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2015年3月31日 (火)

3・29三里塚全国集会に参加して

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 3月29日の日曜日、成田市中心部にある栗山公園で、920名が全国から結集して『市東さんの農地を守ろう!戦争をとめよう!3・29三里塚全国総決起集会』が開かれました。

 15329_3主催者の挨拶に立った北原鉱治事務局長は、47年前の同じこの場所での激しい闘いに触れながら、「ここで集会を開くことは大変意味がある」とされた上で、「我々の国は今どこに向かっているのか」「三里塚闘争は健在です」「他力本願ではだめだ。一人一人が闘おう」「未来を作るのは私たちだ」「廃港に向かって闘おう」と、92歳とは思えないお元気な様子を見せ、訴えられた。

 15329_4ここで連帯の挨拶。動労千葉の田中委員長、動労水戸に続いて、関西から関実世話人の山本善偉世話人がお元気に登壇(なにしろ94歳)。「故戸村委員長が言われたように、三里塚の闘いは地域の闘いじゃない、日本全体の、世界の闘いだ」「70年前に戻ろうなどとんでもない」「絶対に戦争をさせないために、三里塚が沖縄・福島と一つになって闘うことだ」と。

 ここから第1部「福島・沖縄・三里塚をひとつに」として、先ず、福島から佐藤幸子さんが訴えられた。
 15329_5続いて沖縄の「市東さんの会」から安次富浩さんが登壇。知事選、衆議院選挙をはじめ昨年1年間の「オール沖縄」の勝利を確認した上で、キャンプシュワブ前と辺野古の海の闘いを語られ、「自民党安倍政権と沖縄翁長知事は真っ向から対決している」「5・17那覇・セルラー球場をグランドも満杯にして数万で闘いを実現し、沖縄の怒りを叩きつける」と。
 経産相テントひろばから正清太一さん、川内原発再稼働阻止の現場から小川さん。最後に、成田市民の小川さんが、「空港会社・国などは、市東さんの農地取り上げを一切やめろ」「夜間飛行をやめろ」などと訴えられた。

 そこでカンパアピール、「反対同盟の歌」などの演奏が行われた上で、部落解放同盟全国連合会・瀬川委員長からの連帯メッセージが萩原富夫さんから紹介された。

 15329_6いよいよ第2部「農地裁判控訴審闘争勝利への決意」です。当該の市東孝雄さんが登壇し、3・4ぬきうち結審への怒りを「絶対に認めることはできない」と明らかにされた。そのうえで、数年ぶりに再開される「耕作権裁判」をそれと一体のものとして「必ず勝つまで頑張る」「農地は私にとって命です。力を貸してください」と訴えられた。
 弁護団が壇上にならびそれぞれから3・4結審の不当性への怒りと決意を述べられた。
 15329_7続いて「市東さんの農地とりあげを許さない会」が、群馬・茨城の同会とともに大挙して登壇。「市東さんの会」の林さん、群馬、茨城と次々と怒りと決意を明らかにされた。最後に山口千春さんが、辺野古などの闘いに触れながら、6月15日に再開される「耕作権裁判」の決定的な重要性を明らかにし、総決起を求め、「絶対に勝ち抜こう」と訴えた。
 さらに全国農民会議のみなさんが登壇し、代表の小川浩さんと新しく結成された沖縄から宮城さんが決意を述べた。
 15329_8挨拶の最後に、全日建関西生コンから西山直洋さんが、三里塚闘争の重要性を訴えられた上で、労働運動に対する警察権力による悪辣な弾圧の現状を明らかにされた上で、「三里塚50年の闘いに学びながら頑張ろう」「負けません、負けるのは安倍だ」と挨拶を締めくくられた。

 15329_9すべての最後に萩原富夫さんが登壇し、「皆さんからの発言で、闘いの方針はすでに明らかにされた」としながら、「空港の地盤沈下などと言いながら、24時間化、第3滑走路などとふざけるんじゃない」「地元住民をなんだと思っているのだ」「農地を我々から奪いながら、空港の利益をむさぼっている成田市が住民無視を続ける事など絶対に許せない」「こういう世の中と闘うには、福島・沖縄と一つになって闘うことだ」「来年3月もここでやる」と。そのうえで「判決に向かってとことん裁判所を追い詰めよう」「3万人農地署名をやりぬこう」「判決前には、裁判所包囲の闘いを」。15329_10最後にこの秋、「10・11に私の畑で現地集会をやる」と。

