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2018年11月27日 (火)

関西生コンに対する弾圧に抗議する!

 私たち三里塚関西実行委員会は、今日の滋賀県警による8名(3名の再逮捕、新たに5名)逮捕をはじめ、この一年、全日建連帯労組関西生コン支部に対する大阪府警をはじめとした警察権力、国家権力による弾圧攻撃に対し、満腔の怒りをこめ、以下の抗議声明を今日の会議で決定しました。

  抗議声明

 全日建連帯労組関西地区生コン支部に対し、大阪府警など国家権力は、今年に入って、不当な家宅捜査、組合員の不当逮捕、起訴などを繰り返し、先日21日には、拘留中の武委員長の再逮捕と組合執行部中枢の3人を逮捕した。さらに今日、8人を新たに逮捕した。労働組合としての正当な争議や団体交渉、ストライキなどを恐喝(あるいは未遂)、威力業務妨害などとするもので、断じて許されない。
 
11月22日に組合からだされた抗議声明にあるように、「民事不介入の原則をふみにじって労使関係に介入すること自体が捜査権の乱用であるうえ、一連の弾圧は、憲法28条が保障する団結権と団体行動権、そして労働組合法が明記する組合活動に対する刑事免責と民事免責という、労働組合の権利の根幹に挑戦するもの」である。
 
この間、私たちと共に三里塚闘争に連帯し、辺野古の新基地建設反対、原発再稼働反対をともにたたかう関西生コン支部が、「国策」に対して闘ってきたがゆえの弾圧であることは明らかであろう。
 
私たちは大阪府警をはじめとする警察権力と、その手先となった裁判所・検察に対し怒りの抗議を表明し弾劾する。大阪府警など国家権力は拘束している組合員を直ちに釈放しろ! そして関西地区生コン支部とその組合員に対して謝罪することを要求する。
 
私たちは、関西生コン支部と共に、とことん闘うことを明らかにする。
 
2018年11月27日           
               三里塚関西実行委員会

 

 

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2018年11月24日 (土)

今週の産直野菜 (11月24日)

 181124今週の野菜が今、三里塚から届きました。今週も多いです。
 水菜、じゃがいも、サツマイモ、春菊、ニンジン、タカの爪、ホウレン草、水菜、キャベツ、ネギ、大根、ラディッシュ。 以上、12品です。写真を見ながら、野菜の名前を躊躇なく書けるようになっている。育てられている・・・。

 11月上旬が暖かかったせいで野菜が前倒しでできているそうです。12月までもたないかもとか・・・。私には多すぎて苦労しています。

 12月20日、市東孝雄さんの農地をめぐる最高裁決定(強制収用)を許さないために、請求異議裁判が、いよいよ判決です。
 この貴重な野菜たちを育てている畑を空港のために強奪するという「国策」を許さないために、みなさん、12月20日午後2時から始まる千葉地裁の法廷に集まりましょう。(正午から、裁判所近くの公園で集会し、裁判所までデモをすると思います。)傍聴券の配布がありますから開廷の30分前には、千葉地裁1階ロビーにお集まりください。

 もう一つの荷物もこれを書いている間に届きました。これで、安心して関西生コンへの異常な、不当極まる弾圧に抗議する大阪府警前の行動に参加できます。不当極まる共謀罪の適用かと思えるこの弾圧をはね返そう。労働運動の当たり前のストライキなどの争議行為をやり抜き、「国策」、沖縄、三里塚とともに闘うが故のこの卑劣極まる関西生コンへの弾圧を絶対に許すな!

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2018年11月20日 (火)

耕作権裁判を傍聴 (11月19日)

裁判所の異様な過剰警備

  1119日、千葉地裁民事第2部・内田博久裁判長により耕作権裁判の第39回目の口頭弁論が開かれ、関西から2名の仲間と共に傍聴闘争に参加しました。

181119この日は午前9時から千葉中央公園で決起集会が開かれ、関実を代表して安藤が挨拶。特に山本善偉世話人の偲ぶ会(113日開催)にご出席いただいた市東さん萩原さんら参加者全員で故山本世話人の遺志を受け継ぐ決意を固めたことを報告。反対同盟の呼びかけている「千葉地裁への要望書提出」を偲ぶ会参加者の皆さんに記入していただき、「強制収用するな」の思いを込めたことをアピールしました。

反対同盟の萩原富夫さんは「今日裁判所に強制収用するな、との要望書を提出して、耕作権裁判でNAAの不法を追及し、1220日の請求異議裁判の判決で勝利しましょう」と訴えられました。

