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2014年12月29日 (月)

野菜市へのメッセージ

 第38回団結野菜市へのメッセージ

 今年も、関西実行委員会による団結野菜市開催の時がきました。ねばり強い取り組みにあらためて感謝いたします。
 2014年、反対同盟は市東孝雄さんの農地取り上げを許さない控訴審闘争を開始しました。3月26日の第1回口頭弁論を皮切りに6月25日の第2回、10月8日の第3回と、「一発結審」で悪名高い貝阿彌(かいあみ)誠裁判長の早期結審策動を打ち砕き、小林昭彦裁判長への交代を強制し、NAA、千葉県を圧倒しました。すばらしい裁判闘争をやりぬいたと自信を深めています。耕作権裁判における文書提出命令をめぐる攻防でも歴史的な勝利を収めました。さらに市東さんの農地を守る3万人署名において、おかげさまで大きな前進をかちとりました。署名への熱い協力、ありがとうございました。
 一方、第3滑走路や空港の24時間化などの「空港機能強化」の攻撃に対して、この1年、月1回の地道な周辺一斉行動を継続し、累計で20回目となりました。着実に成果を上げています。
 2015年はいよいよ、農地裁判における早期結審・反動判決との決戦の年です。「2015年は勝負の年」(市東孝雄さん)となります。市東さんの命そのものと言うべき農地の強奪を打ち砕く闘いの年になります。3月4日の第4回控訴審弁論~3月29日の全国集会へと、新年早々から私たちは全力疾走に入る決意です。3万人署名は現在1万8921筆ですが、3月4日の第4次提出までにさらに積み上げるべく、行動を計画しています。
 また、3月29日の全国集会会場が成田市役所下の栗山公園に決まりました。ここは、あの成田市営グランドだった所で、1968年2・26、3・10、3・31と三里塚闘争が大きな飛躍をかちとった『戦場』です。その場所で47年ぶりに全国集会を開きます。2015年、反対同盟は3・29を皮切りに成田市のど真ん中に打って出て、13万成田市民と連帯を深めます。
 関西では9月29日の「三里塚農地裁判は、いま」の開催、山本善偉先生の『ライオン 吼える』の出版の取り組みなど、奮闘ぶりを拝見し、大いに勇気づけられております。
 安倍政権による戦争と改憲の攻撃がますます強まる中、三里塚は関西実行委員会とともに、東西両軍事空港と対決する反戦の砦として、全力で闘います。巨万大衆の決起が本格的に始まりました。沖縄・福島と結びつき、2015年の勝利をかちとりましょう。
2014年12月27日
                       三里塚産直の会一同

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2014年12月28日 (日)

第38回三里塚団結野菜市

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 昨日、12月27日、恒例の三里塚団結野菜市(第38回)が、明石教会(日本キリスト教団)で開かれました。好天に恵まれ、風もあまりなく、思ったほど寒くはありません。前日から7人のみなさんが泊まり込んで、早朝に三里塚から到着したトラックから野菜を下します。来ていただいたみなさん。ご苦労様でした。始まって38年もの経過の中、高齢化が進んでいますからこの泊まりこんでの荷受け作業が、いつまで続けられるやら・・・。

 141227_2午前8時過ぎ、ぼつぼつと集まってきたみなさんで、開始前の集会と打ち合わせ。まず永井満関実代表世話人があいさつ。続いて、野菜をはこんできてくれた三里塚現闘のFさんから反対同盟のメッセージの紹介とあいさつが。3・4市東さんの農地裁判、3・29現地闘争が呼び掛けられました。3・29現地闘争は、47年ぶりに成田市のどまんなか、成田市役所前の栗山公園(旧市営グランド)で開かれるそうだ(メッセージは明日の関実ブログに)。

 141227_3さあ、荷分け作業です。住民団体を中心に永井さんも加わって園舎の中で、落花生の袋詰め作業です。大根、白菜、ごぼう、ネギ、ほうれん草などが手際よく各団体ごとに分けられていきます。さすがに38回目。9時過ぎには、各団体に分けられて、ほっと一休み(最初の写真)。

 その場で、配る家庭ごとに分けてから車に積み込む団体や、そのまま全部を車に積み込んで早々と地元に向かう団体。それぞれ手慣れたものです。少し残った落花生や白菜などを、事情を知っている近所のみなさんが買いにこられ、今年も完売です。