 集会宣言、ガンバロー三唱をやって、さあ、デモに出発です。成田山新勝寺に迫りながら市街を成田市役所まで。そして出発点の栗山公園まで2.3キロ。シュプレヒコールをひびかせてデモが行われました。
 

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2015年3月21日 (土)

今週の産直野菜(3月21日)

15321 先ほど、今週の産直野菜が三里塚から届きました。

 サツマイモ、聖護院大根、からし菜漬け、ニンジン、小松菜、ほうれん草、カブ、ネギ 以上8品です。雨の中の収穫だったようで、それぞれ泥んこ。写真を撮ってから、それぞれの泥を洗い落とし、保存のために葉物は水に浸したりと一仕事。雨の中を収穫された市東さんや萩原さん、支援のみなさんの苦労を思えば簡単なこと・・・。

 今週は17日に、辺野古行動の大阪アクションのみなさんと大成建設に「辺野古から撤退しろ」と抗議行動。1532019、20日は、高浜原発再稼働に向けた高浜町議会の「同意」が行われるのに抗議して、泊まり込んでの地域へのビラのポスティング、朝からの町議会への抗議行動。右写真は、「同意」のための全体協議会が開かれた時刻に合わせての抗議のシュプレヒコール。昼からの本会議冒頭に議長から「同意」に至る経過説明が行われたのに対し、傍聴席から一言言わせろと新開さんが代表して議場にアピール。議長の退場命令、警備員の妨害をものともせず最後まで言い終え、全員が抗議の声をあげて退場。

 今日は沖縄・辺野古では抗議の3千人集会が。それに呼応して大阪では抗議のアクションが。同時刻の午後1時に西梅田公園です。まだ間に合いますので、行ける方は是非・・・。私は、狭山市民の会・こうべの会議があり、やむなく、三宮で同時刻にとりくまれる「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」のビラまきに参加します。

 さあ、みなさん。3月29日の成田市栗山公園での全国集会があと1週間です。全力で集まって、先日の東京高裁の「結審」攻撃、裁判官忌避の棄却決定に抗議して、大きな声をあげようではありませんか。市東さんの農地をみんなの声で守り抜こう!

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2015年3月14日 (土)

今週の産直野菜

15314 先ほど、三里塚から産直野菜が届きました。

 さつまいも、ゴボウ、小松菜、ほうれん草、ニンジン、からし菜漬け、ルッコラ、カブ、聖護院大根、ネギ となんと10品も。順調なのだ・・・。と思いきや、『野菜だより』には「季節の変わり目で、天候不安定」とか。天候頼りのところがある無農薬・有機農法ですから大変ですね。

 ハウス栽培ということも時折考えます。基本的にはハウス栽培は単一作物で、露地栽培より多くのエネルギーを使い、しかも塩害がでてくるため、土壌の劣化が早く、大変な量の山土をいれかえるようです。
 ただ鷲谷いずみさんが紹介しておられますが、福島県喜多方市で、小川光さんが「自然農法」に近い形でハウス栽培をしておられるとか。「ハウスの中には、トマトやメロン、インゲンなどが栽培されている。Img異なる作物や品種に混ざって同じハウスの中で栽培されているのだが、それらの作物と同様、もしくはそれ以上の存在感をもって、多様な野草が生育している」「ハウスの中には他にも多様な昆虫がいて、そこここで、飛び跳ねたり、歩いたり、巣網を張ったりしている」(『にっぽん自然再生紀行』(2010年)より。右写真は同書より)。小川さんは、3・11による放射能汚染(拡散)と闘いながら、会津盆地の北部で、浅見彰宏さんなどと有機農法を取り組みながら地域づくりに取り組んでおられる方です。一度訪ねてみたいなとは思うのですが・・・。
 もちろん、産直野菜として作るには、量的な問題など対応できないことや露地栽培にこだわる様々な問題があるだろうとは思っています。ただ、「農法」にはいろいろあり、いろんな農民の方が、いろいろと苦闘しながら取り組んでおられることを知ることは、励まされます。

