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2018年7月20日 (金)

7月17日の請求異議裁判を傍聴して

 

 717日、千葉地裁で市東孝雄さんの農地をめぐる最高裁決定(農地強奪)に対する請求異議の第8回裁判が開かれた。

 

 18717この日、専門家が裁判の法廷で専門家としての意見を述べる「補佐人」として、農業経済学者の石原健二さんと憲法学者の内藤光博さんが、それぞれ予定の1時間を上回る熱弁を繰り広げた。

 

 石原さんは、日本の戦後農業の現状を語る中から、農業基本法(1961年)前文から引用して本来農業がもつ意義と社会的位置が阻害されてきたことを明らかにした上で、詳細な農業指標と世界の動向から農業の社会的位置を明らかにした。その上で、18717_2市東さんと萩原さんが受け継ぎ進めている有機農業と産直提携の重要性を明らかにし、空港会社による農地強奪の強制執行が反社会的な権利の乱用であることを明らかにした。

 

 また、内藤さんは前々回の法廷での加瀬さん、小泉さんの証言、小泉よねさんへの強制執行(1971920日)を引用しつつ、市東さんの農地などに対する強制収用は、市東さんの誇りと生きる希望を奪う点で「二重の意味での過酷執行」であり生存権などを定めた憲法に違反すると断じた。同時に新たな憲法学的論点として「営農権」の確立を主張し、18717_3スイスや韓国の憲法学的現状を引用しながら、市東さんの営農権を奪うべきでないことを明らかにした。

 

 法廷では最後に、7人の弁護団全員が立って927日に予定されている最終弁論の骨格的な弁論を展開し、空港会社に自らの位置に立った反論があるなら早急にすべきであることを厳しく求めた。

 

 次回法廷は、時間などはまだ確定されていないが、927日(木)に開かれ、弁護団による最終弁論と本人・市東孝雄さんの意見陳述が行われる。

 

 早急にみなさんが、対応する態勢をとり、傍聴に駆け付けることを訴えます。高瀬裁判長に、不当な判決を許さないために全力で取り組みましょう。

 

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2018年7月14日 (土)

今週の産直野菜 (7月14日)

 先ほど三里塚から野菜が届きました。

 

18714_3ニンニク、玉ねぎ、ジャガイモ、オクラ、ナス、キュウリ、トウモロコシ、セロリ、ピーマン、ニンジン 以上10品です。この異常な暑さと、突然の大雨(千葉はあまり降らなかったようですが)。この異常な気象の中で、それぞれなりに野菜たちが育っているようですね。オクラが来ると、「夏やなぁ」と思いますね。

 

 すでにお知らせしているように、今週、717日(火)午後2時より千葉地裁で市東孝雄さんの農地をめぐる請求異議裁判の口頭弁論が開かれる。

 前回法廷では裁判長は、この日に結審という方針を打ち出し、73日の進行協議で、石原健二、内藤光博両氏を証人としてではなく「補佐人」として意見を述べていただくという譲歩を裁判所が行った。その上で、最終弁論をしてこの日結審と裁判所は主張。

 9日、再度開かれた進行協議で、裁判所がさらに譲歩し、927日(木)に、弁護団の最終弁論、市東さんの意見陳述を行って、結審することになった(時間は未定)。717日、927日、全力で傍聴に駆け付け、千葉地裁・高瀬裁判長を追い詰めましょう。

 今日の朝日新聞に「野村HD 農業に投資 -ICTで省力化・成田を輸出拠点に-」なる記事がでた(「18.7.14朝日新聞・農業.pdf」をダウンロード)。成田で輸出できる野菜を作り成田空港からという記事だ。18714_2その最後に「日本の農業は、高コストや人口減による後継者不足が指摘されてきた。だが、野村A&Aの大野敦幸社長は「農業は手つかずの部分があり、伸びしろがある。やりようによっては成長産業になる」と強気だ。」とある。

国家権力は農業本来のあり方を明治以来の近代化・富国強兵政策、帝国主義化の中でとことん収奪し、疲弊させてきた。その上で、戦後の「農業基本法」「農政改革」の中で、小規模農業、家族農業をさらに収奪し、「農地法」改悪を通して、農地の収奪を強行してきた。それに対する象徴的な農民闘争が50年を超える三里塚闘争であり、不法・不当な最高裁決定(多見谷地裁判決)をめぐる請求異議裁判闘争である。2000年代以来、自民党農政の尖兵となり、かかる農業破壊のキャンペーン(TPP賛成も)をマスコミの先頭ではる朝日新聞の蠢きを許さず、三里塚、そして全国の農民とともに小規模農業、家族農業を守る闘いとして三里塚に注目し、三里塚農民とともに闘おう。

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2018年7月10日 (火)

『第2回樫の木まつり』に参加して

 

