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2022年12月 5日 (月)

11・28 耕作権裁判傍聴報告  証拠隠し許さず 審理を尽くせ

 強制執行攻防の只中で

 11月28日、耕作権裁判の開廷に先立って千葉葭川公園では集会が開かれ、今日にも権力の不当な強制執行(農機具小屋や看板、農地など)が強行されることを予想して現地座り込み闘争が続けられており、その皆さんと連帯して裁判闘争が闘われました。
 集会の挨拶に立った反対同盟の萩原さんは「私たちは、戸村委員長や北原さん、市東東市さん、萩原進さんたちの闘いを引き継いで農地を守り切る闘いを続けている。強制執行を許さない為にあらゆる工夫をやろう」と呼びかけました。
 関西実行委員会の安藤は「いま、公平と正義が踏みにじられようとしている。許せない動きだ。本日、緊急署名140筆を反対同盟に手渡した。皆の声と力で農地を守ろう。関西では年末団結野菜市を闘います」と連帯の挨拶を行いました。
 (写真は、開廷前の集会後のデモ)
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  NAA、苦しい弁明

 この日の裁判は10時32分に開廷され本田晃裁判長が相変わらずの小声で陳述書の確認を始めるや否や、傍聴席から「マイクを通せ、マイクを立てろ」との抗議の声が起こり、弁護団からも音量調整を要請したのに裁判長は無視、強硬姿勢むき出しの訴訟指揮の中で傍聴闘争が始まりました。
 最初に裁判長から、被告代理人より出されている立証プランでは、弁論が長期間(来年の11月?)に及びそうなので早めに詳細を出してほしい、との要請があり一瀬弁護士は3月17日の進行協議までに提出することを確約。さらに一瀬弁護士は被告の市東さんから藤﨑氏(旧地主)やNAAの職員の釈明を求めていることを強調。このやり取りを受けて、原告代理人の上野弁護士は「従来の説明は間違いだ」と苦しい答弁を繰り返し、反対同盟が確実にNAAを追い込んでいること確信しました。
 結局のところ3月17日の進行協議前までに、速やかに双方が書面を裁判所に提出すこととなり、この日の裁判は閉廷しました。

 市東さん「絶対に負けない」

 短めの裁判が終わり弁護士会館で報告会が行われました。最初に市東さんから「現地では厳しい座り込み闘争が続いている。この皆さんと共にNAAのウソを暴いてゆく。絶対に負けるわけにはいかない」と並々ならぬ決意表明がありました。
 これに応えて、弁護士全員から裁判の解説と感想がありました。その中で、今回の強制執行対象になっている南台農地の説明がホワイトボードわかりやすく解説されました。
 会場からの質疑応答で、現地での座り込みに決起するとの決意表明も続きました。関実の仲間もこの座り込み闘争に参加しています。
                          (安藤 眞一)

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