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2021年3月31日 (水)

今週の産直野菜 (3月31日)

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三里塚から野菜が届きました。サトイモ、三つ葉、小松菜の菜花とのら坊菜(写真を撮るとき一緒になってしまった)、キャベツ、葉玉ねぎ、ネギ 以上7品です。

先日、29日に現地調査を行った時、萩原さんの所に寄り、しばらく歓談させていただいた。亡くなられた進さんのお連れ合いの静江さんとは、もう36年のお付き合いになるが、富夫さんと一緒に里芋の選定をしておられた。今年の冬の寒波の中で、里芋が頭のところで痛んでいて、それを泥を除きながら確かめて除く作業です。一つ一つを丁寧に見ていくので、正に一日仕事。作業場で腰を掛けたままの作業で、「一人ではとてもやれない。ばあばがやってくれるから」と富夫さんはぼやく。この作業で、私たちに今日のように送っていただくのと、種芋に仕分ける作業でもある。富夫さんはいつもなら畑にいる時間ですが、電話で「もうすぐそちらに回ります」と伝えると、「今日は作業場にいるから、会えるよ」と。

21328_20210331100801 三里塚闘争で成田に来たのは、半年前の「9・27全国集会」以来。しかし、あれは成田市内の住宅地であったので、現地に入ったのは1年以上になる。静江さんとお会いするのは2年か、3年ぶりかな。私より学年が1年下ですが、援農に入るといつも厳しい一言がかけられた。そうした何年も通わさせていただいた最後の方で、ドロドロになった私を見て「松原さんもやっと百姓の雰囲気が出てきた」と褒められたのが嬉しかった記憶がある。

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2021年3月30日 (火)

三里塚現地闘争 (3月28日)

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3月28日、雨が降る中、市東孝雄さんの作業場に、280名のみなさんが集まり、「機能強化粉砕! 芝山廃村化許すな!」現地集会が始まった。

 反対同盟を代表して萩原富夫さんが、芝山町長相川による「機能強化反対派には会場を貸さない」という反動的ありかたへの徹底した批判と、コロナ禍によって露呈した成田空港の破綻を暴露する基調提起を行った。その後、動労千葉、関西実行委、関西生コン、市東さんの農地を守る沖縄の会、市東さんの会などの挨拶が続いた。弁護団が明らかにしたように、市東さんの南台、天神峰の農地などを巡る強制収用の恐れが、数日後の31日に「強制執行の停止」が切れて、最高裁の判断によっては、いつ強制執行が行われても不思議ではないという緊迫した中での集会でした。最後に挨拶に立った市東さんは、「あくまで闘い抜く」と決意を明らかにした上で、「54年を経た三里塚闘争を、労働組合、市民、学生のあらたな団結の力で発展させよう」と訴えられた。21328_20210330114101

 集会が終わるころには幸い雨も上がり、全体が様々な車に分乗して、デモの出発地点である芝山町に向かった。集会では、狭い作業場だったのでわからなかったが、デモが始まると、280名の隊列が元気に芝山町役場に向かった。30分余りのデモの後、芝山町役場前で、怒りのシュプレヒコールを行って、この日の行動を終えた。21328_20210330114102

 この日、三里塚関西実行委員会の世話人だった故山本善偉さんの息子さん、山本幸造さんが初めて三里塚を訪れ、現地に泊まって、萩原さん、市東さん、関西生コンの西山さんなどとの交流会に参加され、翌日、三里塚現地調査を行った。21329

 

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2021年3月25日 (木)

長谷川正夫さん ご逝去

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被災地雇用と生活要求者組合の代表の長谷川正夫さんが、今日、3月25日、午後1時59分、ご逝去されました。1950年生まれの70歳でした。(写真は、2018年11月3日の「山本善偉さんを偲ぶ会」で)

長谷川さんは、阪神淡路大震災で長田で焼きだされ職を失った靴工場の労働者、ミシン工の皆さんとともに「雇用と生活を守る」闘いの先頭に立たれた。以来26年、長谷川さんは企業組合を立ち上げ、もっぱら看護婦さん用のナースシューズに特化して前進させ、各方面からの注目を浴びるまでになった。四半世紀の経過と時代の流れの中で、企業組合は昨年「倒産」せざるを得なかったが、その功績は大きなものがあり、賞賛に価します。しかも、その経験を土台に、それまで政治に全く無縁だったにも拘わらず、「大震災の深刻な被害」が政府や自治体の無策によるものだったことに怒り、労働者、労働組合の闘いとして政治に関わってこられた。

阪神淡路大震災の半月も経ない中で「神戸空港は震災復興の希望の星」と当時の笹山市政が、被災者に「自助努力」を強制しながら、神戸空港建設と震災を口実とした巨大開発に手を染めようとしていた。東灘の南部が焼け野原になる現実を前に新空港反対東灘区住民の会は狼狽えることなく、神戸空港反対を水路に笹山市政批判に立ち上がりました。その私たちにとって、長谷川さんの闘いは大きな励ましとなり、共に歩むことが多くなりました。西の要求者組合、東の住民の会とお互いに励まし合いながら。三里塚闘争にも、私たちの訴えに応え、繰り返し現地に足を運んでくださいました。
ちょうど一か月前の2月25日、ともに闘ってきた被災地連絡会の会議に長谷川さんは「私がいなかったら、会議にならない」と出席されました。その日の冒頭の長谷川さんからの報告でも、昨年来、肺ガンが進行し、身体の各所に転移などの中で、失明の恐れが出てきており、医者も見放すというそんな状態でした。それでも闘志をむき出しにして、闘いに向き合おうとされる長谷川さんに、私たちは、「もう考えないで治療に専念してほしい」とお願いするより術をしりませんでした。