集会のあと裁判所までデモ行進が行われ、裁判所正面で二列になって「人間の鎖」をつくり、抗議のシュプレヒコールを行い、市東さん、萩原さんが中心となって1000筆をこえる「要望書」を裁判所に提出。

181119_2裁判所入口に入っていつもより大勢の職員が不当な検問にあたっていることに驚きました。いつもの倍以上30名ぐらい配備されていたと思われます。裁判の開廷冒頭に大口弁護士が裁判長に対し「あなたは今朝の異様な警備体制を知っているのか」と問いただしたところ裁判長は「知りません」と答えたので「裁判所は公平な裁判をするのではないのか、今日に限って異常な不公平な警備をするとは何事か。威圧することは許されない」と怒りをぶっつけ、傍聴席からも怒号と拍手が沸き起こりました。内田裁判長は「所長に伝えます」と弱々しく語り、この日の裁判が始まりました。

 

新たな「文書提出命令」申し立て

裁判所が命令しても「文書開示」を炭ぬりでごまかす原告NAAに対し、弁護団は新たな文書提出命令を申し立てました。各弁護士より「真実がバレるから出さないのだろう」「30年前の文書なのに提出を拒否する理由はないはずだ」と厳しく追及。一部の文書がやっと開示されたものの「300万円を支払った」と核心点でない内容が開示されただけです。当時の用地買収交渉や農地を確定したやりとりなど、市東さんの農地取り上げで、土地の位置が確定できていない、立ち合いも行われていない、市東東市さんの書類を偽造している(署名も印鑑も)など重大な問題がはいっている文書は炭ぬりのままです。弁護団は、この隠ぺい体質を打破しようと新たな文書提出命令を出しました。これに対し、裁判長は裁判官の裁量で隠している文書を調べる「インカメラ」審理の導入を検討し1210日までに回答することを明らかにしました。

 

弁護団が新たな立証ブラン

 不都合な文書を隠し続ける原告NAAとこれを擁護する姿勢の裁判所に対し、弁護団は新たな「立証ブラン」を提出し、これからの訴訟を勝利的に導こうとしています。以前の立証プランは13項目でしたが、これに加えて追加項目をいれ、各項目ごとの担当者(学者、専門家)も明らかにしたい、と説明がされました。裁判長は意外にも、この提案を受け次回弁論までに担当者名を明らかにしてほしい、と弁護団に依頼していました。次回弁論は218日 次々回は513日を決めて閉廷しました。

 

萩原さんが強制収用を許さないと

181119_3裁判の後で開かれた「報告会」は少し離れた千葉美術館で行われ、冒頭に市東孝雄さんから「今日はお疲れさまでした、1220日向かって共に勝ち抜きましょう」と短い決意表明がありました。続いて葉山弁護士が1ページが真っ黒に炭ぬりされた「開示文書」を見せながら、新たな文書提出命令で追及することを強調。そして今日の異常な警備は1220日の判決日に向けた「予行演習」ではないか、と指摘。遠藤弁護士からも「良い判決は出ない」ことを念頭にして闘おう、との呼びかけがありました。  このような発言を受けて、萩原さんが「126日、13日に裁判所への要望書提出活動を行い、耕作権裁判の盛り上がりで強制収用させない闘いを続けましょう」との決意を表明されました。関西実行委員会も、年末年始の闘いに取り組み市東さんの農地を守りぬきましょう。

                      事務局  安藤眞一

 

 

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2018年11月18日 (日)

今週の産直野菜 (11月18日)

 181118三里塚から野菜が届きました。昨日、「原発うごかすな!@関西・福井」の実行委員会が朝から京都であり、その後も、夜までスケジュールがびっしり。そのため野菜の配達を今朝にしてもらいました。

 ブロッコリー、じゃがいも、ニンジン、ピーマン、サトイモ、春菊、キャベツ、タカの爪、水菜、小松菜、カブ、ネギ、大根、ホウレン草。なんと、14品。「高温で野菜が前倒しになっている」と一緒に送られてきた『野菜だより』には書かれています。しかし「台風と虫でレタスは大ピンチ」とも。いろいろありますね。

 先週、今週とサトイモが可愛い。なんと、「空梅雨で、育ち盛りに水不足だった」ためだとか。ハウスを使わない、無農薬有機農法、いろいろ起こりますね。

 今日あたりから平年並みの気温にようやくなりましたが、これまでの異常なまでの暖かさで、思わず、「白菜が巻くのだろうか、「青菜」になるんじゃないか」と心配にもなります。