 78日、1878_2大雨が続いている関西から出かけてきた千葉は、着いた前夜にもう雨は上がっていた。そして『樫の木まつり』が開かれたこの日は、夏の雲があるものの、きれいな青空。この夏、初めて感じた「暑い!」夏の暑さでした。

 

 請求異議裁判で強制収用の対象となっている市東さんの南台の畑で、「打ち合わせ」。反対同盟の伊藤さんから状況の説明と、支援連四党派から農地強奪を許さないという想いが語られて、1878_3市東さんを先頭にデモに出発。風が暑さとともにさわやかな空気を運んでいる中を150人がデモ。なんと会場の市東さんの離れから開拓道路に行くところに機動隊が完全武装で盾を横にして構え並んでいる。1878_4「強奪するぞ!」という意思表示かとも思うが、場違いな滑稽さがあふれていた。

 

 この『樫の木まつり』は市東さんの離れにある100年を超える樫の木の下で行われることから付いた名だが、「農地の強奪を許さない」という意思表示を請求異議裁判の開始という中でやろうということで、昨年開かれ、「今年もやれた」、「来年もやろう」と、第2回が開かれたのだ。

 

 1878_6萩原富夫さんの開会の挨拶で始まり、動労千葉、関西実行委(私)、市東さんの会などいつもの発言バッターがそれぞれ想いを語る。1878_7関西からわざわざこのために(前日は大阪十三、翌日は名古屋で公演)来られた趙博さん(パギヤン)の熱演と語りが集会を大いに盛り上げ、多くの皆さんの想いを、1500筆にのぼる署名を携え参加してくれた関西生コンの西山さんが代表していました。1878_8飲み食い、語り合うにぎやかな集まりが今年も暑さを跳ね返して勝ち取られたのです。

 

 最後に、市東さんが、裁判の如何に関わらず来年もここで第3回をやろうということばで(強制収用されれば、ここも失うことになるのだ。許せるか!)この日の『樫の木まつり』は閉じられました。

 

1878_9 なお、昨日開かれた裁判の進行協議で、717日の法廷で結審と言われていたものを押し返し、927日(木)に最終弁論を行い結審することになったと連絡が入りました。みなさん、準備をお願いします。また、秋の三里塚全国集会は、1014日(日)に開かれることに決まりました。

 

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2018年7月 9日 (月)

今週の産直野菜 (7月9日)

 

 先ほど、三里塚から野菜が届きました。1879土曜日の荷受けが通常なのですが、土曜日の『つながろう・ひろがろう』集会を大雨の中強行して、そのまま千葉に向かい、日曜日は成田現地での『樫の木まつり』。終わって帰ってきたら日付が変わった。

 

 という事情で、野菜たちは、クロネコさんの倉庫で2日間泊めていただいたことになります。届いた箱を開けて、「この面子ならば」とほっと一安心(ミニトマトがちょっと心配、味は落ちるだろうな)。ピーマン、ジャガイモ、ニンジン、ナス、ニンニク、ミニトマト、キュウリ、玉ねぎ 以上8品です。

 

 昨日の樫の木祭りは150人が参加して、出かけた関西では想像できなかった晴天・青空の下での行事でした。明日、関実ブログで報告をアップしますが、717日、市東孝雄さんの農地に対する最高裁決定をめぐる請求異議審が結審する(9月ごろ判決か?)ことを受けて、緊張感がある「集会」「デモ」「呑み会」でした。請求異議審が1年以上かかっており、そのことで、昨年始めた『樫の木まつり』が今年もできたと指摘され、そういう想いのこもった集会だったんだと感じた。

 

 717日の正午、千葉中央公園に集まって、簡単な集会とデモをして傍聴態勢にはいります。昨日発言して、またわずか9日で発言しなければと思うと気が重いのですが。

 

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2018年7月 1日 (日)

今週の産直野菜 (6月30日)

 昨日午前中に、三里塚から野菜が届きました。18630 ピーマン、モロッコインゲン、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンニク、ニンジン、コスレタス、トウモロコシ、キュウリ
 以上、9品。キュウリがここ3週連続で多いのにはびっくり。

 昨日は、辺野古の神戸行動のミーティングからはじまって、4連荘のハードスケジュール。淡路の安藤さんから届いた「請求異議裁判」(6月28日)の報告をアップするのがやっとで、この報告が今日になりました。
 
他方、関西生コンから、市東さんの農地署名が1447筆届きました。

 さて、今週は月曜日が京都で「再稼働反対」の実行委員会。水曜日は、名古屋高裁金沢支部で、大飯原発の再稼働をめぐる控訴審判決公判、その日は熊川宿に泊まって、翌日、若狭のアメーバデモ。金曜日は関電包囲行動、土曜日は辺野古の神戸行動の後、「つながろう・ひろがろう集会」、終わり次第、翌日の三里塚現地での樫の木祭りのために千葉に直行。さて、野菜を食べる暇があるのだろうか・・・。若狭で食べていただくか・・・。

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