« 2021年9月 | トップページ | 2021年11月 »

2021年10月27日 (水)

今週の産直野菜 (10月27日)

227834116_2074749752682707_8943523749766

三里塚から野菜が届きました。ニラ、ラディッシュ、間引き大根、サツマイモ、ピーマン、ルッコラ、ミニ冬瓜、枝豆、ジャガイモ、ネギ、大根 以上11品です。『野菜だより』によると、三里塚は一気に晩秋に向かっているようですが、暑かったので虫たちが元気なようです。必然的に葉物に虫食いが進んで、例えば成長中のブロッコリーがヨトウムシ(夜盗虫)の仕業でレース状に、とか。

|

2021年10月22日 (金)

新ヤグラ裁判控訴審第1回口頭弁論が開かれる 敵性証人(NAA職員)を採用し、徹底審理を!

6月の請求異議裁判の上告棄却の判決後で、市東さんの農地をめぐる関連裁判では初めての裁判が開かれました、新ヤグラ裁判の控訴審です。

 市東さん宅前の天神峰の畑(農地法裁判・請求異議裁判の当該地)に建てられた反対同盟の看板・ヤグラの撤去を求めて、NAAが起こした裁判です。Photo_20211022120201 用地買収をめぐる重要証人・敵性証人(元NAA職員)の採用をあくまでも拒否したまま千葉地裁は、昨年12月に不当判決を下しました。

 東京高裁は、ほとんどの裁判で「一発結審」を強行する悪名高い裁判所です。反対同盟と弁護団、そして傍聴者・支援は丁寧で慎重な審理を求めて、裁判に臨みました。コロナ禍の中、傍聴席100席程度に一般傍聴者は36名という厳しい人数制限の中での裁判です。関西から参加した3名は運よく全員抽選にあたり傍聴できました。

 Photo_20211022120301 法廷では冒頭、反対同盟を代表して萩原富夫さんが意見陳述を行いました。萩原さんは論点を4つに整理し、➀反対同盟の立場として、空港建設の経緯と基本姿勢を明らかにした上で、②地球環境と農業を破壊する成田空港、③市東さんの土地取得は違法で、やぐら・看板撤去は不要、④やぐら・看板は市東さんの農地と一体、農業と生活を守ると、きっぱりと訴えました。

 続いて、弁護団全員が控訴趣旨・NAAへの批判を全部で数百頁をこえる陳述書を項目ごとに要約し、また新たな論点からのNAA批判(空港拡張批判)を陳述しました。NAAは相変わらず誠意のかけらもない紙切れ1枚の反論書(要旨)を提出しただけとのことです。

 2時間近くに及んだ弁護団各氏からの力を込めた陳述のあと、渡部裁判長は次回裁判期日を来年1月19日(水)午前10時半(午前・午後の全一日)と指定、審理内容については被告・原告と協議していくとしました。おそらく次回裁判で求釈明、証人・証言を終わらせ、そして最終弁論・結審へと進めようしているのでしょう。(写真は、裁判後の報告会です)Photo_20211022120302

 裁判期日は来年1月ですが、反対同盟側の証人全員の採用はもちろん、地主との用地買収に関わり、経緯を知る元NAA職員2人(敵性証人)の採用を、弁護団・反対同盟を先頭にかちとりましょう。

 この裁判は、法的には収用可能となっている市東さんの農地の上に建っている看板・やぐらの撤去をめぐる裁判です。建造物に手を付けずその農地・用地を収用することはできませんから、現在市東さんの農地の強制収用を阻む大きな支えとなっています。それゆえ絶対に負けられない裁判です。

 なお、裁判に先立って日比谷公園霞門前で打ち合わせ集会が開かれました。反対同盟萩原さんのあいさつ、続いて動労千葉、関実・松原さん、市東さんの会から連帯のあいさつがあり、その後東京高裁・霞が関デモが行われました。211020_20211022120301

 

|

2021年10月21日 (木)

今週の産直野菜 (10月20日)

 211020

 新ヤグラ裁判から疲れ切って帰ってきたら、家の扉の前に、大きな産直野菜の箱が届いていた。
「仕方なく」箱を開けて、野菜を並べた。じゃがいも、ミニ冬瓜(これで7週連続?)、サツマイモ、ピーマン、ニラ、ルッコラ、青首大根、山東菜、小松菜(いきなりデッカイ!)、枝豆、ラディッシュ、ネギ 以上12品です。

「枝豆がすでに出来上がっている?」と気が付かれましたか。そうです。立派な枝ぶりで届いたので、当然それを写真に。写真も撮ったしと、まず、枝豆を処理したのです。寝る前に一杯飲みたかったので。ところが、新ヤグラ裁判の写真もあり、写真を整理、ファイルしていた時に、何を間違えたか「産直野菜」の写真をファイルし終えたと勘違いして破棄。ドキュメントにないので狼狽えた。(疲れ切っているときに、こういう整理仕事はダメですね) 仕方なく、野菜の写真を撮り直し。その時にはすでに枝豆の木は、細かく切ってゴミ箱の中。仕方なくゆであがった枝豆の登場となったわけです。疲れた・・・。まあ、新ヤグラ裁判の報告会が早く終わり、バスがある間に帰ってこれたのでこの騒動になったのですが、ほんとに疲れた。「まだ小さいなぁ」などとぼやきながら、枝豆を当てに呑んで「ばたんきゅう」。

