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2020年1月18日 (土)

請求異議裁判控訴審第2回口頭弁論(1月16日)

1月16日、東京高裁で市東さんの農地をめぐる請求異議裁判控訴審第2回口頭弁論が開かれた。裁判としての結論から言うと、進行協議で菅野裁判長は、次回、3月25日の口頭弁論を開き最終弁論を行い結審させる意向を明らかにしていた。この日の弁論などを通し、控訴人側(反対同盟・市東さん側)の激しいやり取りと、傍聴席の必死の抗議、野次を通した闘いによって、25日に市東さん、平野さんの証人尋問、石原証人の陳述を行うことを認めたものの、その翌々日27日に法廷を開き、最終弁論を行うことを強制してきた。これは自らの任期の関係からどうしても年度内に結審し、自ら判決を行いたいという強い裁判長の意向に基づくものだ。この乱暴な訴訟指揮の意味するところは、市東さんの農地への強制収用を是とする千葉地裁判決(昨年12月)を善しとして控訴を棄却しようとしていることは明らか。それによって、自らの裁判長としての「得点」を稼ごうという卑しい目論見であることはあきらかであろう。正に「体制の走狗」でなくて何であろうか。残された2か月余りの進行協議などの弁護団の頑張りと、25日、27日の傍聴闘争の踏ん張りでこの菅野裁判長の攻撃をはね返そう!

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 この日法廷では、被控訴人・空港会社NAAから出されていた求釈明に対する回答に対する弁護団からの2時間にわたる激しい批判とNAAに対する糾弾、そして傍聴席からの激しい野次と批判、弾劾の声で、裁判長の声などが聞こえないほどの激しいやり取りの法廷となった。いろいろ弁護団からの指摘はあったが、特にNAAが、1990年のシンポ・円卓会議で「今後このような過酷収用は行わない。話し合いでことを進める」との約束をしたことについて、NAAは「農地所有者(地主)についての約束であって、借地については関係ない」として市東さんへの農地の強制収用を「約束違反」ではないと強弁していることについてだ。法廷の中でも前回の法廷で平野さんが、そして地裁段階で小泉さんが、この問題について証言している。1971年、小泉よねさんの家屋、農地の強制収用に対し、NAAは2006年に全面的に小泉さんに謝罪し和解金を支払うとともに小泉よねさんが借地していた畑に相当する畑を空港敷地内、東峰部落の中に小泉さんに貸与しているのだ。「これはNAAがシンポ・円卓会議での約束を借地についても含めて考えていたからではないのか」と弁護団が追求し、法廷の場で釈明するようNAAに求めるとともに、裁判長にNAAに回答するよう指示すべきだと訴訟指揮を促した。しかし、この明白な事実についても裁判長は言を左右し、NAAの強弁をも「一つの論」として認めたのだ。ここにも裁判長の判決に向けた卑しい意図が見えるとしか言いようがない

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 29日の成田市内での全国集会の直前という厳しい日程になるが、多くの皆さんが、「市東さんの農地を守る」ことの重要性に鑑み、全力の対応をされるよう訴える。写真は、裁判後の報告会での市東孝雄さんと、裁判に先立つ集会での萩原富夫さん。

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