今週の産直野菜(10月24日)
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全国から集まられた仲間のみなさん。ご苦労様です。関西地区生コン支部の西山から、連帯のアピールをさせていただくことになりますのでよろしくお願いします。
あまり多くを語りません。
私はこの関生支部に入って20年くらいになるんですが、今年、来週です。関西地区生コン支部は満50年を迎えます。その記念すべき定期大会をおくります。この三里塚闘争も来年で満50歳いうことで、ともに闘ってきた仲間との連帯だと、このように考えています。
私たちの方針、来週決めますが、まず第一に、闘う仲間同士の連帯、これを継承していこう。私たちの先輩方は、何人も、やくざとのたたかいによって命を捨てました。しかし、私たちはそのたたかいを忘れずにきて、そして労働者、労働者が主人公になれる社会をつくるためにたたかいを継続する。そのような方針をまずもって決めていく、そのような大会になっていくと思います。
そしてみなさまがたから先ほどから報告があるように、この安倍のすすめる戦争法、これを労働者の力で止めていく。そしてみなさんと共に、くいとめていく。そのようなたたかいを、継続して行っていきたいと考えています。
私たち関西生コンも、9月11日にストライキに決起しました。その後も私たちの組合員は、自らの力でなにかをしなければならない、自らが業務で使用する生コン車をもって、おのおのが市内をパレードする、そのようなたたかいを継続しております。
なんとしても、この安倍政権のすすめる戦争法、戦争する国、これらに対抗するために、みなさんとともに今後も決起し、たたかいぬくことを誓いまして、連帯の挨拶とさせていただきます。お疲れさまです。
【管理人よりの注】この日、西山さんは組合員のみなさんとそのご家族が集めてくださった、2300筆にのぼる「農地取り上げ反対緊急5万人署名」を携えて集会に集まられ、組合旗を掲げてデモも参加されました。
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昨日18日、京都の円山公園で、『変えよう! 日本と世界 -戦争法粉砕! 安倍政治を許すな!』集会が開かれ、800人の結集。参議院での戦争法案9・19強行採決以降で、関西ではこの規模で初めての集会だったと思います。
行楽日和の非常に気持ちのいい天気の、行楽客であふれかえった京都での集会でした。沖縄の安次富浩さんからの講演をはじめ、素晴らしい内容の集会でした。
集会に先立って市東さんの農地を守る緊急農地署名活動を、関西実行委員会の旗をだして行いました。次々と集まってこられる人びとが、「何の署名?」「昔、行ったなぁ~」「安倍が悪い!」と署名をいただきながらいろいろな会話が。集会が始まる前でしたが、3人か4人に1人が署名していただけるという調子で、95筆が集まりました。続々と集まってこられるので、気持ちを後ろに残しながら、私たちも集会に参加しました。
写真右手に空席がいっぱいあるのは、みなさん日陰を求めて移動しているのです。日陰におればきもちがいいのですが、久しぶりの暑さで、署名をお願いしながら汗をかいていました。
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先ほど三里塚から産直野菜が届きました。軽いですが一番大きい箱。
葉物がやっと、たくさんです。切りショウガ、さつまいも、ラディッシュ、じゃがいも、玉レタス、ビタミン菜、水菜、サニーレタス、ネギ、間引き大根、ピーマン、枝豆 以上12品。
昨日は現地は、収穫の時、雨だったのかな。レタスなどが泥まみれで濡れています。
先日の萩原さんからのネットの便りで、10・11全国集会に使った畑に、3ヶ月も植え付けができず、現地支援による後片付けの後、トラクターでうねる作業の上で、やっと植え付けとか。大変ですね。
来週の日曜日に、産直交流会「芋ほり大会」。行きたいけれど、予定があり残念。もりだくさんの楽しい一日ですので、東京近辺の方はぜひ行ってみてください。
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永井満・関実代表世話人
全国から結集されましたたたかう仲間のみなさまに、僭越ではありますが、今日もまたこの壇上からご挨拶ができることをほんとうに喜びとしております。
