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2016年1月31日 (日)

今週の産直野菜 (1月30日)

16130 2週間ぶりの三里塚からの野菜が、昨日とどきました。

 八つ頭、ヤーコン、ニンジン、ほうれん草、水菜、小松菜、ネギ、白菜、聖護院大根 以上9品です。

 この間の寒さは大して影響がなかったみたいですね。白菜が小さいからか2つ入っている。私にはこれでも大きい。朝から3食とも白菜を食べるか・・・。

 福井の高浜での再稼働反対行動のため、関実の旗開きの翌日から5日間、高浜にいました。最後の日の雨を除けば、天気も良く、気温も高めで、最後の日を除き、気持ちいい闘いでした。しかし、大量の機動隊の投入と、驚くほどの権力車両の多さには、「誰が税金を納めてると思ってるんだ」と怒りが倍化。

 昨日は、野菜が届いたのが昼前で、整理もそこそこに、辺野古に基地をつくらせない神戸行動の街宣、狭山再審を求める市民の会こうべの例会、そして部落解放同盟全国連・番町支部のみなさんなどの「新年会」と3連荘。それからカラオケに行く元気もなく、帰ってきて風呂に入り、バタンキュー。ほんとに疲れました。
 今度は辺野古に行きたいと航空券を探したら、時期が悪く、高い・・・。まあ、しゃあないか。

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2016年1月24日 (日)

市東さんを迎えて関西実行委員会 旗開き

16124
 今日、三里塚関西実行委員会の団結旗開きが、16124_2反対同盟の市東孝雄さんを招いて開かれた。この日は、高浜原発再稼働に反対する高浜現地全国集会が開かれたために、参加者はいつもより大幅に少なかった。しかし、永井満代表世話人の挨拶にはじまった旗開きは、16124_3昨年の様々な闘いを受け、しかも辺野古の闘いや再稼働の動きを受けて熱気のあるものとなった。関実事務局から松原が、5万人署名の重要性をはじめ当面の闘いの方針を明らかにするとともに、始まった高浜再稼働反対の動きへに決起を三里塚勢力こそ先頭に立とうと訴えた。
 16124_6市東孝雄さんは農地法裁判が最高裁の俎上にある中で、闘い抜くことの重要性を訴え、現地の闘いを広く訴えていく上での関実の闘いの重要性を明らかにされた。
 連帯の挨拶に、部落解放同盟全国連の滝岡さん、そして昨年に続いて参加された川西市議の北上さんが。
 16124_795歳になられた山本善偉世話人が恒例の乾杯の音頭。頼る杖の由来をひとしきり。盛り上がる。
 16124_8被災地の雇用と生活要求者組合の長谷川代表、関西合同労組の石田委員長、身体を痛めながら参加くださった守田さんをはじめとした皆さんの想いのこもった挨拶が続きます。
 16124_9関西電力本店前でのいまや「スター」でもある梶原さんの弾き語りや、恒例の劇団ほうき星の安倍と岸をもじった寸劇などが続きます。
 最後は、冒頭の写真にあるように、全員が輪になって「反対同盟の歌」、「インターナショナル」を唄って締めました。

 5万人署名運動を貫徹し、3・27全国集会、7・3三里塚闘争50周年記念集会を成功させ、市東さんの農地強奪を許さない、この一年の闘いをやり抜こうと意志を固めた旗開きでした。
 

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2016年1月20日 (水)

三里塚闘争50年(尼崎・伊丹実行委『抵抗の旗』より)

三里塚闘争50年
 農地法最高裁闘争を闘いぬこう
 これからも三里塚と共に闘い続け生き抜こう!

