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2019年2月21日 (木)

2・25「三里塚農地裁判は、いま」学習会に参加を

 昨年12月20日、千葉地裁(高瀬裁判長)は、農地取り上げの強制執行停止を求める「請求異議裁判」において、原告農民・市東孝雄さんの訴えをことごとく退ける不当な決定を行いました。市東さんと弁護団は直ちに控訴し、闘いの場は東京高裁に移るとともに、三里塚現地はいやがうえにも緊張感を増しています。

 本来なら農地法によって守られている農民の耕作地と権利を、本人の承諾もなしに取り上げるなどできるはずもありません。しかし10年にも及んだその裁判で、裁判所は成田空港の「公共性」を盾に、農地取り上げを是とする決定を行いました。

19225_3国・成田空港会社が取り上げようとしている耕作地は、市東さんの全耕作地
の70%にも及び、まさに生活の場、生きる権利を根こそぎ奪う暴挙です。これを何の権利保全も行わず、強行することは許されることではありません。ましてや国・NAAはこれまで何度も「強制的手段は用いません」と約束をくり返してきました。請求異議裁判は、このことを大きな争点として闘われてきましたが、一審千葉地裁は「強制執行権の放棄ないし不執行の合意は認められない」と、市東さんの訴えを退けたのです。
 今回の学習会では、裁判を担っている弁護団から大口弁護士を迎えて、この千葉地裁判決の報告と検証を受け、控訴審や強制執行攻撃に、ともに立ち向かっていきたいと思います。また市東さんのもう一つの裁判・耕作権裁判や新やぐら裁判などの裁判闘争の現状についても、報告を受けたいと思います。
 三里塚に心をよせる皆さん、市東さん・反対同盟と共に心を一つに、アベ政治に立ち向かいましょう。学習会への参加を訴えます。(2・25チラシ案内文より)

 

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