3月29日の全国集会は中止
3月29日に予定されていた三里塚全国総決起集会は、「新型コロナウィルス」の感染拡大を受け、三里塚反対同盟が中止の決定を先ほど午後7時頃、出しました。みなさんにお伝えします。
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3月29日に予定されていた三里塚全国総決起集会は、「新型コロナウィルス」の感染拡大を受け、三里塚反対同盟が中止の決定を先ほど午後7時頃、出しました。みなさんにお伝えします。
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3月29日、成田市の赤坂公園で三里塚芝山連合空港反対同盟主催の「市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 安倍政権打倒! 3・29三里塚全国総決起集会」が開かれます。非常に残念ですが、「新型コロナウイルス」による世界的な蔓延の中で、今日も東京で40人以上の新たな感染者が出る状況にあります。反対同盟は、今日の会議で「特に関西など遠隔地はメッセージを送ってもらえますか」となったようです。その配慮に感謝しつつ、私は前日から成田に入り、集会に参加します。 みなさんも、三里塚闘争の重大な局面に入った集会ですが、請求異議裁判など裁判が数か月延期され、少なくとも局面は数か月以上の時間が稼いでいる中ですので、無理をすることなく、参加の是非を考えていただければと思います。
今日、三里塚から野菜が届きました。 小松菜、切り干し大根、ニンジン、里芋、ほうれん草、大根間引き菜、葉玉ねぎ、ネギ 以上8品です。
裁判が突然、裁判所の都合で延期され(大阪、京都などは席数を減らして行われているが)、三里塚の闘いのテンポとしては、時間、余裕が生まれ、それはそれでいいのですが、戸惑っています。このできた時間を使って、市東さんの農地を守る、あるいは第3滑走路や機能強化の攻撃に風穴が空けられればいいのですが。その新たな出発点として、29日の全国集会がなることを願って、頑張ってきます!
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今週の三里塚の野菜が着きました。切り干し大根、からし菜漬け、里芋、ほうれん草、小松菜、ニンジン、ネギ 以上7品です。「野菜だより」には菜の花とありますが、小松菜で、まだ菜の花はついていない。ホウレン草が大きく育ってきて、もう終わりかな?
「5・17老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」を訴えに東京での会議に参加していた若狭の原発を考える会の仲間と、一昨日東京駅で合流し、 成田の三里塚現地に向かいました。成田空港の規模を2倍に拡大し、第3滑走路を建設するという動き(上図ピンク色部分)が強まっている現地の様子を知りたいということ。そうした中で農地の強奪、農業の破壊が進んでいる。農漁村の犠牲でつくられてきた原発建設、再稼働、老朽原発の稼働という形で進んでいる中での闘いと、三里塚の直接的な農業破壊について50数年、闘い抜いている三里塚反対同盟の闘いについて学ぶことなど、お互いに懇談、交流しようということで。
今回の成田空港の機能強化と第3滑走路建設の全域を、3時間余りかけて案内していただきました。第3滑走路の南端(2枚目の図の右端)で、 この攻撃に抗議し闘っておられる「郷土の空を考える会」の石井さんご夫婦が在宅しておられ、親しくお話を聞くことができました。また、空港北部で、広大な山地が削られ騒音対策で移転してきた人々も住む広大な久住中央の住宅街が、今回の規制緩和と暫定滑走路(B滑走路)の北への延伸で、A滑走路とB滑走路両方の離発着の航空機の騒音にさらされるという、成田市・空港会社のでたらめなやり方への怒りを教えていただきました。
終わって、市東さん宅の離れに。 反対同盟のみなさん5人が三々五々集まってこられ、なごやかな内にも、お互いの厳しい闘いについての想いが語り合われ、貴重な経験の交流が行われました。その夜は、その離れに泊めていただいて、昨日朝、成田駅から帰途につきました。
全面的に今回の若狭の原発を考える会の行動にご協力くださった、三里塚反対同盟のみなさん。ありがとうございました。
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新型コロナウィルスで世の中が大騒ぎになっている3月1日、大阪市内で「3・1三里塚のいまを語る」と題した集会が予定通り開催されました。副題は「-今も続く成田空港建設のための農地とりあげ-こんな非道を許してたまるか」でした。
50名余りが集まる
当日電車で大阪梅田に着くと、つい最近までは大きなキャリーバックを持った中国をはじめとするアジアからの旅行客であふれかえっていましたが、この日は彼らの姿はほとんど見られませんでした。またとても日曜日の昼下がりの繁華街の風景とは思えないほど閑散としていました。ゲストの反対同盟市東孝雄さんの話でも新幹線の乗客も本当に少なかったとのことでした。そんなことでいったい何人の人が参加できるのかと心配しましたが、マスクをした人が次々と現れ、50名余りの集会となりました。
関生弾圧に反撃を
司会は「大阪の海と空を戦争に使わせない会」の長澤さんが務めました。彼女はいつも落ち着いた口調でとても聞きやすく、所属組合の港合同のイベントでも司会役が指定席になっています。
関西実の松原さんの主催者あいさつに続き3名の方から連帯のあいさつをいただきました。
