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2020年9月16日 (水)

今週の産直野菜 (9月16日)

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三里塚からの野菜が、先ほど届きました。高速道路で何かあったのでしょうね。到着時間で言えば、10時間余りの延着。野菜たちからすれば27時間くらい、この暑さの中に閉じ込められていたのです。届けてくれたクロネコのお兄ちゃんに文句を言えるものでもありません。気の毒なくらい「済まなさそう」にしていましたが。空心菜、じゃがいも、青唐辛子、ピーマン、万願寺唐辛子、ミニトマト、オクラ、モロヘイヤ、ナス、ミニカボチャ 以上10品です。

モロヘイヤと空心菜は、27時間もよく頑張ったと言いたいくらい、見た目は元気そうなのですが、葉物ですから1週間ももたない。しかも、これまでと比しても多い。手間ですが、それぞれの茎の根元を2~5ミリ、切り取って、たらいにはった水の中に。これから1時間ほど蘇生のために頑張ってもらいます。20916_20200916193301

耕作権裁判が予想通り延期になりましたが、新ヤグラ裁判の判決、そして請求異議裁判の控訴審の結審(10月22日)と、明らかに裁判所、そして国は「いい加減にしろ」とばかりに「ことの決着」をつけようと焦ってきているのではないかと思います。しかし、このコロナ禍の中で、いったんは第2滑走路を閉鎖し、「Go To」キャンペーンの下で第2滑走路を再開させたものの、その状況は一向に改善していません。その原因は、世界の航空業界が、グローバリゼーションと新自由主義のもとで、バブルの航空需要の基づいた拡張をしてきたことにこそあるのです。そんな一部資本家、支配者の「儲け主義」の夢のために第一次産業の根幹である農民の営為と農地を切り捨てることなど許されないことが、この過程で明らかになったのです。

三里塚の54年の闘い、農民として「小作であろうと農民である権利がある」と踏ん張る市東孝雄さんの闘いにこそ、私たちがこのコロナ禍の中で考えなければならない「価値」なのではないでしょうか。

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