 いよいよ三里塚闘争が50年という節目の年になりました。Img反対同盟が結成されたのが1966年(右写真・反対同盟結成大会)、そして71年の2度の強制代執行との闘いはじめ、農地を守るため国家権力との凄まじい闘いが続きました。そして同盟内や支援党派の幾度の分裂を乗り越え「農地死守、実力闘争、一切の話し合い拒否」の原則を堅持して今日も闘いは続いています。まさに日本の、いや世界の歴史でも稀にみる反権力闘争ではないでしょうか。これからも農地法裁判最高裁5万人署名(昨年末で1万人を突破)を推し進め、耕作権裁判と共に市東農地強奪阻止に全力をあげましょう。

 三里塚とのかかわり

 三里塚闘争が始まった時、私(弥永)はまだ高校生、遠く離れた千葉の地でいったい何が起こっているのかさっぱり理解できませんでした。しかし71年の強制代執行で、Img_0001人が乗っているやぐらが無慈悲に引き倒されていくのをテレビで見た時は衝撃を受けました。そして何より、大木よねばあさん一人で脱穀作業中に機動隊から暴行を受け放り出され、作業小屋を破壊されるというニュースに接した時「日本は法治国家ではない」と強く憤りを覚えました。しかしその時は未だその後現地に行くことになるとは全く思っていませんでした。

開港決戦に興奮

 初めて三里塚の地に立ったのは77年4月のあの2万3千人が結集した全国集会でした。人の多さとカラフルなヘルメットの色に圧倒されたものでした。そして翌78年の開港阻止決戦、管制塔占拠闘争と横堀要塞戦で国家の威信をかけた開港が阻止されるという現実を目の当たりにし興奮したものでした。まさにそこは戦場でした。そしてようやく三里塚闘争を正面から見据えるようになりました。

 公安に鍛えられる?

 そのころから公安警察による私への監視やいやがらせが始まりました。駅での待ち伏せ、職場の幹部のスパイ化、あげくは仕事の相手先まで乗り込み私を社会的に潰す策動を繰り返しました。そして80年に実行委を結成すると、その攻撃はエスカレートしました。まず結成当時の世話人を極めて卑劣な方法で潰し、そして私には全く無関係のゲリラ事件などを口実にして、職場と自宅に80年代に計6回の不当ガサをかけてきました。無論公安も口実にした事件と私が無関係なことは百も承知でした。その証拠に毎回ガサの時間はきっちり1時間と決まっていて、時間が来るとたいした押収品がなくともさっさと引き上げていきました。なんとしても早期に実行委を叩き潰したかったのでしょう。そして現実にそれを機に実行委から離れていった人もいました。
 しかし私は逆により三里塚に引き込まれていくようになりました。それは「不当な弾圧を受けてしょんぼりした人生など絶対いやだ」「あんな卑怯者たちに負けてたまるか!」という気持ちがガサのたびに強まっていったのです。公安警察の目論見ははずれ、逆に私は彼らに鍛え上げられたと言えます。

 国賠訴訟で反撃

 90年代に入り、淡路の安藤さん、神戸の竹田さんとともに「不当ガサ兵庫国賠訴訟」を足かけ9年にわたって闘いました。その間、永井代表、山本世話人をはじめ多くのみなさんに支援に駆けつけていただき、また裁判を通じて楽しい交流の場も増え、本当に充実した闘いができました。
 判決はいわば「強制捜査が100%必要ではなかったとは言えない」という意味合いのもので、まさに苦し紛れの判決でした。敗訴にはなりましたが、この裁判を機に関西ではこの種のでたらめなガサが簡単にはできなくなりました。やはり「おかしい事はおかしい」と正面突破するということでしょうか。

 これからも三里塚とともに

 2000年代になると30年近く勤めた会社が倒産し、経済的に苦しい日々が始まりました。そして2010年代になると年々病の数が増え、数年前には結成以来30年以上続いていた「全国集会への連続参加」が体調不良でストップするはめになりました。
 経済的、体力的には辛いものがありますが、しかしやはり「心はいつも三里塚」「三里塚の大地に立てば答えは解る」。産直野菜をしっかり食べてこれからも頑張ります。
 3・27成田集会へ行きましょう。

               尼崎・伊丹実行委員会  弥永修
            (同会機関紙『抵抗の旗』 第280号より転載)

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2016年1月16日 (土)

今年最初の産直野菜 (1月16日)

16116 今年最初の三里塚の産直野菜が先ほど届きました。

 ニンジン、里芋、キャベツ、チンゲン菜、水菜、小松菜、聖護院大根、カブ、ネギの9品です。

 暖かかった年末の影響を心配していたのですが、まずまずのスタートですね。

 2016年、50周年を迎える三里塚の闘いが、先日の団結旗開きでスタートしました。今日の反対同盟ブログが、緊急5万人署名が、年内1万筆を目標として、10641筆を集め、1月28日に最高裁へ提出する行動を行うことを報じています。

