団結野菜市へのメッセージ
第39回団結野菜市へのメッセージ
三里塚産直の会一同
39回目の団結野菜市の取り組みにあらためて感謝いたします。2015年、三里塚は3・29成田市内・栗山公園での集会を成功させ、市東さん・農地裁判での控訴審闘争を全力で展開しました。それにたいして、6月12日の東京高裁・小林昭彦裁判長は「控訴棄却」「農地取り上げ」の反動判決を強行しました。怒りに堪えません。この逆流に対して、私たちは断固、最高裁での闘いを決意し、緊急5万人署名を開始し、全国に協力を呼びかけました。関西実行委員会のみなさん、動労千葉、関西生コンなどをはじめとする労働組合のみなさん、労農学市民のみなさんの協力で署名を1万417筆まで増やし、「年内に1万筆を達成」の目標を実現することができました。来年、最高裁・第3小法廷への署名提出行動を行う決意です。
関西のみなさんには毎週産直野菜を食べていただいています。毎月の三里塚闘争裁判、3月、10月の全国集会への参加、ありがとうございました。安倍政権の安保法制に反対する関西での闘い、福井県の高浜原発やもんじゅの稼働に反対する闘い、三里塚学習会や講演集会、国土交通省への抗議の取り組みに敬意を表します。
さて三里塚闘争50周年の2016年は農地法裁判での最高裁による反動判決策動との決戦の年です。緊急5万人署名への取り組みを圧倒的に強める決意です。安倍安保法制反対に立ち上がった文化人や知識人の方々への「賛同署名のお願い」も開始しました。労組や農業団体などへの働きかけも強める予定です。「農地は私の命」と訴える市東さんの畑を死守します。第3滑走路建設の攻撃との闘いも大決戦に入りました。去る11月27日の4者協議(国、NAA、県、地元9市町)では同滑走路の推進に加え、暫定B滑走路の1000メートル延長まで打ち出しました。芝山町南部の住民、成田市北部の住民たちを先頭に怒りのマグマがたぎりはじめています。住民との連帯、全国の労農学市民との団結で打ち砕きます。
2016年は50周年を期すイベントを開催し、三里塚闘争の意義を問い直し、新たな三里塚闘争を創り出す決意で闘います。
そして、安倍政権による戦争政治を粉砕する闘いがもう一つの課題です。三里塚闘争は反戦・反権力の砦です。第3滑走路は軍事転用をにらんだ軍用滑走路です。3・27全国集会を皮切りに成田市のど真ん中に打って出て、市民と連帯を深めます。三里塚は、関西実行委員会とともに、東西両軍事空港と対決する砦として、全力で闘います。沖縄・福島と結びつき、2016年の勝利をかちとりましょう。
2015年12月26日
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