あの1970年ころ、初めて自分でハンドルを握ってこの三里塚の地に伺いました時に、大きな農民放送塔というのが目に入りました。その農民放送塔に大書された文字が目に飛び込んできました。「日本農民の名において収用を拒む」という文字でした。そしてもう一面には「反戦平和の砦・三里塚」と書かれておったとそう思います。
三里塚のたたかいは日本の農民のかたがたの土地を守るたたかい、その最先頭、中心のたたかいでありつづけてまいりました。けれども同時にこのたたかいは、全国の反戦平和を願いたたかいぬく労働者、学生、市民の集う場所でもあったかと思います。
時間がありませんから結論的なことを申し上げたいとおもいますが、あの7月の国会、あれを見ておりまして、日本がふたたび自衛隊を海外に派遣して戦争をする国になったのだということを、非常な気持ちにされました。その時、私は、あの三里塚の農地に高々と掲げられておった「日本農民の名において収用を拒む」という大きな看板と「反戦平和の砦・三里塚」というその大きな文字を思い描いたわけであります。
この三里塚のたたかいは、いま、市東さんの農地を守るたたかいとして全力でたたかわれております。私たちも、反対同盟との長い共闘の歴史からしても、どんなことがあっても市東さんの農地を守り抜こうというその決意をもっておりますが、同時にこの三里塚のたたかいは、農民のたたかいであるとともに、日本の平和・反戦の砦としての、その大きな面をもっていると思います。
しかし、あの安倍の、ああした戦争に向っての露骨な動き、これに対して、今、私たちは黙っていることはできない。ほんとうに、この戦争への安倍のこうした政策というものを全力で粉砕していかなければならないとほんとうに危機感をもっております。
かって60年安保のころ、「教え子を再び戦場に送るな」とスローガンをかかげた先生方のたたかいに共鳴したものです。
いままた、そういうたたかいが本当に必要な時がきたと思います。ここにも先生がいらっしゃるかもしれませんが、先生方にお願いして、「教え子を再び戦場に送るな」というたたかいを大きく全国で広めてください。また、労働者のみなさん。市民のみなさん。日本がふたたび戦争へという舵をきったようなこの時、三里塚を先頭にして反戦平和のたたかいを、かって三里塚がそうであったように、全力でたたかっていかなければならない時期がきたように思います。
今日、ここに結集されたみなさんとともに、特別にその決意をうちかためたいと願っております。みなさまも、同感してくださることと信じております。三里塚のたたかいの勝利こそが日本の平和につながるということを固く信じて、ご挨拶を終わりたいと思います。ありがとうございました。
山本善偉・関実世話人
結集されたみなさん。悪天候の中でも、よく来てもらいました。ありがとうございます。
95になって、この戦争法案を国会で通してしまった。その時に、東京で、あるいは全国で万の人民が立ちあがったことにたいして、大阪維新の会の橋下は「1億のほんの1パーセントじゃないか」とケチをつけました。
その1パーセント、そのマイノリティ、それがほんとうの力をもっているんです。
みなさん。われわれは決して「燃えやすく、冷めやすい」と言われるあの日本の根性じゃありません。ほんとに50年、半世紀たたかいぬいてきて、今やほんとうに立たねばならぬ時に、私は残念ながら腰が痛くて、この杖に頼らなければなりませんけれども、絶対に日本は戦争をさせてはならない。憲法をほんとに大切にしなければならない。そのためにこの市東さんの農地取り上げに絶対反対、あるいは第三滑走路を造るのに反対し、あるいは福島のひとたちのことを忘れるようなことは決してしてはならない、沖縄の新しい基地をつくらせてはならない。すべてをやらなければならない。この杖を頼りにやります。
みなさん。ともにたたかいましょう。
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市東さんの農地取り上げを打ち破ろう
みなさん。天候の悪い中、大勢の結集、ありがとうございます。
なにをもっても打ち砕きたい、東京高裁の判決ですね。その不当判決、絶対に認めることはできません。今、最高裁の方にあがっています。
また一方では耕作権裁判が、2年半ぶりに再開されました。確かに裁判上では、私の方に有利に進んでいるように見えます。だが、これがまた判決になると変わってくるという、そういうのがあります。