部落解放同盟全国連荒本支部の池本書記長は「ここ10年程は三里塚への組織的動員がかなわず代表参加にとどまっていたがこの3・29は全力で闘いたい」との表明がありました。
そして次に今、常軌を逸した不当弾圧を受け続けている全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部(略称・関生)の西山執行委員からは、労働法にのっとり労組としての普通の行為を「犯罪」とされている、まさに「憲法28条停止」状態にあるとの報告がありました。また裁判過程において「労働法は知らない」と平然と言い放つ裁判官がいたり、共和国(北朝鮮)訪問申請を「逃亡のおそれ」という人権無視の「理由」で却下されたとの発言には会場から驚きの声が上がりました。まさに安倍腐敗政治を象徴する警察権力と裁判所による不当極まる弾圧で
す。私たち一人ひとりの問題として捉え、反撃していきましょう。
最後に「若狭の原発を考える会」の木原さんは原発事故から9年が経過した今日、老朽化した原発は動かしてはならないことを強調し「5・17一万人大集会へ結集しよう」と訴えました。そして「原発全廃だけでなく、大地と水と空気と光を守り、農業を復権させ、人間らしく生きられる社会を」と結びました。
各戦線で闘い続ける3名の方の発言は参加者一同で共有できる内容だったのではないでしょうか。とりわけ関生支援は喫緊の課題だと感じました。
成田は別?
そしてゲストのお一人目はちょうど一年前に来ていただいた反対同盟顧問弁護団の大口昭彦弁護士です。大口さんは神戸出身なので全国集会ではいつも「関西なまりの標準語」での発言でとても親しみを感じています。
まず今現地で闘われている5つの裁判それぞれの現況報告があり、その中でも今は請求異議控訴審の早期結審策動との闘いが重要であると訴えられました。三里塚の裁判は「裁判に勝って判決で負ける」(故北原事務局長の言葉)と言われる通り、一般の法解釈は通用しない現実があり、大口弁護士も知り合いの裁判官からいつも「成田は別」と聞かされているとのことでした。(現在の関生も同じか)
しかしどんなに不利な状況でも敗北主義はいけない、どんな時も全力で闘うこと、市東農地をめぐる闘いでは(政治的テクニックなどではなく)誠実に農業を実践している市東さんの人間性を突き付けて闘うことが大切で、伊方原発での差し止め判決など勝利する可能性もあることを信じて追求すべきだと語りました。
その他安倍の農業破壊政策(農業の資本化)や天皇代替わりの政治利用(市民民主主義→臣民民主主義)そして第三滑走路計画(新たな農地強奪と騒音問題)など各方面の情勢を分析した後、「やはり請求異議裁判に勝利することが最大の目標」と結びました。
これからも安全な野菜作りを
そして当該の市東孝雄さんは「収用委員会が頓挫して(実家へ)帰ってきて20年が経ちました。そして15年間地代を地主でない人に払ってきました。(空港公団や空港会社の)デタラメなやり方は50年何も変わっていません」と語り、続けて「(市東さんが)不法耕作をしている」と派手に新聞に掲載させておいて、それが誤りだと判っても謝罪にもこないと空港会社を改めて弾劾しました。
そして30枚程のスライド上映では、昨年の台風15号の被害状況や市東さんの農作業や楽しそうな芋ほり大会の様子などを説明し「私は空港に反対するだけでなく農業もちゃんとやってます。土地を取り上げられたら陸に上がったカッパです。これからも(あの地で)安全な野菜を作り皆さんに届けます」と変わらぬ決意を示しました。
裁判闘争から3・29へ
「産直でいつも美味しい野菜をありがとうございます」というお礼の言葉や種子法廃止の影響などの質問が続き、最後に関西実の安藤さんのまとめで集会を終えました。
その後約20名で近くの居酒屋に移りお待ちかねの交流会となりました。
皆さん、安倍政権の底なしの腐敗政治を絶対許さず、新型コロナウィルスに冷静に対応しつつ、3・18、25、27と続く裁判闘争へそして3・29全国闘争へ駆けつけましょう。
(尼崎・伊丹実行委員会『抵抗の旗』第305号より転載)
【追記】文中で訴えられている3・18新ヤグラ裁判、3・25、27請求異議裁判控訴審は、いずれも「新型コロナウィルス」を理由に、延期されました。3月内には三里塚の裁判はありません。
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今週の野菜が三里塚から届きました。小松菜、からし菜漬け、切り干し大根、ほうれん草、ニンジン、サツマイモ、ネギ 以上7品です。いよいよ端境期にむかって、葉物がいろいろ変わっていく時期になってきたかな。それでも、きれいなホウレン草が毎週届いて助かっています。ベーコンと炒めるだけで食べれる。
来週から、新ヤグラ裁判と請求異議裁判控訴審が、いずれも裁判官の都合が優先されて、結審に。そのいずれもが、これまでも繰り返し書いてきましたが、市東孝雄さんが耕している農地の約7割を占める農地と農作業にとって大事な作業場や種を育てるハウスなどに絡んでいる。
関西からも裁判の傍聴をはじめ参加していかねばと思っています。ただ、今週、第3誘導路裁判が、新型コロナウィルスを理由に休廷・延期に突然なった。相手の法廷が千葉や東京ですから、対応できるだろうかとちょっと心配。お金もかかることだし。
とりあえず、構えてやるしかない。関東のみなさん。傍聴に集まってくださいね。
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留守をしていた扉の前に、三里塚から今週の野菜が届いていました。
小松菜、サツマイモ、ニンジン、ほうれん草、切り干し大根、ルッコラ、ネギ 以上7品です。この時期にすれば、葉物が元気なようですね。やはり、暖かいからかな?
