今週の産直野菜 (9月22日)
先ほど三里塚から野菜が届いた。 来週、9月27日(木)、市東孝雄さんの農地をめぐる請求異議裁判の最終弁論と市東さん本人の陳述が行われる。この裁判は、最高裁の決定が出ているものの、同じ南台の農地をめぐって並行して始まった耕作権裁判が、11年もかかって未だに求釈明の段階で、証人尋問、証拠調べさえできないでいることが示すように、千葉地裁での多見谷裁判長による判決の強行と、東京高裁、最高裁によるその追認が、でたらめ極まりないものであったことを示している。 そこには空港建設という「国策」を掲げて、親子3代、100年にわたって耕されてきた優良農地を取り上げるという、絶対に許すことができない日本の自民党農政の姿がある。とりわけ3選をもって改憲への道を走ろうとする安倍政権による第一次産業としての農業切り捨て、農民切捨ての現実がある。戦後の農業基本法(自民党農政)による農業切り捨て、家族農業破壊の流れは、安倍政権になって、農地法の改悪、種子法の廃止などによって極まっている。そして同じ第一次産業である小規模漁業の破壊へも進んでいる。 こうした第一次産業を破壊し、大資本、多国籍企業の利益にのみ依拠しようとするアベ政治は、労働者をはじめとした貧困、格差の社会を強制している。 市東さんの農地をめぐるこの農地法のたたかい、請求異議裁判のたたかいは、こうした日本のアベ政治の核心を突き、展望を失い農地から離れ始めている農民への励ましの闘いとなっている。 9月27日、千葉地裁に結集し、裁判所を埋め尽くして闘おう。裁判は午後2時から601号法廷で開かれますが、正午、千葉市中央公園で簡単な集会をして、裁判所へのデモがあります。また裁判だけの場合は、傍聴券の配布がありますので、開廷30分前までにお集まりください。
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