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2016年11月 3日 (木)

尼崎・伊丹実行委員会 『抵抗の旗』より (10・9三里塚報告)

農地取り上げ反対の闘いを前進させよう

  (尼崎・伊丹三里塚実行委員会『抵抗の旗』285号より転載) 

 10月9日、720名の結集で三里塚現地において全国集会が開催されました。去る2013年10月20全国集会以来の荒天で、会場の萩原さんの畑も沼地状態で普通なら当然「本日中止」となるところですが、そこは三里塚、何事もなかったかのように集会は始まりました。

  50周年を総括

 主催者挨拶の北原事務局長は残念ながら今回も代読でした。「三里塚は健在です」あのドスのきいた低音の声が聞けないのは本当に寂しい限りです。

 萩原富夫さんが三里塚50周年の今年の闘いを振り返り7月東京集会を成功させ「最高裁による強制収用許すな!第三滑走路粉砕!安倍政権打倒!」を闘い抜いたと総括し、そして今後も署名運動を軸に上告審を闘おうと訴えました。

 関西からは久しぶりに松原事務局次長が発言。「三里塚は今もう一度新たな大きな陣形をつくらなければならない」と語り、最高裁による強制収用や新たな土地取り上げとなる第三滑走路計画そして人が住めなくなる(オリンピックを口実にした)24時間化へ向けた規制緩和を許さない闘いを訴えました。

 当該の市東孝雄さんは「どんな判決が出ようとこの地に残り闘い続けます」ときっぱり宣言し大きな拍手をうけました。この一点の曇りもない市東さんの決意はいつも私たちを勇気づけてくれています。そして地域住民のためではなく利権に群がり蠢いている連中を厳しく弾劾しました。

 プライドを持って

 沖縄からは彫刻家の金城実さんと「市東さんの農地を守る会・沖縄」の金治明(キム・チミョン)さんが登壇。金城さんは「オール沖縄」の闘いにふれ「裁判に負け続けてもなぜ闘い続けるのか(9・16辺野古移設 沖縄県敗訴)それは(沖縄の)プライドです」と語り、市東裁判も農民としてのプライドの闘いであることを強調しました。三里塚ー沖縄―福島に共通する、権力者には絶対持ちえない人間としてのプライドこそが反権力の闘いの原点ではないでしょうか。金城さんの発言を聞いてそんなことを感じました。

 その他、住民団体や共闘団体の発言の後、来春3・26成田市内集会が提起され集会を終えました。これからも署名活動や裁判傍聴に力を注ぎたいと思います。

 法治主義の破壊許すな

 9月16日、「オール沖縄」の願いを踏みにじり、辺野古埋立承認を取り消した翁長知事の処分は違法として福岡高裁那覇支部は国の請求を認める判決を出しました。裁判長は千葉地裁で市東農地取り上げの反動判決を下したあの多見谷(たみや)寿郎です。判決当日、これからそれこそ裁判官としてのプライドを投げ捨てた判決を出すことに動揺していたのか、テレビに映し出された彼の顔はひどく青ざめていました。

 彼は市東裁判の時と同じく、はなから中立的立場から審理を進めることは全く考えておらず、沖縄防衛局が仲井真前知事に提出した「埋立必要理由書」を点検しただけで、「特段具体的に不合理な点があるとは認められない」としただけでなく、本来裁判所が判断すべきではない「新基地建設のために埋立は必要」とまで結論づけているのです。無論沖縄県側の主張には全く耳を傾けていません。市東裁判の際、市東孝雄さんの農民としての訴えを「見事に」無視したのと同じです。まさに法治主義の破壊であり絶対に許せません。 

 三里塚と沖縄、この二つの上告審も全く予断は許しませんが、まさに金城さんの「プライド」で立ち向かって行きましょう。

 怒り! 上告棄却!

 この原稿を書き終えた後の10月25日、最高裁第三小法廷(大谷剛彦裁判長)は市東孝雄さんの上告を退ける決定をしました。市東さんの真摯な訴え

は一顧だにせず、空港会社側の数々の「不正行為」は意図的に不問にし、ただただ「国策」に従っただけのこの決定はこの国がもはや法治国家の体をなしていない何よりの証しです。満腔の怒りで弾劾するのみです。

 しかし闘いが終わった訳ではありません。「最高裁がどんな判断を示しても、ここに残り闘い続ける。自分の生き方を貫く」という市東さんの決意を断固支持し、強制収用阻止へ 次の闘いへ進みましょう。

 

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