 反対同盟の旗開きで提起された、5万人署名運動の前進と、3・27成田市内での全国集会、7・3東京での50周年記念集会、そして10月現地での全国集会。この闘いをやり抜く中から、最高裁への「農地法裁判」勝利に向けた世論を大きく起こしていこうではありませんか。

 私たち三里塚関西実行委員会は、1月24日、団結旗開きを行います。この日は、関西電力が高浜原発再稼働を月末にも強行しようとしていることに対して、高浜現地・高浜町文化会館大ホールで『高浜原発再稼働を許さない!全国集会』が呼び掛けられているのと重なりますが、これと連帯して、三里塚から市東孝雄さんをお招きして開かれます。みなさん。こぞってお集まりください。

 なお、高浜原発再稼働に反対して、24日の全国集会を出発点に、28日(または29日)まで現地行動が取り組まれます。また、それに呼応して関西電力本店前では、25日から29日包囲行動が呼び掛けられ、その中で、27日、『高浜原発再稼働を許さない!関電包囲全国行動』が行われます。

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2016年1月11日 (月)

三里塚反対同盟、団結旗開き(1月10日)

16110
 昨日、1月10日、三里塚芝山連合空港反対同盟の新年団結旗開きが闘いぬかれ、参加してきました。

 反対同盟はこの日、早朝からの恒例の新年デモをやりぬいて、会場に来ておられました。

 旗開きは、反対同盟の宮本さん、木内さんが司会をして進められました。
 最初に太郎良さんから、この日出された「2016年先頭宣言」が読みあがられました(反対同盟ブログhttp://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2016/01/post-99.html 参照)。

 16110_2続いて市東孝雄さんが、先ず「反対同盟は健在です」との北原鉱治事務局長からのメッセージを代読し、その上で、「反対同盟は50年、戦争反対、軍事基地反対をかかげて闘ってきた。まさにいま、反対同盟の力を発揮する時だ」「最高裁にデタラメな判決を許さないために、絶大な力をお貸しください」と語られました。
 16110_3その上で、市東さんの音頭で乾杯。

 しばらく歓談の時をもった上で、動労千葉、関西実行委員会、反対同盟顧問弁護団、市東さんの会をはじめ各支援の団体から決意の表明が行われました。

 16110_4最後に、反対同盟を代表して、萩原富夫さんが挨拶に立ち、「市東さんの最高裁決戦の時、安倍打倒の時だ」と語り始め、「空港の24時間化、市東さんの農地取り上げ、第3滑走路建設と真っ向から対決して闘う」「農民はTPP粉砕に向け徹底的に闘い抜く」とした上で、「農民は農地を持ち、そこで作物を作ることで闘い抜くことができる」「農地を武器に闘う」とした。そして、かって闘争の中に居ながら、今、空港利権に蠢き第3滑走路建設に加担する連中を糾弾した上で、「空港建設にはまったく正義性はない」と弾劾し、5万署名と裁判闘争への決起を訴えられました。

 この日、反対同盟は、「2016年先頭宣言」に明らかにしたように、3・27成田市での全国集会とともに、50周年を記念した集会を7月3日、東京で開催することを明らかにしました。

 また、1月24日、三里塚関西実行委員会旗開きには、市東孝雄さんが来られることが明らかになりました。みなさん。1月24日、市東さんとともに、団結を固めよう!

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2016年1月 7日 (木)

市東(しとう)孝雄さんへの農地強奪を許すな!

