「農地は、私にとって命です」と語る市東さん
(上の写真は、3・29全国集会での団結ガンバロー
反対同盟ブログより無断転載しました)
市東孝雄さんの挨拶
みなさま。ほんとうにご苦労様です。傍聴ならびに「3万人署名」ほんとに忙しい中で、闘い続けています。
3・4の控訴審、抜き打ちの結審。ほんとうに不当なものだと思っています。絶対に認めるわけにはいきません。
また、6年して2年くらい空いてました千葉地裁での耕作権裁判、これがまた始まります。空港会社の方は、偽造であり、文書提出命令が出されているのに、それを拒否しています。この裁判は、私の畑を守るもう一つで、大事な闘いと位置付けていますので、これを絶対に負けるわけにはいきません。必ず勝つまで耕作権裁判、頑張ります。
全国に私を守る会を、多くの方々が作っていただいて、ほんとに心強く思っています。
三里塚、沖縄、福島と国策の攻撃が。沖縄では民意、県民の民意が全然反映されていません。そして成田は、成田空港が住民無視の空港建設。福島では、復興していないのに、復興してもう原発事故が終わったかのように、そういう報道さえされています。
こういうやり方は、私は絶対認めません。
農地を守る闘い。農地は私にとって命であります。その命を守るためにも、みなさんの力をお借りして、天神峰でできる限り有機農業をやっていきたいと思います。
どうかみなさん、一つよろしくお願いいたします。
萩原 富夫さんの「反対同盟からの提起」
みなさん。今日は本当にありがとうございました。
私から最後、「提起」ということでありますが、もうすでにみなさんの発言の中に今後の方針がたくさん含まれています。みなさんから闘いの方針が提起されています。
今、成田空港は、「地盤沈下」「地盤沈下」、常にそういう危機を叫びながら、空港の機能強化、そして24時間化、さらには三つ目の滑走路を造る、そういうことまで言い出している。
もう、いい加減にしろ。地元住民をなんだと思ってんだ。
この地に集会を開いてみてわかりました。ここは大変すがすがしい。いま、今日集会をやってみて、気持ちよく集会ができました。空港を我々の農地を奪って作っておいて、この町ではその利益をむさぼる。そういうところに気持がいっていて、利益優先。住民の騒音の被害とか、苦しみとかいっさい顧みない。こういうあり方は絶対に許すことはできません。
私たちは、空港建設当初からの住民無視の空港建設のやり方、前回の市東さんに対する、法律、農地法も何もかも無視して、空港のためならなにをやってもいい。そういう裁判のやり方、空港会社のやり方、成田市役所のやり方、千葉県のあり方、このすべてと私たちは闘っています。
こういう世の中を変えるのは、三里塚、そして福島、沖縄の力を一つにして闘うことです。私たちは、あらためてこのことを周辺住民のみなさんに粘り強く訴えて、来年もここで、多くの成田市民に参加を呼び掛けて、集会を開きたいと思います。
市東さんの裁判闘争は、すでに言われています通り、控訴審闘争で結審しました。しかし、我々の闘いは終わっていません。判決に向かって、とことん裁判所を追い詰めていかねばなりません。「3万人署名運動」は、現在2万3千を超えています。あと残り7千を集めて、目標の3万を集めきって、東京高裁に、霞が関に攻め上ろうではありませんか。判決の日はまだきまっていませんが、私たちは、それに向かって地道に地域で署名の活動を行い、もちろん全国でもあらためて署名の取り組みをお願いしまして、判決の前に、東京高裁において、署名をもって、東京高裁包囲闘争に決起していきたいと思っています。それに向かって、みなさんも、取り組みを強化していただきたいと思っております。
さらにもう一つ、この秋の集会についてお伝えしておきたいと思います。10・11が日曜日になっております。その日に、東峰の現地、我が家の畑なんですけれども、東峰の空港のフェンスに囲まれた、通路も長い長いフェンスに囲まれて入っていかなければならない、我が家の4反5畝の農地で、全国総決起集会を開きます。それに向かっても、結集をよろしくお願いしたいと思います。
まあ、時間もないことですし、今日の集会を楽しんでいただいたと思います。そして最後、このあたりをデモを行います。そこで市民の皆さんに、市東さんのこと、空港のこと、そしてともに闘おうということを呼びかけていただきますことをお願いしまして、本日の私の提起とさせていただきます。
本日は、本当にありがとうございました。
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