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2016年6月 2日 (木)

三里塚50年を確認し、農地と命をまもりぬこう

 「実行委ニュース」第156号巻頭より転載 

三里塚闘争の50年を確認し、農地と命をまもりぬこう  

 去る3月27日、成田ニュータウンで開催された3・27三里塚全国集会で「三里塚は今年50周年を迎えた。新たな飛躍をかけた7・3の50周年イベントを成功させよう」との集会宣言が発せられました。私たち関西実行委員会も三里塚50年の勝利を確認し、農地といのちをまもりぬく闘いを、反対同盟と共に取り組みましょう。
 この集会で市東孝雄さんは「第3誘導路裁判で、国側と空港会社がとんでもないことを言ってきました。・・うるさいことを解かっていてそこに帰ってきた・・自分の自由意思で住んでるから、原告の適格はない・・と。そんなふざけたことを言ってんじゃないということですよね。やっぱり、ほんとに怒りが沸きあがってきます」と国家権力の正体を暴露して、これに協力する裁判所に対し、怒りの決起を訴えました。農地を奪い、人権と、命を奪う彼らを許してはなりません。裁判の傍聴闘争と5万人署名、関西での様々な取り組みを続けましょう。

 5万人署名のとりくみを
 反対同盟は昨年の8月から最高裁判所に対する新たな署名運動をよびかけ、5月18日第2次署名7066筆を最高裁に提出し、総数は18192筆に達しています。同時に賛同者からメッセージをいただく取り組みもされて賛同者は413人、96団体(4月20日現在)に上っています。私も「国の不正義を許さず、市東さんと共にいのちとくらしを守る農地を死守するぞ! 共に闘いましょう。」との賛同メッセージを載せていただいています。
 私たちは関西で開催されている諸集会に参加して、署名のお願いをし、またグループの会合でも参加者に署名のお願いを行い、駅頭で通行人の方に署名をお願いする精力的な活動を続けています。「署名をお願いします」と呼びかけると「三里塚・・何ですか」との答えには、趣意書を説明したり市東さんの思いを伝えます。また「三里塚はまだ続いているのですか」との反応には、国の不法不正義を説明し「憲法を守るために是非」と強く署名をお願いしています。「以前にしました」との答えがあるかも知れませんが、「今度は最高裁への署名です。今までの倍の皆さんにお願いしています」と積極的な署名集めを続けています。ある組合では、家族ぐるみで署名活動をしてくださっています。これからも、5万人達成のために関西の力を発揮しましょう。

 騒音地獄化を許すな
 市東孝雄さん宅のすぐ横は暫定滑走路があり、早朝から深夜まで殺人的な騒音がまき散らされています。2014年11月29日に開催されたシンポジウムで松井利仁先生(北海道大学大学院教授)は厚木騒音訴訟の実例を解説し「ジェット機の騒音が健康被害を起こす」ことを分かりやすく教えてくれました。成田空港周辺の激甚な騒音、165とりわけ市東孝雄さんへの健康被害が心配です。反対同盟が独自で騒音調査をしたデータが90デシベルを超えたことを聞き、怒りがこみあげます。いま「成田空港環境こみゅにてい」の騒音速報値では、暫定滑走路北部で91・2デシベル(2016年5月10日午後7時30分)を記録しており、殺人空港をストップさせるためにも農地裁判に勝利する、耕作権裁判や他の裁判に勝利する、その闘いを実現してゆきましょう。

 7月3日を節目に
 3月集会で反対同盟の萩原富夫さんは「原点に立ち返って、この国家権力による横暴と対決する農民のたたかい、いまこそそういうことを全国に訴えて、三里塚闘争の発展をかちとっていかなければならないと思っています。」「みなさん。いままでの壁をうちやぶりませんか。私たちが閉じこもっていては、何も変わりません。私たちのたたかいはここにしっかりとあります。みなさんのたたかいがあります。さらにその上で、たたかいを広げるために、今一度、頭を真っ白にして、あらたな三里塚闘争をつくりあげようではありませんか」との呼びかけをされました。私たち関西実行委員会もこの呼びかけに応えて、関西での三里塚の闘いを「原点に帰って、壁を打ち破って」積み上げる努力が求められていると思います。7月3日三里塚50周年集会(東京)を節目に関西でも新たな闘いを起こしましょう。
                        (事務局・安藤眞一)

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