長谷川正夫さん。長い間、一緒に闘えたことを心から感謝し、喜びます。詮無いことですが、心からご冥福をお祈りいたします。心安らかに私たちの闘いを見守ってください。

            新空港反対東灘区住民の会 事務局長   松原康彦

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2021年3月24日 (水)

今週の産直野菜 (3月24日)

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三里塚から野菜が届きました。先週と大違いで、箱が大きいし、少しですが重い。開けてビックリ。久しぶりに多い。なんと10品も。ニンジン、里芋、小松菜、のら坊菜、三つ葉、ほうれん草、キャベツ、大根間引き菜、からし菜漬け、葉玉ねぎ、ネギ。これだけくると、独りで食べきれるかと狼狽える。おまけに3日間、三里塚に行く予定が入っているので。

 3月28日(日)、三里塚反対同盟は、「空港機能強化をやめろ! 芝山廃村化を許すな! 深夜に航空機を飛ばすな! 第3滑走路阻止! 芝山現地闘争」を呼びかけています。いつもはこの時期に全国集会が開かれるのですが、今年は10月に全国集会を開く予定で、第3滑走路・機能強化に対する現地闘争です。私は、前日に千葉に入り、翌朝、関西生コンとともに現地に入り、集会に参加。翌日、久方ぶりの現地調査の案内をしてから関西に帰ります。
 この集会の開催にあたって、芝山町に会場を貸すよう反対同盟は申し入れているのですが、元反対同盟員である相川町長が、空港拡張の利権にからみ、会場を貸すことを拒否。断じて許されない集会開催の自由などへの反動的敵対を行っています。やむなく、反対同盟は天神峰の市東孝雄さん宅の中庭に午後1時集合し、簡単な集会をしたのちに、芝山町中心部に移動してデモ行進するという方針を出しています。

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2021年3月18日 (木)

今週の産直野菜 (3月17日)

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昨日、いつもより遅く三里塚から到着。でかける直前。「コロナ禍が落ち着くまで原発の稼働をやめろ」という仮処分裁判の決定が出る日だったので、記念写真を撮って、葉物、ネギを水に浸して飛び出しました。帰ってきてから、翌日の先ほどまで、いろいろありすぎて、ようやく、今、野菜たちに向き合いました。送られてきた荷物の箱が、これまで長年、一番小さい箱の半分の厚み。思わず「送り主」を確かめました。切干大根、からし菜漬けと場所を取らない2品で、箱が小さくなったようですね。サツマイモ、冬ニンジンも「終了が見えてきた」とか。春野菜が待ち遠しいですね。

 3月20日は、「関電よ💢老朽原発うごかすな!高浜全国集会」で、その準備の様々で大忙し。仲間は、この一週間、若狭でのビラ配り、アメーバデモに日帰りですが、3日。そのいずれも私は参加できなかった。天気が明日から下り坂。20日は雨の中の行動になりそうですが。

 3月28日は、三里塚現地での第3滑走路工事に反対する芝山町での行動。芝山町が会場を貸さないという酷い姿勢を示しているために、いまだに集会、デモの告知がでない。コロナ禍がありますが、私は参加する予定で、ほんとに久しぶりの「現地調査」の案内を、翌日する予定です。

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2021年3月10日 (水)

今週の産直野菜 (3月10日)

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三里塚から野菜が先ほど届きました。ホウレン草、ニンジン、サツマイモ、切り干し大根、ターサイ、小松菜、ネギ 以上7品です。気温の激しい変化で、根菜、葉物がともにとう立ちが進んでいるようで、まだまだ厳しいようですね。

 今日は、これからお葬式に向かいます。被災地雇用と生活要求者組合で、代表の長谷川さんとともに先頭に立ってこられた大西和弘さんが、昨日の朝、午前4時に亡くなられたと報せをうけました。大西さんは、その優しい人柄で、被災地の運動を支えてこられた方で、私と同じ年ということもあり、いつも優しく相手をしてくれました。ただ、糖尿病が進んでいることに気づくのが遅れ、ほぼ失明するという事態にまで進んでおられました。目が見えにくい中でも、お連れ合いに付き添ってもらって、被災地の会合などに顔を出してくれ、酒の席にも。ほんとに残念です。享年75歳。心からご冥福をお祈りいたします。

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2021年3月 4日 (木)

今週の産直野菜(3月3日)

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昨日、予定通り三里塚から野菜が届いていたのですが、「3・20高浜全国集会」の準備で、一隊は綾部、宮津、舞鶴などの各地労協への協力要請と周辺でのビラ配り、私たちは終日、東舞鶴でビラ配り。帰ってくるのが遅かったので、とりあえず「記念写真」を撮り、葉物は水に一晩漬けていました。届いたのは、ヤーコン、ニンジン、落花生、小松菜、ター菜、切り干し大根、ほうれん草、キャベツ、ネギの8品でした。「野菜だより」によると、切り干しのぬか漬けが美味しいとか、やってみよう!

 空港会社NAAは、このコロナ禍の中で空港自体と自らの存在そのものが疑問視される中で、「機能強化」策、第3滑走路建設への動きを止めようとしていません。海底地盤がドロドロの状態の上に、沖縄県民の反対を無視して埋め立てを強行しようとしているのと同じだ。断じて許されません。首都圏の「緊急事態宣言」が延長されようとしていますが、その中でも三里塚反対同盟は関東規模での第3滑走路反対の3月28日の集会を呼びかけています。この理不尽な攻撃を許さず、菅政権打倒の想いをこめて闘いにつながっていきましょう。市東署名と「担保保証金カンパ」を拡げよう。

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