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2018年4月14日 (土)

今週の産直野菜 (4月14日)

 先ほど三里塚から野菜が届きました。
 のら坊菜、サニーレタス、大根、サトイモ、ネギ 以上5品です。

 

 最近、私の周りで「第一次産業を切り捨てて進む日本の資本主義」への批判の声が、小さくても上がっています。そんな折、4月13日付けの朝日新聞の小さな記事に目が留まりました。

 日頃、農業のことについてはいくつかの納得できる論考もあり、三里塚に関わる私にとって1961年農業基本法以来の「農民切捨て、農業切り捨て」の農政について考え続けてきました。それを「第一次産業」というもう一回り大きな論点から見ようとすると、林業の衰退、漁業の衰退がでてきます。林業については、洪水、山崩れなどの繰り返される自然災害で指摘もされています。

 18413_2ところが漁業については、大企業による巨大船団の遠洋航海や養殖産業などに漁業が追いやられていることとしてわずかな知識はありますが、海岸各地に原発が林立し、和歌山や三重、兵庫の揖保など原発を立てさせなかった地域も海岸で、その反対運動を担ったのが漁師を中心とする人たちでした。

 農業に比べ産業規模が小さいため、報じられることがあまりないということがあると思います。先述の朝日新聞の記事に、政府の中の機関「規制改革推進会議」で、「政府は養殖漁業に資金力がある地域外の企業が参入しやすくなるよう、漁業権を地元漁協に優先して認める制度の見直しを視野に入れる」というのである。これこそ農業の世界と一周遅れで進んでいる第一次産業破壊の新自由主義的施策でなくてなんだろうか。「いまは官邸に余裕がない」から作業が遅れているというのだが、「やはり、そうなのか」とあらためて思った。

 私たちの周りの運動、特に労働運動の中で、第一次産業への言及は、皆無と言えるほどほとんどない。それでいいのだろうか。いや、間違っていると改めて思う。一万年にわたって続けられてきた第一次産業と、その自然との関わり、その人類の営みと、わずかこの200年あまりの電気の発見から始まる産業革命以来の急激なエネルギー消費の増加ということの間にあるギャップを、見つめなおさなければならないのではないだろうか。そういう意味では、自然を破壊して進む「自然エネルギー」議論にも疑問を持つ。要するに、電気を、エネルギーを使いすぎる現代の私たちの生活を、あり方を根本的に反省、考え直さないといけないのでは。

 最近、映画『ニッポン国 VS 泉南石綿村』を見たり『国家と石綿』(永尾俊彦著)を読んで、産業革命とともに進んだ石綿、アスベストへの傾斜と、その危険性を知った国々の方向と、それを無視して2000年近くまで石綿を消費し続けたこの国の愚かさと犯罪を知って、なおのことこの想いを強くした。

 三里塚の闘いの方向を今考えるとき、こうした課題にも向きあわざるを得ないように思えるのだが、どうだろうか。

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