それにしても、私はここで農業を続けていくということは、畑を獲られたらできないということです。よく、「猫の額」くらいの畑、どっかへ行ってやればいいと。そんなもんじゃないですよね。親が100年以上育ててきた土地を、そこにどう生きていくか、自分で決めて帰ってきて、それを守り抜くことの方が、私は、たとえそれが「猫の額」だといわれても、それを守り抜くことが自分がそこに居る、いるべき場所だと考えています。ですから、これからも、身体の続く限りここで農業をやっていきたいと思います。
それで、先ほど来、話しがありますように、安倍政権の今、安保法制ですね、50年前の私たちの親父の代には「戦争なんか起こりっこないんだ」と、そういうことが言われていました。しかし、反対同盟、50年になります。軍事空港反対、農地死守のたたかいを、必ず間違っていなかったと、今、実感できるようになりました。
動労千葉、動労水戸を先頭とする労働組合、市民運動、学生、何よりも沖縄、福島、三里塚と国策と真っ向から立ち向かっているその人たちとともに、私も、これから、この地で、一日でも長く農業を続けたいと思います。
そのためにも、みなさんの力をもう一度かしてください。自分一人頑張っても、しれています。みなさんがいれば、それだけまた自分の勇気にもなります。どうかひとつ、よろしくお願いいたします。
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みなさん。悪天候の中、結集ご苦労様です。そして全国で戦争法案粉砕のたたかいを、まあ、まだ続きますけど、ほんとうにご苦労様でした。これからが反戦闘争の本番だと思っています。
本当に戦争に反対するということは、どういうことなのか。私たちは、この農地を守るたたかいが、私たちにとって反戦のたたかいであり、空港粉砕、軍事空港粉砕、このたたかいこそ、安倍政権と真っ向から対決するたたかいだと思って、たたかいを続けています。
この畑は戦後開拓の土地です。直接、萩原家が切り拓いたところではありません。開拓はしたけれどもやはり農業を続けていくのは厳しい、そういう人たちがこの東峰部落から出てゆくときに東峰地区で、地区の農家でひとつずつ買い取って耕作を続けてきたところです。さらに言えば、あの天神峰の市東さんも、もとはあそこは御料牧場があったところで、その牧場のために、お客さんのために最初お店を作って、そこに棲みつかれたわけです。市東さんが実は最初の住民だったということが、この間話しをしていて、そうじゃないかという風にわかりました。
この畑で全国集会をやるのはおそらく初めてだと思います。なぜここでやることにしたのかというと、すぐ近くに市東さんの家があります。市東さんの生活環境がどういうところで生活されているのか、このことをみなさんに実感していただきたかったからです。そして目の前に広がる空港の敷地とターミナル、すぐ近くに第3ターミナルがあります。
みなさんの中でも、外国、韓国とか行くときに、ここからターミナル3から飛んでいった人もいるかもしれません。実際、飛行機に乗ってこの空港の中を走ってみると、私も実は一度乗ったことがあるんです、でも、走ってみると、東峰、うちの畑がいったいどこにあるのか、さっぱりわからないんです。窓から見たら、フェンス、フェンス、フェンス、見えるのはあそこの森の木とか、そのていどしかわかりません。そういう風にして、反対同盟、農民のたたかいは、見えないようにしてしまっている。隠している。そういう風に隠さなければ、どういうんでしょう、ボロボロの、実際ボロボロの空港なんですよね。この敷地の中というのは。そのことを覆い隠しながら「日本の空の玄関」だなんてかっこいいことばかり言ってですね、ほんとに地元では、「ただの迷惑施設」という風にいわれております。
周辺で道路なんかですね、畑の周りもです、この周り全部、空港会社が月に一度くらい草刈りやったときに、草を刈ってるんですけれども、ほんとに草の長けが1メートルくらいにならないと刈らないんです。こういう環境の中で、私たちは作物を作って抵抗を続けています。
私は、事務局の報告ということですので、少し現在のことを話しますけど、あまりそういう話しが得意じゃないので、結構、・・・回しみたいになっちゃうんですけれども、とにかく現在ですね、市東さんの裁判闘争は最高裁の段階まできました。そして、すでに全国の民さんが取り組んでいただいているように「5万人署名」も推進しております。それが現在、今日のこの場に持ってきていただいた分を含めて、約7千筆に届こうとしております。ほんとにありがとうございます。
