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2017年1月31日 (火)

耕作権裁判口頭弁論 (1月30日)

17130 昨日1月30日、千葉地裁で耕作権裁判の口頭弁論が開かれた。

 先だって、裁判所近くの葭川公園で簡単な集会が開かれ、その後、裁判所に向けてデモがたたかい取られた。集会では、反対同盟から萩原富夫さんの挨拶と提起が行われ、動労千葉、関西実行委員会、市東さんの会から簡単な決意と挨拶が行われた(右写真はデモの先頭を行く市東孝雄さん)。

 この日の裁判について、裁判事務局が作成した「1・30耕作権裁判傍聴のために」17130_2を引用する。
― 第31回耕作権裁判は、現在偽造文書問題及びNAA(成田空港会社)による農地取得が違法・無効であること等を焦点に争われています(左写真は萩原富夫さん)。
 NAAが市東東市さん(孝雄さんのお父さん)の耕作地特定の唯一の根拠としている「同意書」、「境界確認書」は、NAAによって偽造されたものであることは既に根本鑑定書等によって明らかにされています。さらに弁護団は偽造であることを筆圧痕の違いから明らかにするために筆圧鑑定書を準備しています。17130_3またNAAが市東東市さんの署名と主張している字は非常に勢いのある字ですが、この頃に市東さんは軽い脳梗塞になって箸をもつことや字を書くのが不自由であったこと、そのために千葉県リハビリテーションに半年余り通院し、その後も軽い後遺症が残って字を書くのが不自由な状態であったこと、等を証明する陳述書を提出しました(右写真は、裁判所前をデモしている。右端が市東さん)。
 この偽造文書問題については、農地裁判の一審多見谷判決では全く触れられず無視されて高裁、最高裁もそのまま踏襲してきました。17130_4しかし、追い詰められたNAAはこれ以上無視し続けるのは不利と見て、「NAA側が提出した石井鑑定書は杜撰きわまりないもので鑑定書たりえない」と根底的に批判されたことに対して、弁護団の柳谷鑑定書への反論ならざる居直りの「準備書面」を提出してきました。この文書偽造問題を徹底的に追及して、「同意書」、「確認書」が偽造であることを証明しよう。―

 法廷では、満席の傍聴席が見守る中、この「傍聴のために」が示したように、弁護団によってNAA側を徹底的に追い詰めました。

 17130_5次回は4月24日(月)、次々回が6月26日(月)に開廷する(いずれも午前10時半から)ことを確認して、この日の法廷は終わりました。

 閉廷後、場所を移して報告会(右写真)が行われ、市東孝雄さんの挨拶のあと、弁護団からこの日の裁判の説明が行われた。法廷前の集会で発言できなかったみなさんからの挨拶と決意があって、この日のたたかいを終えた。

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2017年1月26日 (木)

2月12日「国策とたたかう農民・農地を守ろう!」集会へ

国策とたたかう農民・農地を守ろう!
アベ政治を許すな! 2・12集会

               -三里塚闘争50年にさいして-

〔賛同のお願い〕     

 2・12集会実行委員会 事務局 松原康彦

 2月12日、安次富浩、大野和興、米澤鐡志さんら各氏の呼びかけで、「三里塚闘争50年にさいして~国策と闘う農民・農地を守ろう!アベ政治を許さない!」集会が、大阪で開かれます。

 昨年3月27日、成田市で開かれた三里塚全国集会で、萩原富夫さんは「これまでの垣根をこえ、市東孝雄さんの農地を守るために、運動を広げよう」と提起しました。関西で私たちも、その趣旨による集いをおこなおうと、みなさんが話し合い実現にこぎつけることができした。

17212 下記の事情をご理解いただき、ぜひみなさんのご賛同、ご参加をお願いいたします。

 三里塚では、20年も前に土地収用法が失効しました。そのため国と空港会社は、ほんらいは農地を守るための「農地法」を悪用し裁判で農地を取り上げようとする「国策裁判」がおこなわれています。10月25日には最高裁判所が上告を棄却し、市東孝雄さんの農地が強制収用されようとしています。

 また、首都圏空港容量の拡大が叫ばれ、1000ヘクタールもの用地拡張による第3滑走路の建設、暫定滑走路の1000メートル北へ延伸、そして空港離着陸時間規制の大幅緩和などが目論まれています。地元住民をまったく無視した、新たな空港建設であり、くらしといのちを奪うものと言って過言ではありません。

