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2021年12月22日 (水)

今週の産直野菜(12月22日)

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三里塚から今週のというか、今年最後の野菜が届きました(本来なら年末の正月野菜があるのですが、今年は一部の不作で中止。返す返すも残念!)。箱を持ったら、重たい! 白菜がデッカイ! しかし、葉物がない。富夫さんは「白菜の重さでは、ダメ?」というけれど、やはりなぁ・・・。代わりに早いからし菜漬け。

サツマイモ、ゴボウ、ニンジン、からし菜漬け、白菜、カブ、聖護院大根、ネギ 以上8品です。

いろいろあったこの1年でしたが、何と言っても6月8日の最高裁による農地法裁判の上告棄却、そして市東孝雄さんの農地への強制収用が何時でも可能となった事態です。しかし、国(空港会社)による提訴以来、14年、「空港の運用に支障がある」として始められた裁判で誘導路の信号までつけて大騒ぎした。しかし、そのうちに空港会社は、その信号を取っ払い、委細構わず運行を強行している。何が「支障がある」だ。しかも、その農地は親子3代、100年を越えて耕作されてきた優良農地なのだ。農業を切り捨てる自民党農政ならではのこの判決による攻撃に改めて腹が立つ。しかも、同じ農地をめぐる耕作権裁判では、空港会社による偽証、証拠捏造などが明らかになり、この農地裁判より先に始まりながら、いまだに千葉地裁で証人尋問さえできずにいる。ここに空港会社のいろんな意味での不法、不当が明らかになっている。「許せない!」の怒りを胸に、今年も越年です。

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2021年12月15日 (水)

今週の産直野菜 (12月15日)

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三里塚から野菜が届きました。
ほうれん草、サツマイモ、ニンジン、白菜、ネギ、聖護院大根、ジャガイモ 以上7品です。葉物が少ない! これでは年末正月野菜ができないわけだ。悲しいですが、納得・・・。その代わりではないですが、いつもは年明け、昨年は4月になってから入ってきたからし菜漬けが、今週末には入るようですので、来週の年内の最終便に入ってくるのでしょうか。

デッカイ白菜。毎日、鍋にしても消化できるかな? しかし、そのためにはちょっと葉物が不足。大根の葉も使い、頑張りましょう。

 

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2021年12月 8日 (水)

今週の産直野菜 (12月8日)

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先ほど三里塚から野菜が届きました。

チンゲン菜、小松菜、ブロッコリー、里芋、ジャガイモ、ルッコラ、ほうれん草、聖護院大根、ネギ、ニンジン
以上 10品です。いつもは、2月ごろ大根と入れ替わる聖護院大根が入っているのにびっくり。「野菜だより」によれば、よく育っているため入れたとか。
「正月野菜」が中止になったので、年末・正月に向け工夫して食べていこう。

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2021年12月 7日 (火)

1年ぶりの耕作権裁判、口頭弁論開かれる(12月6日)

市東さんの農地をだまし取るNAAと国家権力は許せない

耕作権裁判はコロナ禍の影響で法廷が一年間も開けませんでしたが「終わりよければ全て良し」の決意で、関西から2名の仲間と共に参加しました。この日も裁判前の決起集会が千葉中央公園で開催され、反対同盟の萩原富夫さんより「市東孝雄さんに15年間も不法耕作者の汚名を着せて、農地をだまし取った証拠を出さないNAAを追及しよう」とのアピールがありました。安藤は「昨日の大阪うつぼ公園での老朽原発再稼働阻止の闘いと、三里塚の農地を守る闘いは、どちらも私たちの命を守る闘いだ。市東さんの決意に応えて、本日の裁判でNAAと裁判所を押しまくろう」と短く連帯の挨拶を行いました。公園から裁判所までの短い距離をデモ行進し、裁判傍聴の為に傍聴券抽選の列に並び、コロナ禍での人数制限(普段の半数)で見事に外れましたが天の助けで傍聴席に座れました。

