6月12日、農地裁判(東京高裁)判決。怒りの結集を!
みなさん。緊急の訴えです。
農地裁判控訴審(東京高裁)が、3月4日、一切の事実調べや空港会社の偽証などの問題をすべて葬り去ったまま、結審が強行されました。そのことへの怒りはもちろんですが、なんと、東京高裁の小林裁判長は、今日、突然、判決の日程を通告してきました。来週の金曜日、12日午後2時半に判決だというのです。市東さんの農地、それは市東さんの命に係わる問題です。それを、突然、言い渡そうというのです。しかも、いつもの102号法廷ではなく、公安事件を扱う、30人しかはいれない429号法廷、警備法廷(隣に警備が詰めている)だというのです。「何をか言わんか」ではありませんか。
最早、「法廷に入れるかどうか」ではありません。
突然の判決というこの日程によって、私たちの怒りの声の結集を恐れ、事前に結集を防ぎたいという彼ら国家権力(安倍政権、司法)の怯えのゆえの願望でしかありません。
同時に、4日後に3年ぶりに再開される「耕作権裁判」に対して、方向付けを強制しようとする意図が、この日程には露骨に現れています。こんな、ふざけたやり方がどうして許せるでしょうか。
みなさん。市東さんの農地を守れるかどうかをかけた文字通りの決戦です。国家権力が司法を使嗾(しそう)して、本来農地を守り、耕作者の権利を守るべく制定された農地法を使って、「土地収用法の失効」という現実を超法規的に突破し、強制収用しようという安倍政権の許しがたい攻撃です。人びとの権利を踏みにじり、安保法制(戦争法案)の強行、労働法制の全面的改悪などによって「戦争のできる国造り」へと大きく踏み出した政治の一環として、この裁判(判決)はあります。TPPへの蠢きもまた、市東さんの農地強奪を進める根拠となっています。
こんなことがどうして許せるでしょうか。
みなさん。6月12日、詳しい闘争方針はまだ反対同盟から出されていませんが、直ちに現場に結集する態勢をみなさんの周りで作ってください。15日の「耕作権裁判」再開の闘いと一体のものとして、連続闘争に決起しましょう。
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