 この日の成功を土台に、厳しい決戦の年となりそうな新しい年、2015年を、1月11日の三里塚反対同盟旗開き、同18日の関実旗開きを出発点に、3・4農地裁判、3・29成田市での全国総決起集会へ、前進しよう。

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2014年12月21日 (日)

昨日、萩原進さんを偲ぶ会

141220 昨日、成田の新勝寺近くにある会場で「三里塚反対同盟事務局次長 萩原進さんを偲ぶ会」が、80人以上が参加して行われました。

 伊藤さんの司会あいさつの後、北原鉱治事務局長から主催者あいさつがされ、市東孝雄さんがあいさつされた後、献杯の音頭。動労千葉の田中委員長、関西実行委員会の山本先生、141220_2顧問弁護団から葉山、一瀬両弁護士からのあいさつ。
 市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議、各支援党派、主治医の湊先生、産直運動(ふろむあす)、出版関係、友人として成田市議の足立まちこさんなど、そして現地支援を代表してのみなさんから、それぞれこもごもに、萩原進さんの想い出、出会いなどが語られました。
 遺族からの挨拶として、萩原静江さん、富夫さんから挨拶があり、「偲ぶ会」を終えました。
 静江さんは「よきじいじい」だった進さんへの想い、141220_3闘いの中でのくやし涙を流された進さんとともに泣いたことなど想い出を語られました。静江さんが、このようにみんなの前で話されるのを聞くのははじめて。いつも家では、結構辛辣な言葉を私にもかけてこられたのですが、「集会には・・・」といつも出てこられないだけに、非常に感銘を受けました。いいお話しでした。
 富夫さんは、親父・進さんへの想いを語られた上で、「最近、自分の振る舞いが親爺に似てきたのかなと思うことがある」とまとめられ、闘いへの決意をあらためて明らかにされました。
 141220_4山本先生は、進さんに何度か会う中で、二十数年前初めて萩原家の客間に招かれた。たまたま同席した農業高校の生徒たち数人に、農業を嫌いだと思っていた進さんが「シルクコンビナート」に期待を寄せ(1963年)、長野の研修から帰ってきた時に「成田空港計画」に切り替えてきた(1966年)国のデタラメさへの怒りを、高校生にわかるようにやさしく、丁寧に話しておられた進さんの想い出を、「いつも壇上から厳しく語られる進さんとまったく違う一面を見て、彼の人柄に魅かれた」と語られた。

 激しく降り出した雨の中、帰途につき、最終のひかりなどを乗り継いで、帰宅したのは日付が変わっていました。しかし、その車中の6時間余り、先生が「偲ぶ会」への感想を交えながら、うれしそうに語り続けられたお元気さには脱帽しました。最後の阪急の車中で私たち2人の話しを、先生に席をゆづってくれて前に立って聞いていた20歳前後の若い人が、先生が降りられてから私に、「もう少し詳しく」と聞いてこられたのはびっくり。あまり時間がなかったので、名刺をお渡しし、先生の『ライオン吼える』(12月28日刊行予定)を紹介しました。

 今日は、1971年当時淡路現闘として頑張っていた友人・吉岡史郎の『偲ぶ会』があります。連続なので、ちょっと・・・。

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2014年12月13日 (土)

今週の産直野菜(12月13日)

141213 今週の産直野菜が今、届きました。ズシリと今週も重い。

 ゆず、じゃがいも、ニンジン、里芋、小松菜、ほうれん草、水菜、春菊、白菜、サニーレタス、ネギ、大根 以上12品。

 お歳暮のシーズンでクロネコさんは大忙し。それで遅いのは仕方がないのですが、スケジュールが一つ飛んでしまった(すみません。行きたかったのですが・・・)。

 今週の産直野菜が、私にとっては今年、最後。来週は、「萩原進さんを偲ぶ会」を始め、「偲ぶ会」が二つも。おまけに、京丹後市での「米軍Xバンドレーダー本格稼働反対」の現地行動などがあり、週末には「三里塚団結野菜市」。そんなこんなで、来週の産直野菜は、私はお休み。

 寒さが厳しくなってきた分、野菜たちは元気ですね。

 関実世話人の山本先生の本 1412『ライオン吼える -94歳 山本善偉の長い途-』がようやく、出稿。遅くとも来月初めには刊行できそうです。180頁余、領価1500円(+送料100円)です。ぜひ、手に取ってお読みください。詳しくは、関実事務局にお問い合わせください。右が、表紙の最終案。

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2014年12月 6日 (土)

今週の産直野菜(12月6日)

14126 今週の産直野菜が、三里塚から届きました。重い・・・。昨年、届かなかった白菜が・・。めっちゃでっかい。それにほんとに大きな三浦大根(横の30センチ指と比べてください)。重いはずや。

 左上から、春菊、じゃがいも、白菜、里芋、立ちレタス、小松菜、ニンジン、ほうれん草、かぶ、三浦大根、ネギ 以上11品。白菜と大根は確実に残るな・・・。頑張って食べよう!

