。それは、国家権力による1961年の農業基本法以来の、家族農業を破壊し、農業の規模拡大の名のもとに資本家たちの「経済発展」の野望を成し遂げようとするものでしかありません。
そのことに大きく立ちはだかってきたのが、56年にわたる三里塚闘争、成田空港反対闘争であり、市東さん親子2代の闘いなのです。強制収用によって成田空港の運用に何一つ効果がないにもかかわらず、そしてなぜ今しなければならないのかと言わざるをえないこの市東さんへの襲撃的な攻撃をかけてくるのか。それは、三里塚闘争への憎悪であり、その闘いの破壊であり、市東さんの闘いへの襲撃、ただただそれを目的とした卑劣な、悪辣な国家権力の意志以外の何物でもありません。
2枚目の写真(1月29日撮影)が、県道から市東さんのお宅へ入る団結街道(かってそう呼ばれていた)の入り口で、座り込み、市東さんのお宅の筋向いにある機動隊官舎(3枚目写真)への車、機動隊の出入りを監視しています。ちょっと寒さの厳しい今は大変ですが、前日の午後11時から午前7時までは車の中から監視行動を行い、午前7時から日没まで1時間交代で座り込みと監視行動が続けられています。
写真の立ち木は、もっとうっそうとした林だったのですが、国家権力は、機動隊官舎から24時間、この座り込み、市東さん宅と中庭の人の出入りを監視するために伐採を強行しました。写真の機動隊官舎の屋上から、24時間、市東さん宅の出入りなどが監視されています。
4日後の2月5日(日)には、午後1時から市東さんの中庭でこの事態への抗議集会を行い、成田空港までの抗議のデモを行います。一人でも多くのみなさんが、特に関東のみなさんが、駆け付けてくださることを訴えます。また、毎日行われている座り込み・監視行動に参加してくださることを訴えます。
私も、5度目になりますが、この4日から現地に入り、座り込み行動に参加しながら、5日の集会、そしてそれ以降の座り込みを7日まで行う予定です。私の体力からは、3泊4日が限度のようですが。
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