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2020年8月19日 (水)

今週の産直野菜 (盆明け、8月19日)

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盆明け、三里塚からの野菜の再開です。しかし、凄い! シシトウ、万願寺唐辛子、玉葱、ジャガイモ、キュウリ、ピーマン、ナス、モロヘイヤ、空心菜、ゴーヤ、うり、ミニトマト、オクラ 以上13品です。触ったら生暖かい。葉物2品はまず、水に入れて蘇生。他はすぐに冷蔵庫に(シシトウと万願寺唐辛子は一緒になっている)。

 最近、糠漬けに懲りだして、野菜の消化がすごくなり、足らずを購入しだした。この猛暑の中で、野菜の値段がものすごく高騰しているのを目の当たりにしています。

 さて、その野菜を生産しておられる市東孝雄さんの農地強奪への動きが、この2週間で重大な局面を迎えています。一つは、8月24日の新ヤグラ裁判の判決攻撃。もう一つは、9月2日の農地法裁判の請求異議裁判控訴審がこの日の審理を終えて、10月22日に結審を強行しようとしています。

 いずれの裁判も「裁判の長期化」を口実にスケジュールが強行されようとしています。当然と言えば当然です。市東さんの農地に係る農地法裁判と並ぶ耕作権裁判が、一連の裁判の中で最初に(2007年2月)始まりながら、いまだに証拠調べも証人尋問も行えず、にっちもさっちもいかない状態にあります。理由は、市東さんの農地の強奪ということの理不尽さ以前に、その国、空港会社の不法、不正義が暴かれ、「国策裁判」としてにっちもさっちもいかなくなっているからです。新ヤグラ裁判、請求異議裁判の「長期化を許さない」とは、この耕作権裁判の二の舞に陥ることを、裁判所、国が何よりも恐れているからにほかなりません。

 それゆえにすでに結審の法廷の様子をお伝えしていますが、ほかの裁判がすべてコロナ禍を理由に延期されているにもかかわらず、そして裁判長自身がこの春に東京高裁に移動しているにも関わらず、新ヤグラ裁判では、東京高裁から出張ってきて7月に結審の法廷を強行し、この8月24日に判決を強行するという異常さにその正体がさらけ出されています。判決の内容はもうすでに明らかでしょう。私たちは敗北の判決を強行される以外にあり得ません。しかし、そんなことで私たちの闘いが後退したり、市東さんの農地の強奪を許す状況になることはありえません。むしろ、私たちは、この裁判所、国、空港会社の不正義への新たな怒りをばねに、54年闘い抜かれてきた三里塚闘争、農地と農民自身の闘いを守り抜き、すでに「死に体」となった安倍政権を打倒する闘いに「反転攻勢」、前進するのみです。

 コロナ禍を口実にするわけにはいきません。8月24日千葉地裁に、9月2日東京高裁に、市東孝雄さんと共に、三里塚闘争を闘ってきた仲間とともに、立ち向かっていきましょう!(もちろん、コロナ禍の中で、体調に不安を持っているみなさんは、それぞれの場所で、想いを共にしてください。)

 

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