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2015年11月29日 (日)

農民作家・山下惣一さんの講演

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 昨日(11月28日)、西宮で「市民の力で社会を変えよう! 第4期 連続市民講座」で農民作家の山下惣一さんを講師に『農業の株式会社化は農業を壊滅させる -日本農業の再生は小農立国にあり-』と題する講演会が開かれました。
 会場には主催者の予想を超える60人余りのみなさんが集まられ、慌てて椅子を持ち込む状態に。

 151128_2山下惣一さんは、先ず参加者から「どういう話しを聞きたいですか」と問い、会場から希望が。そのうえで、最近の農政が進める「農地中間管理機構」の話などから話された。
 そしてご自身が農業を継いできた想いとして、農家とは「家」であり、一族の拠点だとされた上で、家族農業が「くらしを目的とする」自給農家は減っていないが、時代の流れとして「もうかることを目的とする」販売農家は減少している。
 そもそも国は「担い手農家」をいい続けているが、その延長として今、株式会社化がいわれている。日本全体で企業といわれるものが125万社あるが、100年続いているのはわずか2%足らずであり、残りのうちの80%が創業者一代で終わっていることが明らかにされていることを紹介し、「続くことが目的」である農業が一代で終わっていいのかと。
 株式会社になる農業とは、単作で大規模化を目指すが、それでは地域社会は成り立たないなどと話された。

 参加者のみなさんからも熱心な質問が続き、終了時間をオーバー。終わってからの懇談会に20人近くがその場に残り、さらに1時間余りの懇談が続けられました。

 農業経験者がほとんどいないこの地で、みなさんが熱心に山下さんの話しを聞き、交流しておられるのに想いを新たにしました。お世話くださった、連続市民講座実行委員会のみなさん。ご苦労様でした。

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2015年11月28日 (土)

今週の産直野菜 (11月28日)

151128 三里塚から産直野菜が届きました。今までで一番大きい段ボール箱。開けてなるほど。多いし、キャベツなど大きいものが。

 左上から。ニラ、ブロッコリー、小松菜、里芋、キャベツ、じゃがいも、ニンジン、ほうれん草、三つ葉、カブ、ネギ、大根、ラディッシュ 以上13品。ドロドロで、箱の底まで湿って柔らかくなっています。雨の中の出荷作業だったんですね。

 今週の日曜日、『森達也講演会』で三里塚の野菜コーナーがあり、いずれもきれいなキャベツ、ブロッコリー、ニンジン、里芋。思わずキャベツを買って帰りました。交流会もあるし、荷物もあるので買ったのはそれだけでしたが、里芋やニンジンの大きさがそろっていることなど、現地が送り出す時に、丁寧に選別して出荷してくれたことがわかる(私たちのところへくるのは、ほんとにまちまち。無農薬野菜だからしょうがないとはいえ、「この差はなんだ」とかいう人も・・・)。関西(趙博さん)のこの取り組みへの現地の気遣いでしょうね。

 今日は、尼崎で佐賀の農民、山下惣一さんの講演「農業の株式会社化は農業を壊滅させる -日本農業の再生は小農立国にあり-」があります。山下さんの直接の話しは、市東さんの会での講演(5,6年前か?)以来で、楽しみにしています。(午後2時から 尼崎中小企業センターで)

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2015年11月24日 (火)

国交省(大阪航空局)に怒りの申し入れ(11月17日)

 去る1117日、午後2時から大阪航空局会議室において、151117淡路の空を守る会、神戸空港の中止を求める市民の会、大阪の海と空を戦争に使わせない会の市民グループ7名が、石井啓一大臣に対し各グループごとの「要望書」に基づき、厳しく申し入れを行いました。対応した大阪航空局の担当者は関空伊丹の南義人課長をはじめ、管制課と管理課6名で、終始無責任で苦し紛れの答弁を続けました。

 まず淡路の空を守る会は要望書で「関空は環境先進空港ではなく環境後退空港だ」と怒りを込めた指摘を行い、佃克己副代表が「南あわじや五色の上空をうるさい関空便が通過している。至急改善しなさい」と迫りました。要望書の回答に立った航空局は「地元に約束した三点セットの環境保全は運営権会社にも守らせる。深夜早朝便の増便は考えていない。悪天候で低飛行や、ルートを逸脱するのは安全上やむないと認めている」と述べて、飛行直下でうるさい騒音で迷惑している淡路島住民に詫びる言葉もなく、151117_2同会の安藤事務局長が「深夜に43秒間も74dBの高騒音の実態をどう思うのか」と詰め寄っても、まともに返事しません。管制課長が「陸域は8000フィートを守らせている」と断言したので同会から「淡路のAIP(航空路誌)福良VOLでは7000フィートではないのか」と指摘すると間違いを慌てて認めるという無責任ぶりでした。