 三里塚闘争、農民・住民の運動が50年もの長きにわたり勝利的に闘いぬかれてきたこと自体、民衆の歴史に残る闘いの金字塔です。それを押しつぶそうと、新たな「国策」が押しつけられています。日本の民衆は、秩父困民党1万人、谷中村(足尾銅山)の農民決起、百里や砂川の基地、日本原、北富士演習場反対運動などに脈々と引き継がれてきました。

17212_2 国に抗して立ち上がった農民闘争の系譜を失ってはなりません。いま、沖縄、辺野古・高江の機動隊の暴力による米軍基地の建設に対する、沖縄の民意、島ぐるみの闘いがあります。福島の被害に苦しむ人たちや避難者の権利、生活の方途を奪い、子どもたちを放射能の脅威にさらしながら、「福島は終わった」という「国策」強制がおこなわれています。南スーダンへの自衛隊派遣、「駆け付け警護」の付与、秘密保護法、集団的自衛権行使の容認、戦争法の強行、三里塚、沖縄、福島への「国策」の押し付け、原発再稼働の動きなど民意を無視し押しつけられる時代となっています。安倍政権の流れに抗し、沖縄、福島、三里塚、そして全国の私たちが決して「あきらめずに」行動しようではありませんか。

 三里塚から萩原富夫さんが、「垣根を越えよう」と呼びかけました。しかし、この集まりを準備する過程はさまざまな困難に直面しています。30数年前の、三里塚反対同盟の分裂。支援党派のなかに「内ゲバ」をも含む厳しい対立があり、なお現在もあることをあらためて痛感させられています。

 私は、三里塚闘争がその闘いの凄さ、激しさ、そして歴史性を有しながら、党派運動の中に埋没していくことに危機感を覚えていました。よく「三里塚は、過激派の闘い」といわれます。しかし2003年、予想もしていなかった市東孝雄さんの農地(とり上げ)問題が発生。強制収用が破綻したことから、裁判で農地を取り上げようとする国の意志が露わになりました。そして第3滑走路問題です。

 当時すでに沖縄・辺野古新基地問題が起こり、2011年3・11フクシマ大事故が起こりました。東京電力に対する官邸前のうねりや沖縄の島ぐるみのたたかいをはじめ、新たな闘いが始まり、1昨年からの戦争法反対の巨大な動きが生まれました。私たちも、2010年の沖縄県民大会に故・萩原進さん、市東孝雄さんとともに参加し、反対同盟の旗が10万人結集の真ん中で翻りました。三里塚は、反原発運動の現場にも行きます。萩原富夫さんの「垣根を越えよう」という訴えは、いまの政治状況の中での大きな決断と提起です。この国の政治が、農民のいのちとくらし、私たちの食や環境を根本から破壊しようとしているおぞましさが、市東さんの農地問題を通して見えてきました。沖縄、福島、三里塚、いま私たちが「垣根をこえて」立ち向かっていくときではないでしょうか。

 私は、こうした想いで「2・12集会」の準備にかかわる一人です。

 一人でも多くの皆さんが、「2・12」集会へのご賛同、ご参加をいただけるよう心からお願いいたします。

【賛同郵便振替口座】口座番号 00910-6-332559
        
加入者名 「三里塚50年」集会実行委員会

 

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2017年1月21日 (土)

今週の産直野菜 (1月21日)

17121 先ほど三里塚から、今週の野菜が届きました。

 ニンジン、里芋、キャベツ、白菜(2個)、ネギ、大根 以上6品です。

 「野菜だより」にはブロッコリーまたはキャベツとありますので、我が家はキャベツ。「野菜だより」には、「キャベツはもともと数は少なかったのですが、正月休み中、ヒヨドリの群れのご馳走になってしまい、わずかに残りました」とある。ラッキー、そのわずかに当たったんだ。

 先週、「白菜が2個」と書いたら、「白菜をうす揚げと一緒に甘味で煮ると美味しいし、白菜が一気に減るよ」とご教示が。結果、ほとんど毎日食べていた。スープも美味しい。17122今週も、小さいのが2個。湯豆腐と揚げとのスープで頑張って食べるか・・・。

 明日は「高浜原発うごかすな!関電包囲集会」。みなさん。集まろうね。
[午後2時]出発集会(~14:30) 所・大阪中之島公園女神像前/[デモ周発]14:30~ 西梅田公園まで 西梅田公園から近くにある関西電力本店前に三々五々集まる(徒歩5分)。 [関電包囲全国集会] (16:00~17:30) 所・関西電力本店前歩道。

 安倍政権は、福島の被災者を切り捨て、帰還を強制し、「福島の放射能はコントロールされている」として2020年東京オリンピック開催に向けて一切の政治を動かそうとしている。それが改憲と共謀罪であり、「退位問題」であり(辞めればいいのだ!)、原発再稼働と輸出。こうしたことをどうして許せるか!
 大津地裁の再稼働差し止めの仮処分決定を守るために、関西電力に、そして大阪高裁に圧力をかけよう!