 これから釜ヶ崎での『狭山再審の現状』(横田雄一弁護士講演)がありますので、とにかく泥を落としたり、仕分けして冷蔵庫などに入れるだけやって、飛び出します。午後1時半から、釜ヶ崎の「ふるさとの家」が会場です。

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2018年11月10日 (土)

今週の産直野菜 (11月10日)

 先ほど、三里塚からの野菜が届きました。といっても宅急便の担当者が新任の人のようで、最初「12・16集会」のチラシが届き、181110「野菜は?」と聞くと怪訝な顔。「お宅の会社のネットで配達中になってるよ」と促すと「調べてきます」・・・しばらくして「ありました。ありがとうございます」と気持ちよく応じてくれた。よかった。

 今週も多い。冬瓜、ブロッコリー、春菊、小松菜、カブ、ニラ、ネギ、ピーマン、サトイモ、じゃがいも、大根、ニンジン 以上12品も。必死で食べないと追いつかない。しかも、来週は、14、15日と若狭のアメーバデモがある・・・。
 
今日も、昼食を取れ次第、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動、続いて狭山再審を求める市民の会こうべの例会、終わり次第、沖縄の奥間政則さんを囲んでの懇談会(講演会?)。終わって・・・・。食べてる暇がない・・・。

 なんとなく黄色っぽい写真になっていますが、スマホで撮ったためです。カメラが先週の「山本善偉さんを偲ぶ会」からまだ帰ってきていない。今日、かえってくるはずですが。

 

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2018年11月 5日 (月)

「山本善偉さんを偲ぶ会」に参加して

Img_4309山本善偉さんの偲ぶ会に、家族友人たち約100人が六甲学生青年センターに集いました。本当に多くの人たちの善偉さんとの交流と思い出話しを聞いてあらためて、善偉さんの素晴らしい生き方人々の交流に心打たれました。教え子には財界人もおり、様々な偲ぶ会が開かれているが、この会こそ善偉さんの本当の思いに寄り添うものだ(実際は、「最左派」との言葉ですが)との指摘があった。 

善偉さんは、1943年の学徒出陣壮行会の答辞で、「命を賭けて敵米英を撃滅する」と檄を飛ばし、新兵訓練の教師として、多くの若者を戦地に送った。戦後母校で教鞭とるも、アメリカ留学で、フィリピン女学生から、牧師の父親が民兵を匿ったために目の前で日本軍に殺された話しを聞かされ、辛うじてアイムソーリーとしか言えなかった体験が、後々反戦反基地反差別の闘いを97才に亡くなるまで貫いた原点と言っていた。

Img_4310遺族を代表した息子さんが、新しい世界観や考え方に非常に柔軟に受け入れる人だといわれた。客観的情勢や世の中の動向が大きく変化するとき、真っ白な気持ちで向き合い、これまでの自らの考え方や世界観にいつまでも固執せず、これまでの有様を痛苦に反省し自己変革と格闘する勇気と必死の努力をされたのだろうと思います。私はそのことの大切さを善偉さんから教えられました。本当に戦争と戦後の歴史を背負って生き抜き闘い抜いた人だと思いました。学徒出陣の送辞答辞を述べた2人ともが、Img_4311戦争を否定し、平和と人権を守る闘いを貫く生き方をした事実の重さを、痛感します。安倍の破綻はこの点で必然です。素晴らしい偲ぶ会でした。沖縄から安次富さん、金さん、三里塚から市東さん、萩原さん、山口さん、反原発の木原さん、部落解放同盟全国連はじめ様々な方々が素晴らしい発言をされました。

というか善偉さんの人徳だと思います。松原さん。みなさん。大変お疲れ様でした。
               関西合同労働組合  石田勝啓

 

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2018年11月 3日 (土)

今週の産直野菜 (11月3日)

 18113今、三里塚から野菜が届きました。
 ラディッシュ、ニラ、ピーマン、ジャガイモ、サツマイモ、ブロッコリー、大根、小松菜、枝豆、ネギ、葉付きニンジン
 以上、11品です。すごい!
 残念ながら、今から飛び出して「山本善偉さんを偲ぶ会」の準備です。
 野菜が来るのが少しおくれたため、枝豆を湯がくのがやっとです。
  

 山本善偉さんを偲ぶ会の報告を現場からあげますので、よろしく。

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