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2018年2月 8日 (木)

関実旗開きでの若狭の原発を考える会からの挨拶

若狭の原発を考える会の木原です。こんにちは。

三里塚決戦勝利関西実行委員会2018年団結旗開き、おめでとうございます。

182450有余年の長きにわたって、農地を強奪する国策に抗して戦い続け、「闘魂益々盛んな」三里塚芝山・連合空港反対同盟の皆さんと関西実行委員会の皆さんに心よりの連帯の挨拶をさせていただきます。

 

原発は、事故の多さ、事故被害の深刻さ、使用済み燃料の処理や保管の困難さなど、あらゆる視点から、人類の手に負える装置ではありません。

福島原発事故から 7年近くになりますが、現在でも事故炉内部の様子はほとんど分からず、汚染水は垂れ流され続けています。

この事故で避難された10 数万の多くは今でも故郷を奪われたままです。長期の避難生活が健康をむしばみ、家族の絆を奪い、大きな精神的負担となっています。多くの方々が、避難生活の苦痛で病死され、自ら命を絶たれました。癌の苦しみ、発癌の不安にさいなまれています。そのような中でも、政府は、避難された人々に、除染が進んだとするには程遠く、高放射線でインフラも整備されていない故郷への帰還を強要しています。

一方、福島事故以降の経験によって、原発は無くても何の支障もないことが実証されました。したがって、原発を運転する必要性は全く見出だせません。不要な原発を稼働させて、事故のリスクに怯える必要は全くないのです。

そのため、最近のほとんどの世論調査でも、原発反対は賛成の2倍以上となっています。脱原発、反原発が多数の願いであり、民意であることを示しています。

それでも、電力会社や政府は、原子力規制委員長までもが「安全を保証するものではない」と言う新規制基準に適合したことを拠り所にし、また、原発に「絶対的安全性を求めるべきではない」と主張して、原発の再稼働をたくらんでいます。

若狭の原発について、関電は、昨年、高浜原発34号機を再稼働させ、来る3月、5月の大飯原発34号機の再稼働を企てるのみならず、40年超え老朽原発・高浜12号機、美浜3号機の再稼動をも画策し、「原発銀座・若狭」の復活を狙っています。

 

1824_2一方、安倍政権は、2030年までに、いわゆるベースロード電源として、原発電力を2022%にまで、増加させようとしています。

それは、使用済み核燃料や事故による損失を度外視すれば、安上がりな原発電力によって、電力会社や大企業を儲けさせるためであり、②原発輸出によって、原発産業に暴利を与えるためであり、③戦争になり、石油や天然ガスの輸入が途絶えたときの、基盤電源を原発で確保するためであり、また、④核兵器の原料プルトニウムを生産するためです。すなわち、原発の再稼働は「巨大資本に奉仕する国造り、戦争出来る国造り」の一環として行われているのです。許してはなりません。

しかも、原発の再稼動を進める電力会社は、傲慢で、事故だらけで、たるみ切り、トラブル続きの企業です。また、再稼働にお墨付きを与える・原子力規制員会は、例えば、専門家の指摘を無視して、地震動の過小評価を行うなど無責任極まりない審査を行っています。昨近話題のデータねつ造にも通じるものです。再稼働が進めば、重大事故を起こす可能性は大です。

ところで、大企業や大組織のトラブルの急増は、電力会社に限ったものではありません。最近では、東芝の放漫経営、神戸製鋼や三菱マテリアルズのデータ改ざん、日産やスバルの不正検査、在日米軍機や自衛隊機の相次ぐ墜落・部品落下、JR新幹線台車の亀裂など、枚挙のいとまがありません。

金儲けにのみに突っ走る、日本資本主義の倫理や技術は崩壊し、地に落ちていることを物語っています。自民党政権が、半世紀以上にわたって続けた人間性無視の政策、すなわち、極端な合理化、派遣労働、非正規雇用の助長、過剰な科学技術依存、後先考えぬ教育破壊、労働組合破壊、農業破壊、社会構造破壊の付けが回ってきたのです。

 

こんな社会は、一日も早く変革しなければなりません。

私たち若狭の原発を考える会は、変革への突破口を原発全廃運動に見出そうと考えています。

原発重大事故は、職場を奪い、農地を奪い、漁場を奪い、生活の基盤を奪い去ります。したがって、原発全廃の運動は、市民運動の枠を超えて、労働者、農民、漁民、学生など、多くの階層の連帯した運動として闘われなければならないし、そのような闘いに発展する可能性を包含(ほうがん)していると考えるからです。

私たちは、反原発運動を通して、科学技術に過剰に依存する社会、経済的付加価値の追求に明け暮れ、金のために、人の命と尊厳を犠牲にする社会と決別し、人が人間らしく生きて行ける、新しい社会を展望しようと考えています。

そのために、作物、生き物の生育という、自然の営みを基調とし、大地と水と空気と光の恵みの上に、成り立つ農業は、欠かすことのできない、人々の多くが関わらなければならない、重要な産業です。農業は、人間本来の生き方を学び、人間らしい感性を身に着けるための、学校でもあります。その農業が、今、国策によって、破壊されています。

一方、国策で推進された原発が、重大事故を起こせば、大地、水、空気を汚染し、極めて広範な地域の、農業を根底から破壊することは、福島事故が大きな犠牲の上に教えています。私は、昨年、2回三里塚を訪れさせていただきました。その時、あのフカフカした畑、豊かな農地を見ながら、この大地を放射性物質で汚染させてはならないという決意をますます強くしました。

 2252603_2農地を守り、農業を復権させることは、人が人間らしく生きる知恵を、自然に求めることであります。また、人の命と尊厳を踏みにじる、原発と決別することは、経済的利益のみを追求する、資本主義からの人間性の解放であります。 

市東(しとう)さんの農地を守り、第三滑走路計画を粉砕し、全ての原発の廃炉を闘いとり、反動安倍政権を震え上がらせ、安倍政権を打倒する、圧倒的な大衆運動の高揚を、共に闘いとりましょう。

 

最後に、私たちの属する「大飯原発うごかすな!実行委員会」は、今月25日、26日に20数グループに分かれて、若狭湾沿岸地域の隅から隅まで「大飯原発再稼動阻止」を訴えながら歩き、チラシを各戸配布する通称拡大アメーバデモを企画しています。全国からの総結集をお願いします。

 有難うございました。

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