 白菜がこんなに立派にできたということは、三里塚は順調に寒くなっているのですね。しかし、これからは霜の心配かな。

 今日は午後から、大阪の扇町公園で、秘密保護法施行(この10日)に抗議して、あくまで秘密保護法廃止、集団的自衛権行使を許さないうねりを作り出していくために、ロックアクションです。衆議院選挙での「自民党圧勝」がマスコミによってキャンペーンされています。許せるか!怒りの声を上げましょう!

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2014年12月 1日 (月)

今週の産直野菜(12月1日)

14121 先ほど三里塚の産直野菜が届きました。じゃがいも、サツマイモ、小松菜、たかの爪、ほうれん草、ニンジン、ネギ、大根 以上8品です。気温が低いので、まるまる3日の箱の中での移動でも、大根の葉っぱ以外は、大丈夫でした。明後日あたりから寒さが厳しくなるようで、白菜がなんとかなるかなと思うのですが、どうでしょうか。昨日の、『11・30中山千夏講演会』での三里塚野菜市も、結構人気があって成功したようで、交流会で「きっちり利益が出た」と報告されていました。

 なんで野菜が今頃届いたのかと言うと、土曜日は、朝一番のバスでスタートして、成田市の公民館で開かれた『厚木飛行差し止め判決から見た成田の現実 11・29シンポジウム』に参加して、夜中に帰着。翌日は『原発あかん・橋下いらん・弾圧やめて! 中山千夏講演会』に参加。交流会にでたので帰り着いたのは、連夜のタクシーで。そんなわけで、野菜は今日に。無事だったので、ほっ。

 土曜日の市東さんの会の集会は、三里塚闘争ではじめて「航空機騒音問題」を正面から取り組んだ集会として画期的なものでした。市東さんを始めとした敷地内のみなさんへの騒音被害の問題はもちろんですが、新たな成田空港の拡張、第3滑走路問題という局面で、非常にタイムリーで意義のあるものだったと思います。内容も北海道大学の松井利仁教授のお話しが具体的でわかりやすく、大阪空港の騒音問題などに関わってきた私にも、新しい知見もあり大いに勉強になりました。千葉から東京と逆方向に40分も電車に乗り、しかも氷雨。そのために住民の参加が少なかったのは残念でしたが、積極的な、切実な質問による討議もあり、今後に向けた第一歩として成功したと感じながら帰途につきました。「市東さんの農地取り上げに反対する会」のみなさん。ほんとにご苦労様でした。

 141130昨日は、「じゃりんこチエ」でお馴染みの中山千夏さんの現在の政治に対する「一人ひとりの取り組みと生き方が大事だ」というお話しに、用意された350余りの椅子を満杯にしたみなさんが熱心に聞き入っていました。「ほんまやばいでTPP」実行委員会を代表して全港湾大阪支部執行委員長の山元一英さんから、現在の安倍政権への批判と闘いの提起と、141130_2それと一体のものとしてTPP反対への訴えが行われました。また「ヘイトスピーチのない社会へ」と題して李信恵(イシネ)さんの訴えがありました。 

 パギやんと春間げんさんの演奏や、ナオユキさんのスタンダップコメディ(めっちゃ面白く、会場を沸かせた)、「はちようび」とそれを応援するみなさんによる演奏(右上写真)、最後にパギやんも加わってのインターナショナルを会場全体で歌って終わりました。
 山本善偉関実世話人も、終始うれしそうに聞き入り、音楽には身体をゆすり手拍子をとりながら聞いておられました。終わるころには、雨が降り出しましたが、30人ほどが、そのまま田中機械の「地底旅行」に席を移して、楽しい交流会が行われ、「来年もやろう(第7回)」と確認しながら交流しました。
 三里塚関西実行委員会の『実行委ニュース 第150号』と、山本善偉さんの本『ライオン 吼える -94歳 山本善偉の長い途-』の出版予約を求めるビラも配布されました。

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