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2015年3月 9日 (月)

3月29日、成田市栗山公園へ

        招 請 状

 全国の闘う仲間のみなさん! 三里塚芝山連合空港反対同盟は来たる3月29日、「市東さんの農地を守ろう! 戦争をとめよう! 全国総決起集会」を成田市の中心部で開催します。みなさんの結集を熱烈に訴えます。
 
安倍政権による戦争と改憲に向けた政治に人びとが怒りを燃やして立ち上がり始めています。安倍首相は、自らがもたらした日本人人質殺害の責任を居直り、自衛隊の恒久派兵法、周辺事態法の改悪、PKOでの武器使用解禁、そして来夏参院選後の国民投票の実施による憲法改悪の表明まで行いました。
 
「戦後以来の大改革」と称して、数千万のアジア人民、日本の民衆を虐殺した戦前の歴史へと労働者・民衆を引きずり込もうとしています。1%の金持ちの利益のために99%の人びとの命を再び犠牲にしようというのです。
 
3・29全国総決起集会は、反戦・反権力の砦として国家と闘いぬいてきた三里塚闘争が、安倍政権打倒をかかげ、すべての人びとの怒りを結集し戦争政治反対の声を上げる集会です。   
 
さらに、市東孝雄さんの農地を守る闘いは、「新農政」をかかげて農業を破壊する安倍政権との最先端の攻防です。「岩盤規制の撤廃」と称する農協、農業委員会解体、家族農業の破壊、企業の金もうけへの農業・農地の売り渡し――これらの暴挙と対決する砦です。
 
耕す者の権利を守るはずの農地法を使って農地を奪う国土交通省、成田空港会社の違法・不当性はあまりにも明らかです。東京高裁小林昭彦裁判長のもとで進められている農地裁判の控訴審で徹底審理を行わせ、一審・千葉地裁の農地明け渡し判決を打ち砕きましょう。
 
安倍政権は2月13日、成田空港での第3滑走路建設を含む交通政策基本計画をあらためて決定しました。数百軒の民家を撤去し、騒音地獄を拡大して計画される3500メートルの新滑走路建設、空港の24時間化、B滑走路の1000メートル延長などの住民追い出し攻撃を地域の人びとと連帯して阻止しなければなりません。
 
今回の集会を、47年ぶりに成田市市役所そば、1968年2、3月闘争を闘った旧成田市営グラウンド=現在の栗山公園で開催することを決定しました。戦後の歴史の分岐点となる2015年、あらためて成田市民に三里塚の熱い思いを訴える決意です。
 
特急列車の「廃止」で地方を切り捨てるJRのダイヤ改定は住民を追い出す第3滑走路建設と同じです。これと闘う動労千葉を先頭とした労働者の闘い、労働者と農民の連帯した闘い、学生、市民の闘いがうねりとなって職場、学園、街頭を圧倒する時が来ました。今こそ「命より金」の社会を変えよう。韓国やアメリカなど世界の人びととの連帯を深め、「農地は命」と闘う市東さんを先頭にTPPを阻もう。
 
「帰還」攻撃と闘う福島、辺野古新基地建設と闘う沖縄の怒りと連帯しよう。関西を始めとする住民運動のすそ野を今こそ大胆に広げよう。国策と闘うすべての人びととつながり、3・29三里塚全国総決起集会を成功させよう。  
2015年2月25

15329市東さんの農地を守ろう!
戦争をとめよう!
 