この日の裁判は、1年ぶりとあって裁判官の交代もあり、「更新意見陳述」の弁論が行われました。千葉地裁民事第二部の本田晃裁判長は今までで一番か細い声の裁判長で、傍聴席から何度も「聞こえません」との声が起こり大丈夫かいな、との第一印象を持ちましたが、裁判後の報告会で弁護団から「この裁判長は出来るだけ弁論を先送りしたいようだ。今まで三か月に一度の弁論が四か月になっている」との声があがるほどでした。

 先行き不安な訴訟指揮ですが裁判の口火を切って市東孝雄さんは「私の父親が耕作していた農地の地番を間違えて明け渡せとは何事か。私の農地では作物がよく生育している。無農薬・有機栽培の野菜を多くの皆さんに喜んでもらっている。この農業に誇りを持っている。NAAは農地をだまし取ろうとした偽造証拠をすべて出しなさい」と本人陳述を行い、傍聴席から大きな拍手が起こりました。

 続いて、出席したすべての弁護士から弁論範囲を分担しての意見陳述が行われました。

この裁判では、NAAが農地の場所、地番を確定する手続きがズサンで、しかも契約書や地積図に誤りがあったり、市東東市さんの筆跡が偽物で、どこから見てもNAAが市東さんに農地を明け渡せという資格がないことを強調。違法行為を細部にわたって立証する弁論が行われました。特に追求した項目では、かつての文書提出命令に対して、黒塗りの文書を出して、NAA自らが不正隠しをしている実態に対し、再度「交渉記録」や交渉した担当の法理氏などの「敵性証人」申請を行いました。また、葉山弁護士から筆跡鑑定の間違いを指摘し、契約当時に脳梗塞を発症していた市東東市さんが書けないような筆跡で契約書にサインしているのは偽造の証拠だ、と強調。無効な契約で農地を明け渡すことの違法を追及しました。次回弁論は4月25日、次々回は8月22日。詳しい内容については3月11日の「進行協議」で行うことで閉廷しました。

 裁判後の報告会では今後「敵性証人」を裁判所に提出したいの説明がありました。 
                                       報告者 安藤眞一21126_20211207122902

21126_20211207122902 21126_20211207122901 集会後のデモ  21126 集会

21126_20211207122902 裁判後の報告会

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2021年12月 1日 (水)

今週の産直野菜 (12月1日)

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先ほど、三里塚から野菜が届きました。重たい!

ジャガイモ、ニンジン、里芋、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、ルッコラ、ほうれん草、カブ、ネギ、大根 以上11品です。先週は、「老朽原発このまま廃炉!美浜3号もう動かすな!リレーデモ」で5日間、若狭に行っていたために、野菜はお休みさせてもらいました。さすがに冷蔵庫は空っぽです。ようやく寒くなって虫の被害もなくなったか、葉物の葉がきれいですね。

野菜の荷物の中に、「産直総会での農家提案について」が入っていました。関東で開かれるので、私たちは参加できませんが、来年2月に開かれる産直総会です。内容は、13年前の値上げが行われたまま据え置かれてきた野菜の値段を、100円値上げしたいという提案です。この13年の中で、「作付けの努力だけではカバーできない状況の中で、営農に関わるもの全般の値上がり」を理由として、本当は200円値上げを提案したいところだけれど、消費者の側の生活諸費用が上がっている中で100円の値上げを提案しておられます。
正直なところ、現地の市東さん、萩原さんの生活、とりわけ子どもさんが大きくなってきた萩原さんにとって、その生活費の上昇を、私(松原)は心配していました。13年間も据え置かれている現状を何とかならないのかと、幾度も萩原さんにも言ってきました。そうした意味で、「200円は上げたい」のならば、そう提案すればいいのにと思うのですが、「100円の値上げ」という提案です。歯がゆい想いですが、現地がそう決めたのなら仕方がありませんが、私(松原)は、「200円値上げ」を消費者側の提案としてしたいですね。

みなさん。世の中の物価の上昇にくらべ、生産者である市東さん、萩原さんのこのささやかな提案の趣旨を受け止め、値上げに賛成しましょう。それも、できれば「200円値上げ」で。

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