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2018年9月 5日 (水)

関西空港が沈んだ?

 

 台風21号の襲撃で、各地に甚大な被害が出ていることをお見舞いもうしあげます。

 

 1895その上で、今朝の朝日新聞トップの記事が「台風 関空冠水」の大見出しの下に書かれています。台風が吸い上げる巨大な力で海面の水位が上がる現象があり、神戸市でもポートアイランドのコンテナが高潮で海に流れ出していることが報じられています。昨日の台風で大阪では過去最高潮位を329センチ超えたというのです。

 

 実は関西空港はその埋め立て土砂の重量で、地層の沖積層はもとより氷河期に形成されたとするその下の洪積層が沈み続けています。今も毎年、7センチ余りの沈下があります。関西空港会社のホームページに掲載されていますので、誰でも見ることができます。

 

 関西空港の建設過程で、国は8メートルくらいの沈下で止まると豪語していましたが、今回の件で報じられているように開港して24年、建設をはじめて30年ほどで、すでに平均14メートルも沈み、専門家によればこの沈下は50年以上は続くだろうがいつまで続くかわからないと言われています。この朝日新聞の写真によれば(最高潮位の時ではないと思いますが)空港の冠水した水面と、その周りとの海水面の高さが変わらないように見えますし、Facebookでの現場からの声でもそのことが言われていました。つまり、空港の滑走路面はすでに周りの海水面より低くなり始めているのです。14メートルも沈めばそうでしょうね。空港会社は、仕方なく空港敷地周辺に高さ3メートルの護岸を作り、さらに継ぎ足していたのですが、それが今回は役に立たなかったのです。

 

 私は開港前に、50年もしたら空港は海の藻屑と沈んでしまうだろうが、それまでは生きていないなと残念に思っていました。しかし、開港してわずか24年で、私の目の前で起こったのです。たとえ台風が原因だとしても。

 

 毎年7センチも沈み続ければ、あと20年後にはさらに1.4メートル沈みます。護岸をさらに高くするのでしょうか。

 

 人間の儲け主義にかられた技術とはこの程度です。辺野古の新基地建設、あるいは原子力発電所のことを想わざるをえません。

 

 それに関西空港会社は鳴り物入りで民営化され、一般企業関西エアポートが買い取りました。しかし、それは運営権だけです。この事故で空港が運営できなければ、関西エアポートは、埋め立て島と滑走路を維持管理する関空会社かその背後にいる国に対してその巨額の損害を請求してくることは理の当然でしょう。それには、多分私たちの税金が使われることになります。

 

 みなさん。どう考えられますか。

 

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