3・29全国総決起集会
【日時】3月29日(日)正午
【会場】成田市栗山公園
【主催】三里塚芝山連合空港反対同盟

 (なお、この招請状は日付にありますように3月4日の東京高裁の不当極まる結審攻撃以前に出されておりますので、そのことを反映していません。当日朝、7時代の新幹線で向かえば、集会に間に合います。一人でも多くの皆さんが関西から駆けつけられるよう訴えます。7:08新大阪発ののぞみ106号で出れば、品川で10:03発の総武線快速エアポート成田に乗り換え、11:33成田駅に着きます。成田駅から歩いてすぐの公園です。)

 

 

 

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2015年3月 7日 (土)

今週の産直野菜(3月7日)

1537 先ほど三里塚から産直野菜がとどきました。

 ニンジン、里芋、ほうれん草、聖護院大根、ルッコラ、カブ、ネギ、ごぼう 以上8品。

 毎週とどくこの野菜を食べきることを前提に食生活を組み立てています(つまり、極力外食をしないことと、この端境期でも量が多いですから、魚・肉の量が少なくなる。まあ、牛や豚、鶏がどうやって育っているか、しかも飼料がほとんどアメリカから輸入の遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆と思うと、食べる気にもならない)。おかげさまでこの数年、非常に体調がいい。これも市東さんや萩原さんの無農薬・有機農法の努力のおかげだとつくづく思います。

 それにつけても、思えば思うほど、先日、東京高裁での小林裁判長の理不尽極まる訴訟指揮による農地裁判控訴審の結審に怒りがよみがえってくる。本当に許せません。3月29日、成田市栗山公園での総決起集会に、みなさん、駆けつけ怒りを明らかにしよう!

 今日は京都で、明日は大阪で、福島事故4年、再稼働反対の集会があります。そして神戸、大阪では今日、「辺野古に基地を作らせない」行動が行われます(雨ですが・・・)。神戸に今から行きます。

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2015年3月 5日 (木)

東京高裁の不当な結審を弾劾する

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 昨日、市東孝雄さんの農地をめぐる農地裁判控訴審第4回口頭弁論が開かれ、小林裁判長は一切の実質審理を打ち切り、結審を強行した。断じて許せない暴挙だ。

 法廷の前に日比谷公園霞門に集まった反対同盟、支援は約150人。それを上回る黒いスーツを着た私服たちが取り囲む。いつもと違うこの異様な雰囲気に、私は「結審攻撃があるな」と直感し、集会での挨拶でも「結審攻撃を許すな」の一点に絞って発言した。

 1534_2そもそも第一審・多見谷判決は、空港会社・千葉県の違法な手続き、証拠偽造、農地法違反を始めとした様々な違法、憲法違反を一切不問に付したままのデタラメ極まりないものだった。そのことを問うて争われてきた高裁では、当然のこととして、事実審理と証人採用が行われなければならず、その論議を始めようとした準備書面が提出された矢先の結審攻撃だ。一切を不問に付し、第一審に追随することを前提とした不当・卑劣極まる訴訟指揮だ。満腔の怒りをもって弾劾する。
 弁護団に媚びるような「笑み」を浮かべながら開廷した、小林裁判長は、一通りの反対同盟弁護団による準備書面の要旨を聞き終えるや、何の説明も躊躇もなく審理の終結を宣言した。冒頭の「笑み」は、国家権力への媚び、「国策」に尻尾をふる走狗となったことを確信した卑劣漢の表情に過ぎなかったのだ。

 市東孝雄さん(右上、報告会で悔しさと決意を語る)の畑を、本来農地と耕作者を守るために制定された農地法を用いて奪おうとすることは、形を変えた国家権力による強制収用にほかならない。1534_3それを糺すべき裁判所が国家権力の走狗となって追随するなどとんでもない犯罪行為だ。いかに「司法の反動化」が言われていようと許されない。国家権力の暴力装置と化したとしか言いようがない(左写真は、法廷後の報告会)。

 この事態は、集団的自衛権行使を容認し、戦争への道へ走ることをもって自らとその背後の多国籍企業群の利害にのみ依拠して突っ走ろうとしている安倍政権のゆえに起こっていることを私たちは見なければならない。無農薬有機農業によって農地と農の道を守ろうとする市東さんへの農地強奪のこの攻撃は、TPPによって農業を破壊し、農地を新たな利益の原資としようとする、そして多国籍企業群によるこの国、そしてアジア諸国への収奪を計ることで延命しようとする野望を示すものにほかならない。

