7・3 東京へ行こう!
7月10日に予定されている参議院選挙でどういう結果が出せるか。その先の見通しが語りづらくなっている部分もあります。しかし、安倍政権によって反動化が強まる中で、私たちは、生まずたゆまず闘いぬいていくことが求められています。
50年前の7月4日、佐藤政権(当時)によって、東京新国際空港の建設予定地が、突然、冨里から三里塚に変更され閣議決定された。実に「50周年」を、三里塚闘争は迎えます。私たち住民の会では、72年くらいから「同じ空港問題」として地域に配布する『ニュース』に毎号のように三里塚闘争を伝え、74年から現地との交流もはじまりました。
闘いに立ちあがった反対同盟の農民のみなさんが、誰が、50年も闘い続けるなどと予想をしたでしょうか。
しかし、1961年の農業基本法の制定以降、この国は農業規模の拡大、家族農業の解体の道に入るとともに、四日市公害や水俣病被害など70年前後に吹き荒れ、多くの住民、農民、漁民が高度経済成長の犠牲となって切り捨てられてきました。
その最たるものとして、シルクコンビナート計画で農民をだまし、成田空港建設へひた走った歴代の政権の住民の生活やいのちをかえりみない犠牲を強制しようとしたことに農民が怒ったのが三里塚闘争だったのです。その怒りに多くの人が共感し、あの不便極まりない北総の大地に2万、3万の人民が結集した、70年、71年の闘いが起こったのです。
安倍政権に抗して、今、私たちは、沖縄、福島、そして原発再稼働反対、原発輸出反対、武器輸出反対の闘いに、戦争法反対、戦争をする国にするなと起ち上っています。この時、50年も、国と真っ向から非妥協の闘いをたたかいぬき、少数になったとはいえ今も屈することなく闘い続け、農を守り、土を守っている農民のみなさんがおられるという事の重大さをかみしめてほしいと思うのです。
去る3月27日、成田市で開かれた三里塚の全国集会において、反対同盟の萩原富夫さんが提起された「闘いの陣形を拡げ、思い切って従来の壁を打ち破ろう」という提起には、時間がなかったために「7・3東京集会」はまだまだ不十分なものとなっていますが、しかし、これが第一歩であることは明らかです。
「50年」は過去を振り返るためのものではありません。今こそ安倍政権打倒に向けた火柱として、参議院選挙過程で、「三里塚闘争50年」をかみしめ、闘いぬこうではありませんか。7月3日、東京集会へ行こう!
新空港反対東灘区住民の会『おしらせ』100号より転載
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