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2020年7月29日 (水)

今週の産直野菜 (7月29日)

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三里塚から野菜が早く届きました。ピーマン、玉葱、ジャガイモ、ししとう、ナス、オクラ、モロヘイヤ、空心菜、枝豆 以上9品です。先週土曜日の便にはトウモロコシが入っていたので、楽しみにしていたら、『野菜だより』には冷たく「カラスに食べられた」と、入っていません。残念! 関西でもまだ梅雨が明けない。明日らしいが。関東は大量の雨が昨日も。そのためモロヘイヤや空心菜と夏野菜が入りはじめましたが、「勢いつかず」とか。

207291 野菜を受け取るのがやっとで、関実の『実行委ニュース』などの印刷、発送作業に飛び出した。マスクを忘れ、スマホを忘れ、・・・。あちこちに心配とご不便をかけた模様。思わず「歳ですねぇ・・」とぼやく。

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2020年7月22日 (水)

請求異議裁判控訴審についての訂正

前の記事で請求異議裁判控訴審の予定を間違えておりますので訂正をいたします。

請求異議裁判控訴審の第3回、9月2日は、午前中に弁論を行い、午後から市東孝雄さん本人と平野靖識さんの証人調べ、学者(専門家)として石原健二さん、鎌倉孝夫さんの証人調べが行われ、丸一日の法廷となります。
その上で、10月22日(木)午後2時から、最終弁論、結審を裁判長は強行しようとしています。

以上、お詫びして訂正いたします。

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今週の産直野菜 (7月22日)

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今週の野菜が、三里塚から届きました。受け取ると箱が小さいうえに、軽い・・・。

玉葱、ジャガイモ、モロッコインゲン、セロリ、ピーマン、キュウリ、なす(可愛いのが、1個!)、枝豆 以上8品です。Facebookでその無残な姿を見ていましたが、トウモロコシがついに先週の2本だけ。トホホ。三里塚ではこの時期のものであるオクラが先週、少しだけ入っていたが???
雨が多く、そのため野菜の育ちが悪いうえに、虫が沢山出てくる。しかも、草取りは大変な時期です。
それでも黙々と野菜を作っていく作業、秋を見据えた準備。現地の市東さんや萩原さん、そして支援の皆さんは連日大変です。「文句」をいうどころではありません。ありがとうございます。

先週から始めた糠漬けの漬物づくり、毎日、楽しんでいますが、キュウリとなすはそれで消えていきそう。

先週末の千葉地裁での「新ヤグラ裁判」の結審。まだ、それへの怒りが収まりかねています。三里塚の闘いは、コロナ禍による「休息」に続いて、9月2日の「請求異議裁判」の控訴審(これも結審)まで一か月余り何もありません。しかも、その「請求異議裁判」が裁判官の都合だけで、2回の審理を一回でまとめて結審とするため、9月2日、午前10時半から丸一日かけての法廷。関西からは、前日から関東に入るか、徹夜のバスで東京に入るか。厳しいですが、みなさん。結集しましょう! そして「新ヤグラ裁判」が示した裁判所、国の「新コロナ禍」を奇として、第3滑走路建設へ向けた動きだけでなく、市東さんの農地強奪に向けたやみくもなやり方を許さず、立ち向かいましょう!

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2020年7月17日 (金)

新ヤグラ裁判 法廷報告(7月16日)

 7月16日、千葉地裁で「新ヤグラ裁判」の法廷が開かれ、結審になりそうだというので、私は関西から駆け付けた。この裁判はあまり傍聴してこなかったこともあり、裁判の進行状況、経過についてはあまり知らない。

 ただ、市東孝雄さんの農地などを「成田空港の完成」(国策)を理由に強奪する意図で行われた農地法裁判で東京高裁判決が確定したものの、現在、請求異議裁判の控訴審が争われており、それがこの9月2日に結審するという重大な局面にある。この裁判で、市東孝雄さんの南台の農地と、ご自宅前の天神峰の農地と作業場、離れなどを強奪することが目論まれている。しかし、そのうちの天神峰の農地などには三里塚反対同盟所有の大看板やヤグラなどが存在し、「農地強奪」の「邪魔」になっている。その撤去を空港会社NAAが求めて始められたのが、この新ヤグラ裁判だ。

 反対同盟と弁護団は、この現下のコロナ情勢の中で、ほかの三里塚に係る裁判がすべて9月以降に延期されているのに、なぜこの新ヤグラ裁判を強行し「結審」するというのか疑問を呈していた。また、そのコロナ情勢の中で成田空港の利用が急激に低下し、貨物以外の国内線も含めてほとんどない状態にある。そのためNAAは、第2滑走路の使用を現在中断している。この最中、先日6月25日に市東さんのところに泊めていただいたが、ほんとに静かなものである。コロナ禍により世界の航空会社の破綻が続いている現状の中で、これまで言われてきた成田空港の未来図(第3滑走路も含め)が、大きく変わらざるを得ないのではないのか、「作られてきた需要」と言われてきた問題が問われるべきではないのかと、実証すべき新しい論点が生まれていることによる裁判の継続を反対同盟と弁護団は求めていた。

