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2014年9月 4日 (木)

許すな! 成田第3滑走路計画

 許すな! 成田第3滑走路計画
  
国交省が「首都圏空港の機能強化策」を公表

 国交省は、6月6日、羽田・成田両空港(首都圏空港)の発着枠拡大案を明らかにしました。マスコミ報道の多くは、羽田空港の「都心上空の飛行解禁」と新滑走路建設に焦点を当てて報道されています。成田空港については、「高速離脱誘導路」整備、そして新滑走路(第3)建設です。国交省による中・長期を含んだ首都圏空港整備計画といえるものです。
 
両空港整備によって、現在75万回/年の発着回数を2020年(東京オリンピック)までに83万回、五輪後の両空港の滑走路増設で2030年には112万回まで拡大しようという計画です。
 
ここでは成田空港について見てみます。成田空港の現在の発着枠は27万~30万回、これを20年度までに「高速離脱誘導路」整備、「夜間飛行制限(現在23時~6時原則飛行禁止など)の緩和」などによって34万回まで拡大。さらに、2030年度までに現在のB滑走路に平行する形で新たな滑走路を増設、あるいはB滑走路の3500mへの拡張が謳われています。
 
ちなみに成田空港の2013年度の運航実績は22万回(その前までは18~19万回で推移)。2013年度からの発着枠の30万回への拡大強行(=夜間飛行の一部解禁)と格安航空会社LCC導入による増加です。LCCが拡大していることや「東京オリンピック景気」から、中長期的にはともかく、短期的には運行実績は増加していくことが考えられます。

農家・農地の強制的・暴力的取り上げ問題が核心
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第3滑走路については、詳細プラン・計画が提示されていませんが、おおよそ別掲図(「三里塚裁判救援運動№6」より転載)のように考えられます。現B滑走路に平行して、東側数百mの位置です。ちょうど萩原富夫さん宅と畑の西側あるいは東側あたりですが、「総工費1200億円、工期4年」としていることから、国交省が具体的な検討に入っていると考えられます。ここは、家屋も多く昔ながらの田園風景も残る一帯で、激甚騒音地域も含めれば千軒を超える立ち退き問題、農地強奪が起きることが明らかです。常識的に考えれば、無謀としか言いようのない計画です。
 
この報告書は、家屋・農地取り上げの問題への言及はなく、「新たな騒音影響が予想されるため、引き続き内陸空港という特殊性を踏まえた騒音対策のあり方などの検討を行っていく必要がある」としています。いうまでもなく「成田問題」とは、農家・農地の強制的・暴力的取り上げ問題が核心です。第3滑走路問題でも、国交省はこの問題を覆い隠し、また逃げまわっています。

 市東さんの農地裁判の行方は、いよいよ重大です。現成田空港における市東さんの農地問題、天神峰・東峰地区の開拓道路や農家・農地の未買収地問題をすり抜けて、第3滑走路計画を進めることはできないからです。
 
10・8市東さんの農地法裁判闘争、10・12三里塚全国闘争に結集し、第3滑走路計画を粉砕しましょう。

   (事務局・磯田 『実行委ニュース149号』より転載)

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