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2017年1月17日 (火)

三里塚関西実行委の団結旗開き (1月15日)

17115
17115_2 1月15日、三里塚現地から反対同盟の太郎良陽一さんを迎えて、三里塚関西実行委員会の旗開きが、60人の結集で賑やかに開かれました。

 17115_3主催者挨拶は山本善偉世話人。みなさんの前に姿を現したのは昨年8月以来。秋に弱られたことなどどこ吹く風のお元気な姿を見せて、「闘う仲間と一緒に、ここに立てるということが」と喜びをかみしめながら話された。
 17115_4来賓あいさつ。反対同盟の太郎良さんは、関実結成と同じ1972年に現地に入った以降の経緯に触れながら、今回「市東さんの農地強制収用阻止!決戦本部」を立ち上げ「俺がやるしかないじゃないか」と決戦本部長を引き受けた想いを語った。17115_5そして市東さんの農地の強制収用の闘いと第3滑走路との闘いに触れ、「市東さんとともに闘おう」「自分の生き方をここにかける」と、自らの決意とともに、呼びかけられた。
 連帯の挨拶が、部落解放同盟全国連の池本さん、全日建関西生コンの西山さんからあった。お二人とも、「国策とたたかう農民・農地を守ろう!アベ政治を許さない!-三里塚闘争50年にさいして-」2・12集会への決意を語られた。
 17115_6ここで事務局の松原から、市東さんの農地17115_7への強制収用情勢の切迫と、そのためにも「2・12」集会の重要性と取り組みの現状が訴えられた。
 所用で遅れた永井満関実代表世話人が、簡単な挨拶の上で、乾杯の音頭をとった。

 17115_8ここからは、恒例の挨拶と「芸」が披露された。関西合同労組の佐々木副委員長、すでに66回の福島行動を続けて三里塚と結んでいる古河さん、17115_9障害者運動の高見さん、海と空を戦争につかわせない会の掛屋さん、関電包囲行動の仰木さん、宝塚宗教者・市民平和会議の福井さんと挨拶が続いた。
 もう恒例になった梶原先生のウクレレ。そして初参加の辺野古の神戸行動、大阪行動の平石さん、風をおこす女の会の松野尾さんの訴えのあと守田さんなどによる踊りと唄。永井さん、17115_10山本さんはもちろん、太郎良さんまで巻き込んで。「芸」の最後は、これも恒例になった関実主力(?)のクリスチャン(「元」を含む)勢ぞろいによる讃美歌が「立てよ、いざ立て」と唄われた・・・。

 旗開き最後は、全員が輪になって「反対同盟の歌」と「インター」の大合唱(冒頭の写真)。
 さあ、市東さんの農地決戦、裁判闘争、3・26全国集会(成田市)に総17115_11決起しよう!

 終わってから、近くの店で、太郎良さんを囲んで、ささやかな二次会が開かれました。

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2017年1月14日 (土)

今年、最初の産直野菜 (1月14日)

17114 先ほど三里塚から今年最初の産直野菜が届きました。

 え~っ! 小さめとはいえ白菜が2個! それにサツマイモ、ほうれん草、ネギ、ブロッコリー、ニンジン、大根 以上7品。まだ、年末の正月野菜の白菜が少し残っている・・・。頑張って食べましょう!

 今は気持ちのいい天気だが、今晩からこの辺でも雪の天気予報。明日は、関西実行委員会の「2017年団結旗開き」。三里塚現地から来られる太郎良さん、大丈夫かしらと心配。

 しかし、急に寒さが襲ってきたから身体がついていかない。昨日は、関西電力本店前で「再稼働反対」の今年最初の座り込み。もの凄い風。風がなければ、気温はそれほど厳しい寒さではないのだが、風が冷たい。文字通り震え上がった。4時間半、坐っていあたら、体中が固まってくるのがわかる。ホカロンをはじめ、目いっぱい防御したが・・・。そうでなくても関電前は、ビル風がひどい所。こたえた。まあ、あと1ヶ月余り、こういう状態になるのでしょうね。
 再稼働差し止めの大津地裁の仮処分決定をめぐる大阪高裁の異議審の判決が今月末か来月にも出される情勢。「寒い」と言ってられない。みなさん。来週、1月22日、関電本店前で午後4時から「高浜原発うごかすな!関電包囲全国集会」があります(午後2時大阪中之島女神像前で出発集会とデモ)。集まりましょう。

 1月30日には千葉で耕作権裁判。市東さんの農地への最高裁決定による強制収用情勢だ。沖縄の辺野古での攻防はもう始まった。今年も、はじめから忙しそう! 今日は、これから三宮マルイ前で、「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」の街宣活動。寒さをはね返して、頑張ろう!