「新型コロナウィルス」に対する安倍政権による「休校騒動」の他方で、医療の専門家たち(国立)の利権争いがささやかれ、韓国とは比較にならない医療機関の対応の遅れ、選別などにより検査が滞っていると言われています。ここにも安倍政権の「人々のいのちとくらしの切り捨て」が如実に現れています。
他方で、この4月から一つは、種子法の廃止により、農業、農民の暮らしへの影響が心配されます。もう一つは、この4月から原発の稼働についての新検査制度が始まり、原発の再稼働と運転期間が、原子力規制委員会の判断ではなく、事業者である電力会社にゆだねられるというとんでもない事態が始まります。いずれも人のいのちやくらしを無視して大企業の利権にすべての政策を集中させようとする安倍政権の体質から起こっています。そんな中での「全国一斉の休校」というファッショ的な政策が強行されたのです。
なんという国なんだろうとの思いが拭えません。
そんな最中に、市東さんの農地をめぐる請求異議裁判控訴審と新ヤグラ裁判が、市東さんや反対同盟、弁護団の声と要求を無視して、強引に結審されようとしています。「どうせ碌な結果にはならない」と思わず考えてしまいそうになります。しかし、今、私たちが「あきらめ」てはならないのです。沖縄の辺野古の闘いが示すように、諦めず立ち向かっていくことが必要です。3月18日の新ヤグラ裁判の結審、3月27日の請求異議裁判控訴審の結審、それぞれの場に出来れば行くこと、注目することが求められています。そして、3月29日の三里塚全国集会にそうした思いを結集させましょう。
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一昨日、3月1日、「コロナウィルス騒ぎ」の中で、三里塚から市東孝雄さん、反対同盟顧問弁護団の大口昭彦弁護士を招いて、「3・1三里塚のいまを語る -今も続く成田空港建設のための農地取り上げ- こんな非道を許してたまるか」集会が、エルおおさかで開かれました。
集会には、部落解放同盟全国連合会、全日建連帯労組関西生コン支部、若狭の原発を考える会の皆さんも参加いただき、それぞれの目下の厳しい闘いの報告と三里塚を共に闘う連帯の挨拶が語られました。
大口さんから市東さんの農地をめぐる請求異議裁判控訴審が結審を迎えようとしている中でのその闘いの意義が明らかにされた。また大口さんは新ヤグラ裁判、耕作権裁判、第3誘導路裁判、団結街道裁判などいずれも市東さんの農地に係る他の裁判の状況を説明された上で、関西生コン支部への弾圧とその裁判を語りながら、私たちが今三里塚で直面している闘いを位置付けられた。最後に第3滑走路問題にも触れ、成田空港を2倍化するその攻撃の理不尽さを語られた。
市東さんからは、現実の農地などの様子の30枚余りのスライドを説明しながら、「農地は私のいのちです」という持論をあらためて明らかにされた。そして産直交流会などの様子を通して、生産者と消費者が結ぶ農のありかたを語られた。そして3月29日の全国集会への参加を呼びかけられた。
参加者からの質疑にお二人が答えられ、事務局から安藤さんが閉会の挨拶をして、50人余りが参加した集会を終えました。集会後、近くの会場で、若狭の原発を考える会、関西生コン支部の参加もあり、短い時間でしたが市東さん、大口さんを交えた和やかな交流会が行われました。
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