まあ、これ、署名運動だけで私たちは最高裁に勝利するというか、二審差し戻しのような勝利の判決を勝ち取れるとは思っておりません。この署名運動を広げることで、三里塚を勝利させる人たちをもっともっと多く作ること、市東さんを応援する応援団を創るために署名運動を追求しています。ほんとうに市東さんを支える力が、もっと、もっと必要です。
たった一人で、この空港敷地ではたらいて、たたかっている市東さんを守ることが出来なければ、私たちは三里塚闘争として恥ずかしいと思います。
今、三里塚闘争は、みなさんとともにたたかうのが三里塚です。農民が農地を守り、たたかいを続けています。はっきり言って、厳しいたたかいです。
市東さんも周りからいろんなことを言われます。我が家でもそうです。そういう厳しい環境の中でたたかいぬくには、全国のたたかう仲間と繋がり、さまざまな知恵をいただき、その上に勇気をいただいて私たちはたたかっていきます。
ほんとにありがとうございます。
今日はあまり天気がよくなかったので、じゃっかん期待よりは人数が少ないという、まあ、残念なことではありますが、しかし、この悪天候をついて駅から遠いこの地まで結集していただいたことを、私たちはほんとうに感謝しておりますし、それを受け止めて、これからも断固たたかっていく決意です。
今、市東さんにかけられている農地取り上げに続いて、今度は第三滑走路建設、まあ新聞では「構想」という形で毎日新聞で詳しく出されたのをご存知の方もおられると思いますが、この戦争法制下で、いよいよこの成田空港が軍事空港としての姿をあらわにしてきたと、そのことをはっきりと言わなければならないと思います。何が「需要がある」か、「発着枠が足りないから第三滑走路が必要なんだ」とか。「地元の有志」なんていう人たちは自分たちのところに空港をひっぱてきて、それで金儲けをしたいだけなんです。それが実は戦争につながるということをまったく考えもしない。本当に怒りにたえない。私たちは、自分たちの生活の場でほんとうにこの戦争を粉砕するたたかいをやらなければいけないというそのときに、自分たちの利益しか考えないそういうあり方を、断固粉砕していかなければなりません。
私たちは、この成田空港周辺の住民、農民に対して、2年以上にわたってビラまきをして、署名を集め、面談した時は今の状況、第三滑走路の問題、そして戦争法案の問題について語り合ってきました。
やはり安倍政権に対する怒りはほんとうに強いです。今、大変危機にあるというのはほんとうに皆さんわかっておられる。そういう中で私たちがこの地で市東さんの農地を守り、軍事空港建設を粉砕する、そのたたかいを断固貫くことが人民の未来を切り開く。
そういう風に信じて、これからも断固たたかっていきたいと思います。
今日はほんとうにありがとうございます。
事務局からの報告を終わります。ありがとうございました。
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昨日、三里塚の市東孝雄さんの自宅のすぐそばの組合道路わきにある萩原富夫さんの畑で、930名が全国から集まって「10・11三里塚全国集会」が開かれた(右写真は北原鉱治事務局長)。
すぐ脇には、市東さんを24時間監視し農地強奪を強行するための機動隊官舎が建っている。
集会始まる前の30分、浪速の唄う巨人・パギヤンの唄と語りが(左写真)。主催者あいさつを北原さん。反対同盟事務局からの報告を萩原富夫さん(右写真)。
連帯挨拶として3本。まず国鉄千葉動力車労働組合の田中康宏委員長が新書記長とともに登壇。続いて三里塚関西実行委員会の永井満代表世話人と山本善偉世話人が(左写真)。3人目にはこの日、5万署名を2100筆以上反対同盟に届けた全
日建運輸連帯労組関西生コン支部の西山直洋さんが挨拶
(左写真)。
ここで市東孝雄さんが6・12農地裁判高裁判決を糾弾してこの地で闘い続けることを宣言した(右写真)。反対同盟顧問弁護団、「市東さんの農地取り上げに反対する会」「全国農民会議」の皆さんの発言が続く。椎名千恵子さんなど福島からの訴えにつづいて市東さんの農地を守る沖縄の会から名護市議の川野純治さんが、決意と挨拶を(左写真)。5年を迎えた経産相まえの闘いの報告も。
部落解放同盟全国連合会など各住民団体からのアピールの後、共闘団体の決意表明があって、反対同盟の太郎良陽一さんから集会宣言、デモの提起、団結ガンバロウを唱和して、いよいよデモに出発です。
デモは反対同盟を先頭に(右写真)、市東さんのお宅の前(および天神峰の畑)の前を通り、市東さんの南台の畑でUターンをして、もとの会場まで。