 こうした要請に対し、この春、東京高裁に移動した内田裁判長が、千葉地裁で新しい裁判官が赴任している(耕作権裁判は、内田裁判著から新しい本田裁判長に代わっている)にもかかわらず、東京高裁から出張ってきて結審を行おうとするのは問題がある。

 こうした論点が反対同盟と弁護団から千葉地裁に示されていたにもかかわらず、この日、内田裁判長が指揮して結審が強行されようとしていたのだ(私は遠く関西から推測するしかなく、裁判資料もないので、正確に欠ける点があることはお許しください)。

 やむなく弁護団は、内田裁判長の忌避を申し立てることになるだろうとは思っていた。

 66名の法廷に、わずか27名の傍聴という裁判所の指示にやむなく従いながら、開廷予定の1時半少し前に法廷の傍聴席についた。NAAの代理人と3人の裁判官は着席しているが、弁護団席は空っぽ。

 傍聴席から直ちに、「とっとと東京に帰れ!」「法廷に入る資格なんてない」「最も悪玉だ!農民殺しをするのか!」と様々な野次と怒号が傍聴席から。裁判長は沈黙し、上を向くだけだ。この状態が55分も続いたころ、弁護団が入廷し直ちに裁判長を糾弾した。裁判長は「忌避を簡易却下する」と宣言。弁護団は「簡易却下など法律のどこの条文にもない」と弾劾を続けた。本来、忌避は裁判所の別の部に申し立て、その部が判断するのが普通だ。何を揉めているのかと聞いていると、内田の所属していた以外の部に忌避を申し立てたが、それが千葉地裁の中で内田が属していた第2部に所管が移されたようなのだ。「忌避が行われる」のを予想していた千葉地裁が、先にそういう手を打ったのだ。忌避された当該の裁判長が判断するという事態だ。よく法廷の中で突然の忌避が行われた時に、その裁判長が却下するのは経験しているが、何か変だ!

 後の報告会で弁護団から、先にこの内田の移動をめぐる経緯がおかしいのではないのかと最高裁に申し入れようとしたが、最高裁が門前払いをして、弁護団を裁判所の中にも入れようともしなかったのだ。ということは、この千葉地裁の忌避をめぐる経緯を含め、千葉地裁、東京高裁、最高裁一体となって、この新ヤグラ裁判の結審、判決の流れを前提として動いていたのだ。こんな裁判所の在り方が許されていいのか!

 我慢に我慢を重ねながら、弁護団は、最終意見陳述に触れながら、先に述べた第2滑走路の封鎖という事態、コロナ禍による世界的な航空業界の破綻という事態をあらためて問題とするために、審理を継続し、専門家の意見陳述などを行うよう求めた。しかし、それらに聞く耳を持たない姿勢を貫こうとする裁判長に対して、再度、弁護団から裁判官忌避の怒りの要求が出された。それに対して内田裁判長は、なんと「裁判の長期化を目的としたものですから却下します」と開き直り閉廷を宣言した。

 怒った傍聴席からの怒号は凄まじいものとなった。その中で太郎良さんなど3人が傍聴席の最前列に出て、裁判長への怒りの弾劾を行った。廷吏がその前にずらっと並ぶ。呆然とする内田裁判長に、廷吏の一人が近づき、「退廷命令」を要請した。それで気を取り直した内田裁判長から退廷命令が出され、3人は法廷外に連れ出された。しかし、それは内田裁判長が閉廷を宣言した後ではなかったかと思う。なおも続く、弁護団、傍聴席からの弾劾と裁判の継続を求める声を聞きもせず、3人の裁判官は逃げるように法廷から出て行った!

 

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2020年7月15日 (水)

今週の産直野菜 (7月15日)

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今週の野菜が三里塚から早々と到着しました。
 ししとう、ピーマン、玉葱、じゃがいも、オクラ、トウモロコシ、キュウリ、なす、ニンジン 以上9品です。待望のトウモロコシが入っていたが、少ない・・・。早出しの予定のトウモロコシは鴉にやられたと萩原さんがFacebookに書いておられて納得していましたが、やはり天候不順でしょうかね。

 現地からの報告で、先日12日には、「樫の木祭り」が趙博さんを迎え、にぎやかに行えたとのこと、よかったですね。
 明日は、久しぶりの三里塚の闘い、新ヤグラ裁判が結審を迎えます。この裁判は、市東さんの農地裁判(請求異議審控訴審として闘われています)に関連して、天神峰の市東さんの農地にあるヤグラ、看板などが、その農地の強奪をするときに、三里塚反対同盟所有だから手を出せないということで始まった裁判です。要するに、市東さんの農地を強奪するための裁判です。今や、土地収用法も20年以上前に失効し、空港会社NAAにとっても、何の必要性も必然性もない農地を、まさに「国家意思のメンツ」のようなことで、農民、市東さんから奪うという出鱈目な流れの一つです。断じて許されません!