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2017年1月13日 (金)

三里塚反対同盟旗開き  関生・西山さんの挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

 1719皆さん方の話しを聞かせていただいて、今年も闘う年になるのではないかと確信をもちました。

 今日は、私たちの闘いのことを紹介していきたいと思います。

 関西生コンでは、この2017年、激動の闘いになるんじゃないかと思っています。

 年末から関西で3ヶ所で緊急泊まり込み闘争に入りました。これは中小企業が苦しんでいる状態ではありますが、大企業から収奪されているということが解かっていない中小企業経営者の弾圧事件です。もう一つは、大企業による私たちの運動を止めるための弾圧策動いうのがあって、職場闘争を現在闘っています。

 3ヶ所で年末年始を過ごすというのは、今の社会がそのようにさせているんじゃないかなと思います。1月1日の元旦闘争には、500人の組合員が結集して、闘いました。これでいきなりスタートを切ったということです。

 それで、私たちはこの一年、17年をどういうたたかいをしなければいけないのか、いうことを考えさせられていると思います。

 やはり、運動体を大きくしていく、そのためにはどういう形をみなさんに訴えて行くか。そのために一番思わなければいけないのは、現在、権力側の分裂策動が巧妙に、陰湿に流されていると思います。年末に流されていた「沖縄の反対運動をしている人たちは、ほんとうに暴力的にやっている」というマスコミ報道が結構一斉になされたと思います。ほんとに知らない人たちは、それを観て、「あ、そうなんや」と思ってしまいますが、今のアベ政権の嘘とデタラメ、そしてマスコミを使った戦略、私たちはこれにたいしてどのように闘っていかなければいけないか、というふうに思っています。

 1719_2それで、この三里塚の50年の闘い、これをほんとに一般の人たち、特に若い人たちに伝えなければいけない、いうのが私たちの想いです。特に関西においては、三里塚闘争など若い人たちはまったく知りません。運動をつくる人たちが、「昔、こんなことがあったんや」いうのが現状です。現地に多くの若者を結集させていかなければいけないとともにその取り組みをひろげさせていかなければならないと思っています。

やはり、一番は住民闘争を、どのように労働組合がひっぱっていくのか、そこが一番大きなテーマやと思います。やはり、世の中を変えていくには、労働組合が先頭に立って登場していかなければいけない。

私たちも、労働運動をもっともっと前進させていく、その役割を担っていくと考えています。

この2017年は、ほんとうに権力側の攻撃と全面的に闘っていく、そういう決意をみなさんの前で表明し、そしてこの三里塚闘争を、決してあきらめずにともに闘っていくということを表明して、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いします。

        (文責は、当ブログ管理人にあります)

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2017年1月12日 (木)

反対同盟旗開き 主催者挨拶 市東孝雄さん

2017年 三里塚反対同盟新年団結旗開き

    主催者挨拶   市東孝雄さん

 

2016年は、いろんなことがありました。3月の成田集会からはじまり、7月、同盟50周年、集会が大成功の裡に終わりました。そして11月シンポ。

そういった中で、1025日、最高裁がまったく許せない、攻撃的な反動判決がだされました。ほんとに腸(はらわた)が煮えくり返るくらいのね、気持ちです。

 あれだけ弁護士さんたちが証拠を示しても、1719国は、国策に従わないものは、もう、そんなことは一切認めないと、とんでもない暴挙ですね。私は絶対に認めることができません。

 しかし、一年を通しまして、すべて勝利的に闘いきった年だと思います。是も皆さんのたたかいです。

 これからが17年。まってました。みなさんが登場です。私一人の力では何もできません。強制執行の判決が出た以上、何時くるかわかりません。しかし、皆さん一人一がこの市東孝雄になってもらって、この攻撃をはね返していただきたいと、そのようなことを考えています。

そのために現地へ1時間でも、2時間でも、ちょっとだけでもいいです。お顔をだけでも出していただければ、私も「頑張る」という気持ちになりますので、どうかひとつよろしくお願いいたします。