新ヤグラ裁判の報告は、ほかの人にお願いしたので、少し遅れてアップします。

|

2021年10月13日 (水)

今週の産直野菜 (10月13日)

 211013

 三里塚から野菜が届きました。最近の箱より一回り大きな箱です。期待して開けたら、山東菜、レタスが入っており、嬉しくなります。ニラ、レタス、ミニ冬瓜(こんなに続くのは初めて?)、じゃがいも、里芋、山東菜、ネギ、ピーマン、万願寺とうがらし、空心菜、間引き大根。以上、11品です。

 『野菜だより』にも「夏から秋へバトン」と書かれていますが、これから「秋本番」ですね。食べきれるかどうかの問題はありますが、楽しみです。間引き大根は、葉っぱも共に漬物へ。211013

|

2021年10月10日 (日)

10・3 三里塚全国集会報告 

21103

 10月3日、快晴の成田市栗山公園で三里塚全国集会が開かれました。この公園で開かれるのは2018年4月以来のことです。コロナ禍にも拘わらず490名が結集しました。

  脱成長の時

 基調報告の萩原富夫さんはまず6月8日の請求異議裁判の上告棄却でいつ強制執行がやってくるかも知れない情勢ですが、いかなる事態でも実力阻止で闘う決意を示しました。21103_20211010083201 21103_20211010083201
 そして一日の国際線旅客数が3800人という成田空港そのものが必要なくなる危機にあり、もちろん機能強化も必要ない、そして市東さんの決意が変わらないことが何より勝利の要因であることを明らかにし「脱成長と言われています。資本主義をやめなければ地球が壊されてしまいます。農地を守り農業を守ることが未来につながると思います」と結びました。

  安藤さんが歌を披露

 連帯のあいさつが3本。まず動労千葉の関委員長からこの間の闘いの報告があり、続いて関西から安藤眞一さんが「この公園はかつて『成田市営グランド』と呼ばれ激しい闘いが繰り返された歴史をきざむ大切な公園」と紹介しました。故戸村一作委員長が機動隊から暴行を受け負傷した公園です(私はその時まだ三里塚の戦列には加わっていませんでしたが・・)。
 そして牧師の立場から市東さんの農地と大地を守り、平和をつくり出す思いを語りました。そして年末野菜市をさらに充実させること、来春関西で集会を予定していることを明らかにしました。
  驚いたのは川口真由美さんの伴奏で21103_20211010083301歌を披露したことでした。確かに普段から讃美歌などを歌いなれているでしょうから声量があるのはわかりますが・・・(少し音程があやしいところもあったかなあ・・)それにしてもプロの歌手を従えて歌うとはたいした度胸でした。

  関生への弾圧許すな
 最後は関西生コンの西山さん。21103_20211010083302 21103_20211010083302 彼の報告によると一連の大弾圧にも屈せず毎日現場行動を続けているが、さらに大阪府警が解雇撤回行動や労働委員会命令不履行に抗議する労組して当たり前の行動を「名誉棄損」とでっち上げ攻撃してきているとのことです。本当に許せません。私も少額ながら毎月カンパを続けていますが、もっと多くの労働者市民の力でこの歴史を画する大弾圧に反撃していきましょう。

  ウソをつかない
 次に市東孝雄さんが登壇。「6・8判決は想定内、気持ちは変わりません。最終的に勝ちます」と穏やかにしかし最後は「ウソをつかない、諦めない」と力強く語りました。これはおそらくウソをつき続けた安倍とまともに答弁しなかった菅に怒りをぶつけたものだったのではと思いました。21103_20211010083303

 「大ウソのあとは棒読み次は何?」(新聞川柳)

 その後も多くの皆さんの発言がありました。そして途中で川口真由美さんが萩原富夫さんらの伴奏も加わり、自らが作詞作曲した「悲しみから生まれた平和への道」という歌で集会を盛り上げました。21103_20211010083304    連帯の挨拶などの後、集会宣言が提起されて、デモに出発です。ほとんどの参加者が加わったデモは、久しぶりの成田中心部を堂々と進みます。しかし、警察の警備の都合か、新勝寺の手前で道を逸れて、元の会場に戻ったのはちょっと残念でした。21103_20211010083401 21103_20211010083402

  公正で民主的な社会を

 私たちはコロナ禍で空港需要が激減しているから成田は必要ないとだけ主張しているのではありません。あくなき利潤を追求し続けなければ延命出来ない資本主義経済により生じてきた地球規模の気候危機、格差社会の拡大、有機農業を否定し、大量の農薬と化学肥料を使用した農業の工業化などにより公正で民主的な社会が壊されていくことに抵抗しているのです。その象徴が「脱成長」であり「市東さんの農地を守れ」だと思っています。

 闘いはまだまだ続きます。ともに頑張りましょう。
   「虫食いが品質保証無農薬」(新聞川柳)  

                尼崎・伊丹三里塚実行委 弥永 修

 

 

|

2021年10月 6日 (水)

今週の産直野菜 (10月 6日)

21106

三里塚から野菜が、早々と届きました。青唐辛子、シシトウ、ピーマン、里芋、ジャガイモ、ニラ、空心菜、ミニ冬瓜、ネギ、間引き大根 以上10品です。もう終わっていると思っていた空心菜が入っている。現地は、台風の大雨が降ったものの、大風の影響がなく、大過なく過ごせたようで、10・3全国集会も好天に恵まれ、よかったです。

|

« 2021年9月 | トップページ | 2021年11月 »