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2020年7月 8日 (水)

今週の産直野菜 (7月8日)

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今週の野菜が、三里塚から届きました。ピーマン、ししとう、ナス、キュウリ、ニンジン、玉葱、じゃがいも 以上7品です。この時期にしてはちょっと寂しい。

 今朝、三里塚の萩原さんに電話をする機会があり、連日の大雨のことが心配でお聞きしました。千葉は「言うほど降ってはいない」そうですが、晴れる日が極端に少なくなっている影響をお聞きすると、やはり葉物の生育が遅れ、収量が少なくなっているようです。そういえば、大好きなトウモロコシが、例年は6月くらいとこれからの時期の2度、例年は来ていたのですが、今年はまだありません。一次の植え付けの分が駄目だったんでしょうね。

 それでも、連日報じられている九州の豪雨、洪水による被害、畑や田んぼだけでなく家々までが冠水している新聞を見て、心を痛めています。「今年の夏前の収穫はゼロだ」という鹿児島の方の言葉をFacebookで見かけました。やはり、自然相手の農業というのは大変ですね。しかも、まだ今回の豪雨の渦中。今日、明日、まだ降り続くそうですが(現在、神戸では薄日がさしていますが)。しかし、かと言って、機械を使った「工業的農業」が試みられている流れにはやはり、違和感があります。
 その点、昨年秋に続いて天候不順の中にいる三里塚で、ハウス農法も取り組まず、あくまで平地の無農薬・有機農法を追求する農民のみなさんの闘いに、こういう中だからこそ共感の想いを抱きます。

 空港という「国策」をかかげた不法・不当な農地強奪と闘う、三里塚の農民の闘いに、その農業に声援を送りましょう。

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2020年7月 2日 (木)

今週の産直野菜 (7月1日)

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昨日、会議から帰ってくると、三里塚から野菜が届いていました。一昨日の東海地方の大雨のせいか、到着が遅れ、いつもの午前中の受け取りができませんでした。
 キャベツ、ジャガイモ、ニンニク、玉葱、セロリ、キュウリ、ピーマン、ナス、ニンジン、シシトウ 以上10品です。ジャガイモと玉葱がだぶつき気味ですが、まあ、なんとか。
 昨年、ミキサーが壊れ、セロリをそのまま食べていましたが、今年のセロリは葉が多くて香りが強い。ミキサーを購入してジュースにしていただいています。

 先週木曜日、関西生コンの仲間を現地調査をして案内するために三里塚現地に。2時間あまり、歩いて天神峰、東峰を案内しました。途中、三里塚物産にも立ち寄り、らっきょを購入。夜は、市東さん宅の離れで市東さん、萩原さんと楽しい交流をしました。
 このこともあり、12日の樫の木祭りはパスします。16日の新ヤグラ裁判の傍聴に出かけ、久しぶりの三里塚闘争の再スタートです。Img_6222

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今週の産直野菜 (7月1日)

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昨日、会議から帰ってくると、三里塚から野菜が届いていました。一昨日の東海地方の大雨のせいか、到着が遅れ、いつもの午前中の受け取りができませんでした。
 キャベツ、ジャガイモ、ニンニク、玉葱、セロリ、キュウリ、ピーマン、ナス、ニンジン、シシトウ 以上10品です。ジャガイモと玉葱がだぶつき気味ですが、まあ、なんとか。
 昨年、ミキサーが壊れ、セロリをそのまま食べていましたが、今年のセロリは葉が多くて香りが強い。ミキサーを購入してジュースにしていただいています。

 先週木曜日、関西生コンの仲間を現地調査をして案内するために三里塚現地に。2時間あまり、歩いて天神峰、東峰を案内しました。途中、三里塚物産にも立ち寄り、らっきょを購入。夜は、市東さん宅の離れで市東さん、萩原さんと楽しい交流をしました。
 このこともあり、12日の樫の木祭りはパスします。16日の新ヤグラ裁判の傍聴に出かけ、久しぶりの三里塚闘争の再スタートです。Img_6222
2枚目の写真は、農地裁判・請求異議審で対象となっている市東さんの天神峰の畑と作業場の一部です。

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