 私たちは、今こそ市東さん、そして反対同盟農民のみなさんの悔しさと怒りを我が想いと化して、1534_4全力で新たな三里塚闘争の発展、市東さんの農地を守る「農地死守」「実力闘争」の闘いに立ち上がろうではありませんか。萩原富夫さん(右写真、法廷前の集会で)は、報告会のまとめで、強くこのことを訴えて、まず3・29栗山公園(成田市中心部)での全国総決起集会の成功を訴えられた。

 みなさん。想いを新たに、怒りを新たに、3月29日、成田市栗山公園で開かれる「全国総決起集会」(三里塚芝山連合空港反対同盟主催)に、全力で駆けつけましょう。安倍政権の「したい放題」を断じて許さない一歩としよう。原発再稼働を許さず、「オール沖縄」の民意を守る闘いの橋頭保として闘いぬこうではありませんか。

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2015年3月 4日 (水)

不当な訴訟指揮弾劾

今、市東さんの農地裁判が、東京高裁の小林裁判長の不当、卑劣な訴訟指揮によって結審した。詳しくは明日。

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2015年3月 1日 (日)

早期結審策動許さず、3・4東京高裁へ

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尼崎・伊丹実行委員会『抵抗の旗』より転載。

「三里塚農地裁判は、いま」学習会を開催
      3月の決意固める

 2月15日、大阪市内に反対同盟市東孝雄さんと顧問弁護団の一瀬敬一郎弁護士を招き、2回目の学習会が開催されました。

 安倍反動政権に怒り

 最初に関西実行委の山本世話人の主催者あいさつ。氏は1985年5月8日ドイツの敗戦40周年にあたって、当時の西ドイツ大統領R/ワイツゼッカー氏が行った演説で「過去に目を閉じる者は、現在に盲目になる」と先の侵略戦争を反省し、非戦を誓ったことを引き合いに出し、これとは真逆の安倍政権の戦争政治を厳しく弾劾しました。
 そしてこの学習会でさらに裁判闘争の「今」を学び、3・4東京高裁から3・29全国闘争(成田市内)に結集する決意を明らかにしました。94歳にしてこれらの提起と行動力にはただただ頭が下がるばかりです。

 「すがすがしい」発言

 続いて当該の市東孝雄さんからは、スライド上映で、耕作農地や農業施設などの説明がありました。そして「私からこの農地を取り上げるということは農業をやめろということ」と農地取り上げの不当性と非人間性を訴えました。
 この間、市東さんの集会などでの発言はいつも「すがすがしい」と感じています。それはこの裁判に負けたら何か生活の一部の権利だけが奪われるというのではなく、全生活が奪われることを覚悟したうえで「絶対に負けない」という究極的決意を表す迷いのない発言だからこそ「すがすがしい」と感じるのではないでしょうか。
 様々な嫌がらせなどにも屈せず闘い続ける市東さんの姿には、いつもこちらが身の引き締まる思いです。私たちは市東さんを絶対孤立させてはなりません。親子三代百年の月日を費やした有機農地を必ず守り抜きましょう。

 空港会社に資格なし

 15215_2そして顧問弁護団一の熱弁家で知られる一瀬弁護士の裁判報告になりました。氏は、旧地主と空港公団(当時)との売買契約は農地法3条に違反して無効であること、そのため現空港会社には契約解除を要求する資格がないことなどを強調しました。その他法律の詳しい内容の話しになると私たちには少し難しいところもありました。
 ところでここでも氏は熱弁ぶりを発揮して、60名ほどの小さな学習会にもかかわらず、まるで大集会のアジテーションのような口調になっていき少し可笑しかったです。そして最後も「(裁判傍聴を)これまでの数倍する結集を!」と締めくくり、私たちにカツを入れました。

 その後場所を変えて交流会になり、(私は)たまたま市東さんの隣になり、手のひらを見せてもらったのですが、その硬さにびっくり! 日々黙々と農作業を続けている姿が目に浮かびました。この人から農地を取り上げるなど絶対に許さないとあらためて思いました。

 この3月、3・4から3・29への決意を固めた学習会でした。

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