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2014年12月21日 (日)

昨日、萩原進さんを偲ぶ会

141220 昨日、成田の新勝寺近くにある会場で「三里塚反対同盟事務局次長 萩原進さんを偲ぶ会」が、80人以上が参加して行われました。

 伊藤さんの司会あいさつの後、北原鉱治事務局長から主催者あいさつがされ、市東孝雄さんがあいさつされた後、献杯の音頭。動労千葉の田中委員長、関西実行委員会の山本先生、141220_2顧問弁護団から葉山、一瀬両弁護士からのあいさつ。
 市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議、各支援党派、主治医の湊先生、産直運動(ふろむあす)、出版関係、友人として成田市議の足立まちこさんなど、そして現地支援を代表してのみなさんから、それぞれこもごもに、萩原進さんの想い出、出会いなどが語られました。
 遺族からの挨拶として、萩原静江さん、富夫さんから挨拶があり、「偲ぶ会」を終えました。
 静江さんは「よきじいじい」だった進さんへの想い、141220_3闘いの中でのくやし涙を流された進さんとともに泣いたことなど想い出を語られました。静江さんが、このようにみんなの前で話されるのを聞くのははじめて。いつも家では、結構辛辣な言葉を私にもかけてこられたのですが、「集会には・・・」といつも出てこられないだけに、非常に感銘を受けました。いいお話しでした。
 富夫さんは、親父・進さんへの想いを語られた上で、「最近、自分の振る舞いが親爺に似てきたのかなと思うことがある」とまとめられ、闘いへの決意をあらためて明らかにされました。
 141220_4山本先生は、進さんに何度か会う中で、二十数年前初めて萩原家の客間に招かれた。たまたま同席した農業高校の生徒たち数人に、農業を嫌いだと思っていた進さんが「シルクコンビナート」に期待を寄せ(1963年)、長野の研修から帰ってきた時に「成田空港計画」に切り替えてきた(1966年)国のデタラメさへの怒りを、高校生にわかるようにやさしく、丁寧に話しておられた進さんの想い出を、「いつも壇上から厳しく語られる進さんとまったく違う一面を見て、彼の人柄に魅かれた」と語られた。

 激しく降り出した雨の中、帰途につき、最終のひかりなどを乗り継いで、帰宅したのは日付が変わっていました。しかし、その車中の6時間余り、先生が「偲ぶ会」への感想を交えながら、うれしそうに語り続けられたお元気さには脱帽しました。最後の阪急の車中で私たち2人の話しを、先生に席をゆづってくれて前に立って聞いていた20歳前後の若い人が、先生が降りられてから私に、「もう少し詳しく」と聞いてこられたのはびっくり。あまり時間がなかったので、名刺をお渡しし、先生の『ライオン吼える』(12月28日刊行予定)を紹介しました。

 今日は、1971年当時淡路現闘として頑張っていた友人・吉岡史郎の『偲ぶ会』があります。連続なので、ちょっと・・・。

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