1719_2今、安倍政権の下で、戦争、この間も真珠湾で、口では「戦争はやっちゃあいけない」と言っていますが、自分の中では成田空港の軍事空港化を考えています。そのためのオスプレイとか。まったくやっていることは、デタラメというか、お祖父さんがやれなかったことを自分が一生懸命やるんだというような、それだけのような気がします。

だけど、声を出さないことで彼らの言うなりになるわけにはいきません。みんなで声を出して防ぎましょう。

17年はそういう年にしたいと思います。

どうかみなさん。一人でも多く現地に駆け付け、ともに闘っていただきたい。よろしくお願いいたします。

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2017年1月11日 (水)

反対同盟の闘争宣言

 一昨日の三里塚反対同盟の旗開きで2017年の「闘争宣言」が出された。

      2017年 闘争宣言

 2017年、反対同盟は市東孝雄さんに対する強制執行攻撃との決戦を宣言する。市東さんの畑7300平方㍍および自宅前の作業場、育苗ハウス、離れ等への強制執行は、戦後最大の「強制収用」だ。我々は断じて許さない。
 三里塚50年の闘いと、「何があってもこの地で農業を続ける」という市東さんの決意の前に、国土交通省・NAAは追いつめられ、裁判所を使った違法な農地取り上げに踏み込んできたのだ。
 北総台地のこの豊かな農地を守り耕し育てることこそ、農民としての尊厳をかけた生き方だ。国策を阻み51年目を迎えた三里塚闘争は、安倍政権による農民殺しと対決して、実力闘争に立つ。体を張って正義を貫き、とことん闘う。そして、「第3滑走路反対」に決起を開始した周辺騒音下住民とともに、「空港機能強化策」を粉砕する。
 強制執行攻撃との闘いはまったなしだ。反対同盟は、本日より強制執行阻止決戦本部を立ち上げ、臨戦態勢に入ることを宣言する。三里塚・天神峰に決戦本部を構え、強制執行を迎え撃つ。反対同盟とともに総決起しよう。
 1月30日の耕作権裁判とデモへの大結集で勝利の突破口を開こう。さらに、2月14日の強制執行停止を求める審尋、3月2日の請求異議裁判を千葉地裁弾劾の声で包囲しよう。強制執行阻止の決戦態勢を強化しよう。
 これまで三里塚を闘ってきてくれた人々はもちろん、さまざまな職場で闘う人々、地域で闘う人々、こぶしを握りしめている人々、家族とともに闘う人々に広く大きく三里塚現地への結集を呼びかける。ぜひ、現地にかけつけてほしい。動労千葉、関西生コンをはじめとした労働組合、農民団体、学生、市民との絆をさらに強固にし、市東さんの農地決戦に勝利しよう。
 新自由主義の破たん、資本主義の行きづまりが世界中で戦争を引き起こし、労働者人民を殺りくと貧困の中に叩き込んでいる。三里塚闘争は、末期的危機に立つ資本主義に抗して闘う全人民の砦だ。
 韓国との軍事情報包括保護協定の締結、自衛隊の南スーダン派兵における「駆けつけ警護」任務付与など、戦争・改憲に踏み込む安倍政権を打倒しよう。「働き方改革」、「規制撤廃の新農政」をはじめとした労働者・農民への圧殺攻撃許すな。激突する沖縄・辺野古、高江のたたかいに連帯して闘おう。帰還強制と闘う福島とともに、全原発廃炉へ進撃しよう。民主労総を先頭とした韓国人民の巨万の決起に続こう。1・30耕作権裁判闘争から3・26全国総決起集会へ! 全人民決起をつくりだし、市東さんの農地決戦に勝利しよう。     2017年1月9日 
                    三里塚芝山連合空港反対同盟

「闘争宣言」PDF 「17.1.9闘争宣言.pdf」をダウンロード 
あわせてこの日、「市東さんの農地強制収用阻止!決戦本部」が立ち上がり、そのニュース「決戦本部ニュース」「17.1.9決戦本部ニュース.pdf」をダウンロードが配られた。


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2017年1月10日 (火)

三里塚反対同盟 2017年新年団結旗開き (1月9日)

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 1月9日、三里塚反対同盟は、午前中の現地での新年デモを行って、昼から成田市内で「2017年新年団結旗開き」を行った。全国から100数十名が参加した。

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 市東孝雄さんが、主催者の挨拶をされています。それが反対同盟ブログにアップされていますので、ご覧ください。http://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2017/01/post-170109-3.html









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