午前中、集会直前まで結構雨が降り心配して、長靴をはいた。しかし、始まる1時間ほど前から雨は上がり、始まる事には畑の土が乾きだしていた。畑の土の柔らかさと水はけのよさをあらためて確認した。
みなさん。次は3月27日、成田市内に集まろうと提起された。緊急5万署名を集めまくり、三里塚の闘いを、市東さんの農地を守る大きな声を上げていこう。
集会の主な発言は明日以降、順次報告いたします。
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ピーマン、オクラ、ししとう、青唐辛子、間引き大根、じゃがいも、里芋、生落花生、生姜、ネギ、ラディッシュ 以上11品です。
秋野菜はまだまだのようですね。きゅうり、にんじんなど毎週「買い食い」です。
写真を撮ってから、生落花生をむぎ取り、しょうがを洗いなどなど、小一時間、野菜の相手をして記事を書いています。
いよいよ来週は、10・11全国集会。おととい千葉から帰ったばかりですので、まだピンとこないのですが、みなさん、行く用意はいいですか。運行規制の強化で、観光バスがめっちゃ高くなり、高嶺の花状態。関西から行くのは大変ですが、みなさん、頑張って行きましょう。
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今日、千葉地裁で第3誘導路裁判の第21回目の口頭弁論が開かれました。
すでに弁護団は、成田空港の航空機騒音によって空港周辺住民の生活と人権が侵害していることをこの法廷で、強く訴え続けてきました。その大きな論拠として昨年5月の住民の被害を認め、差止めを認めた厚木基地爆音訴訟横浜地裁判決を大きなよりどころとしてきました。
これに対し、被告の国・空港会社はこの問題について「住民の生活を侵害しても空港には『公共性』があり、それなりの補償金を支払えば問題はない」などと居直り、騒音は生活権を侵害しない、という暴論を主張しています」(当日配布された裁判資料より引用)。
今年7月30日、東京高裁は、この厚木基地爆音訴訟の控訴審判決において「一審と同様に自衛隊機の深夜・早朝の飛行差し止めを命じる判決をだした。さらに騒音被害について、将来分まで支払うように国に命じた」(7・30朝日新聞より)画期的なものとなった。WHOのガイドラインやそのの事務局がヨーロッパに適用している「騒音基準」とされるものをその判断基準に組み入れたもので、今日弁論を論じた大口弁護士は、「ようやく日本でもそれらが市民権を得た画期的なものだ」と評価した。さらに厚木基地の場合には75WECPNL(人体に健康被害などが出る基準)をこえるのが平均で日に1回だが、成田空港の天神峰地区ではそれが日に平均11.8回だとして、「成田空港の騒音問題は厚木基地の10倍にあたる」と北海道大学の松井教授の指摘に触れられた。
この日の東京新聞には、前日、成田空港会社(NAA)が、成田空港の機能強化策の具体化に向けた調査などを行う「成田国際空港の更なる機能強化推進本部」を発足させたと報じている。
「機能強化」とは夜間飛行時間の緩和を軸とした、さらの第3滑走路建設を射程に入れたものであることはあきらかです。とりわけ1920年の東京オリンピックに向けた増便対策が緊急の課題となっているのだ。そうした姿勢が冒頭のべた「住民の生活を侵害していても空港には公共性がある。騒音は生活権を侵害しない」などの暴論が出てくるのだ。断じて許されない。(左写真は裁判後の報告会)
安倍政権が、「アベノミクス」、「第2の3本の矢」などと必死で支持率の低下を食い止めようとしているが、その実は、「このように住民の生活などどうなってもいい」ということを三里塚の農民、住民に押し付けてきているのだ。どうしてこうしたことがゆるされるだろうか。
三里塚は今、なによりも「公共性」の最たるものの農業、農をまもれるかどうかをかけて成田空港会社と国の策謀と真っ向から対決しています。それは現下のTPPの問題になによりも現れています。そしてそのことがなによりも 象徴的に示されてるのが、市東孝雄さんの農地をめぐる「空港のために裁判で取り上げる」という空港会社・国の攻撃なのです。
みなさん。このような空港会社・国の理不尽をゆるさず、市東さんの農地を巡る最高裁への「緊急5万人署名」を全力で至急に取り組んでくださることを訴えるとともに、10・11三里塚全国集会に結集されることを訴えます。
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