『三里塚農地裁判は、いま』学習会が開かれる
昨日、エルおおさかで60人が参加して「2・15『三里塚農地裁判は、いま』学習会 Part2」が市東孝雄さん、一瀬敬一郎弁護士を招いて開かれました。
冒頭、山本善偉関西実行委世話人から主催者の挨拶。94歳とは思えない元気さで、3・4裁判所を取り囲む結集と3・29成田闘争への決起を呼びかけられた。
農地裁判の当該である市東さんは、昨年10月8日の第3回口頭弁論で用いたスライドで、現地の様子を説明されたあと、「農地をとられるということは農業をやめろということであり、絶対に認められない」「カネの問題ではない。畑を耕すことが自分の生きがいだ」と想いを語られ、3月4日東京高裁への結集を訴えられました。
三里塚反対同盟顧問弁護団の一瀬さんは、農地裁判の現在に至る経緯を説明された後、市東さんの農地を「転用目的」で買収する根拠としている農地法20条が、そもそも想定されていない形で使われていることを指摘された上で、「転用のための権利移動に関する農地法5条による規制は小作権消滅を前提としており、小作権付農地(底地)売買は農地法3条の規制を受ける」などと明らかにされました。そして昨年末12・3の経産省前テント裁判の突然の結審という裁判所によるだまし討ちを引き合いに出しながら、人証採用など実質審理をかちとっていく立証計画などを明らかにされながら「結審攻撃」を許さず、裁判勝利に向けて、法廷内だけでなく、「今よりも4、5倍多くの人が裁判所を包囲するような戦い方をみなさんが作ることが必要だ」と、
私たちに奮起を促されました。1時間近い熱い講演でした。
そのあと、市東さん、一瀬弁護士が前に並ばれ、会場のみなさんからの質問を受けて答えるという質疑が行われ、2時間余の学習会を終えました。
みなさん、3月4日、午前11時半、日比谷公園霞門に結集して、裁判所・検察庁包囲のデモを実現しよう。午後2時に裁判所前に集まり、傍聴券を獲得して法廷を満杯にし、裁判所を監視する闘いを実現しよう。
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