 新しい年が明け、それぞれの闘いが始まっています。

 151011三里塚の闘いも、今年6月には丸50年を迎えます。市東さんの農地法裁判が、最高裁第3小法廷での審理が開始されており、予断を許さない一年となっています。同じ農地に係る「耕作権裁判」「新やぐら裁判」がいずれも千葉地裁で係争中であり、今すぐ何かがというわけではないでしょう。(右写真は昨年10・11全国闘争での市東孝雄さん)
 しかし、昨年末、突然第3誘導路裁判の裁判長が、異動時期でもないのに変わりました。そして沖縄の国による沖縄県を訴える裁判、あるいは高浜原発再稼働差止め仮処分決定が、昨年末、最高裁から派遣された裁判官によって逆転決定され、関西電力は、今月末(28日?)3号機の再稼働を進めようとしています。このように「国策」に関わる裁判は、安倍政権は躊躇なく強権的に進めようとしています。私たちは、まさに「臨戦態勢」で新しい年を迎えねばなりません。それぞれの団結旗開きを、そうした想いで勝ち取りましょう。

三里塚反対同盟団結旗びらき

時・1月10日(日)午後1時~
所・レストラン「ハナマサ」(成田市並木町大久保219-304)
    (参加費 2500円)

三里塚関西実行委員会旗開き

時・1月24日(日)午後5時半~8時半
所・神戸学生青年センター(阪急神戸線「六甲」下車北東に徒歩2分)
   Photo (参加費 1000円)

 つい先日、3月の三里塚全国闘争の準備でホテルの予約をしようとしたら、3月末は、成田空港周辺だけでなく、成田市も、安いホテル代のところはすべて満室(旅行会社による買い占め)でありませんでした。昨年の3月、10月には成田空港周辺は満室だったのですが、成田市にはまだ空室があったのです。
 これは安倍政権が、GDP60兆円の大きな目玉として「観光立国」をすすめようとしているからです。安いLCCによる日本への旅行客が関西空港、成田空港共に急激に伸びています。安倍政権は、2020年の「東京オリンピックの成功のために」と称して、この流れをさらに拡大し、成田空港の離発着年間30万回の達成を目論んでいます。そしてその流れと勢いに乗っかる形で、成田空港の「第3滑走路」建設を目論んでいるのです。
 日本の経済に陰りが深刻な形である中で、アジアの物流、人と物の流れをひきこめずして展望がないことは明らかです。そのことに見合う「首都圏空港容量」の拡大は、成田空港の拡大しかないとしているのです。

 こうした流れは、成田空港周辺、とりわけ成田市北部(空港北側)に住む住民をはじめ数千人の住民のいのちとくらしをおびやかすことになるのは明らかです。
 今安倍政権は、こうしたひとりひとりのいのちとくらしなど全く眼中にはありません。それは福島の原発被害者のいのちとくらしを切り捨て、「復興」の名のもとに帰還を強制していることが何よりも物語っています。また福島の破壊された原発から膨大な放射能が漏れ続け、いまだに原因が究明されない中で、昨年秋、川内原発を再稼働させ、この1月末には高浜原発を再稼働させようとしていることもまたそれを示しています。なによりも、東京の機動隊まで導入して、連日、暴行と逮捕を繰り返している沖縄辺野古の新基地建設に向けた動きがそうではありませんか。

 先日、尼崎で農民作家の山下惣一さんの講演がありました。一つだけ紹介しますが、「大規模農業が進んでいる国には必ずスラム街がある」のだそうです。「農業人口は確かに減っているが、減っているのは戦後の大規模化の流れの中で破綻した農民だ。家族農業をやっている農民は減ってはいない」とされ、TPP、農業大規模化による日本の流れに大きな懸念を表明されたのです。

 私たちは、安倍政権の今のTPPを軸とする流れを絶対に許さず、市東さん、萩原さんを軸にした三里塚の有機農業を守り抜く中からこうした攻撃をはねかえそうではありませんか。

 そして福島、再稼働、沖縄のこうした闘いと三里塚の農業を守り、成田空港の拡大を阻止する闘いが一体となり人々の結びつきが広がっていくことが、安倍政権の「戦争政策」「集団的自衛権と戦争法」による戦争への流れを止めることになるのです。

 2016年、手をつないで、安倍を倒す年にしよう!

 関西実行委員会の団結旗開きが開かれる同じ1月24日(日)、午後2時より、福井県の高浜町文化会館ホール(800人収容)で『高浜原発再稼働を許さない!1・24全国集会』とデモが行われます。各地で再稼働反対・反原発をたたかう仲間も結集します。ぜひみなさん、結集してください。
 私たちは旗開きでいけませんが、集会をした翌日から「再稼働阻止」にむけ現地で連続闘争が準備されています。ぜひ、駆けつけよう!

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