 次に神戸空港の中止を求める市民の会から、神戸空港が破たんしている現況を述べて、関空・伊丹のコンセッションに神戸空港も加わる動きを指摘、国交省が「3空港一体化」を認めないように申し入れました。これに対し航空局から「神戸空港は市営空港でこちらから言う筋合いはない」と紋切り型の返答。同会は神戸空港の設置を認めた国交省として責任はないのか、と詰め寄りますがまともに答えませんでした。また、同会から神戸空港の増便を認めないようにと申し入れましたが、この回答も「国交省から言えません。周辺自治体との調整で決めたことです」と誠意のない姿勢でした。同会の女性会員の方から「コンセッションも国が認めたことだから、151117_3神戸空港も責任を取るべきだ」厳しく指摘しましたが、まともに答えようとしませんでした。

 最後に大阪の海と空を戦争に使わせない会は「コンセッションでオリックスバンシーが45年間も経営するとのことだが、採算が取れずに途中で破たんしたらどうするのか」と詰め寄ると「民間同志の契約なので国としては何も言えない」と無責任な回答。また関空への危険な着陸で「パイロット任せでは重大事故につながる」と指摘しても管制課の担当者は「パイロット任せではなくパイロットの判断だ」と言い訳をして事故がおきても国交省が責任をとらないことを暴露しました。さらに軍事利用への懸念について「本年528日大阪空港に米軍ヘリが緊急着陸したが有事訓練ではないのか。米軍側に抗議すべきだ」と厳しく質問すると「事実かどうかを確認し回答する」と苦し紛れの返答をしました。

         報告者 安藤眞一(淡路の空を守る会)

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2015年11月14日 (土)

今週の産直野菜 (11月14日)

151114 今、三里塚から産直野菜が、届きました。ズシリと重い。

 なんと15品です。
 ラディッシュ、じゃがいも、サツマイモ、サラダ菜、春菊、ニンジン(初お目見えで~す)、カブ、ルッコラ、たかの爪、小松菜とほうれん草(写真で一緒になっています)、ニラ、ネギ、山東菜(初? 大根の左となりがそうですよね?)、大根、以上です。

 ここへきて関西では雨の日が続いていますが、8月末から9月初めの雨から後、気温も秋らしく、いい天気に恵まれて、いろんな葉物が育っているのですね。しかし、これを食べるのは大変~。

 15118この8日から始まった「高浜-関電本店リレーデモ」がようやく7日目。昨日、半分の100キロを踏破。最初の4日間を参加しただけで結構疲れました。通して参加しているみなさん。大丈夫ですか? 豊かな自然に囲まれた海や山を歩きながら「福島の二の舞は許されない」とあらためて思いました。その日その日に通る地域で「反原発」を取り組んでおられる皆さんが参加され、また住民から暖かい声援や差し入れも。来週、18日から再度参加します。
 11月20日、終点の関電本店前での「関電包囲大集会」へ、皆さんお越しください。

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2015年11月 7日 (土)

今週の産直野菜(11月7日)

 動きすぎというか、尻が落ち着かない日々でした。当ブログもそのため記事がない日々が続き、申し訳ありません。

 15117先ほどどかっと三里塚から産直野菜が届きました。

 サラダ菜、小松菜、サツマイモ、じゃがいも、ほうれん草、水菜、春菊、ニラ、間引き大根、ピーマン、カブ、大根(2種類)、ネギ 以上13品。写真左上から順番に見ていっています。この一年ほど、写真だけで、野菜の名前がわかるようになりました。まだそれでも、現地の畑では、植わっているものが何なのかわかりませんがね。ニンジンとか里芋などはわかりますが・・・。

 残暑もほとんどなく、気候のいい日がつづいているせいか、秋野菜が豊富になってきましたね。

 実は大変なのです。明日の早朝からでかけ、「高浜原発再稼働を許すな!」のリレーデモに参加します。15118福井の高浜から関電本店まで、13日かけて、200キロをみんなで踏破し、最終日、11月20日にはデモの到着を受けて、代表団が関電への申し入れをしてから、午後6時半から「関電包囲大集会」。小浜から中嶌哲演さんも駆けつけられ、大阪実行委員会を呼びかけられた小林圭二さんも参加されます。
 管理人は、明日から4日間、泊まり込んで参加。雨模様なのが心配。そのあといったん帰って、用事をして、18日から20日まで、再度電車で現場に駆けつけて参加する予定です。この大量の野菜がさばけるだろうか・・・。
 みなさん。11月20日、関電前にお集まりください。午前11時過ぎから「関電包囲行動」がスタンディングをしています。8時過ぎから行動される人もあると聞いています。
 お集まりください。

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