第3滑走路計画粉砕 7・13緊急現地闘争
雨が時折降る7月13、「第3滑走路計画粉砕 緊急現地闘争」が、東峰十字路近くの市東さんの畑で、全国から185名が結集して開かれました。
冒頭、萩原富夫さんが6月6日、国交省の有識者会議が、2020年までに34万回の増便、第3滑走路の新設と暫定滑走の延伸を計画として発表したことを「有り得ない、荒唐無稽な計画」と批判した上で、これに対し徹底的に闘うことを明らかにした。そして地域住民とともに闘うことと、この闘いと市東さんの農地を守る闘いを結合させようと訴えて集会を始められた。
反対同盟を代表して北原鉱治事務局長は反戦・反核の砦として49年闘い抜いてきたことを明らかにした上で、第3滑走路計画に対し「何をいってるんだ!」「これが国のやり方だ」と弾劾された。「カネかイノチか」「このままいったら戦争だ」「それでいいのか」「人間としてどう生きるかだ」と呼びかけられ、最後に「裁判に幻想はない」とされた上で、「10・8第3回口頭弁論」の闘いを呼びかけられた。
続いて市東孝雄さんが立ち、第3滑走路計画に対し「地域住民を無視したままのこのやり方を許せない」「展望のないままのこのやり方は、とにもかくにも反対している我々を追い出すことが第1の目的だ」「地域住民がまだピンときていない。空港会社がこんな酷いことをするということを今日のデモで訴えよう」「国策と闘う沖縄・福島・三里塚、共に一つの闘いとして進んでいきたい」と訴えられた。
この後、動労千葉、我々関西実行委員会、市東さんの農地取り上げを許さない会、全国農民会議、弁護団を代表して一瀬弁護士がそれぞれ連帯の挨拶を行なった。
また、市東さんの農地を守る沖縄の会、全日建連帯労組関西生コン支部、部落解放同盟全国連の3団体から連帯のメッセージが寄せられていることが紹介され、代表して沖縄の闘いを訴えた沖縄の会のメッセージが代読された。
共闘団体として4団体の決意表明の後、反対同盟の太郎良さんから集会のまとめと、「団結頑張ろう」(最初の写真)が行われた。
さあ、デモに出発です。デモは、第3滑走路の予定地、あるいは騒音地域とされる東側の地域、2.5キロです。北原事務局長が、宣伝カーのマイクをとり、地域の住民に闘いに共に立とうと訴えられました。今まで通ったことのない、そして東峰や天神峰と雰囲気がちょっと違います。トラクターで農地を掘り返しておられた婦人がこちらに手をふってくれました。
なお、集会の中での共闘団体の決意表明の中で、10・8市東さんの農地裁判控訴審にひきついで、10月12日(日)、三里塚現地全国闘争が開かれることが明らかにされました。10・8、10・12連続闘争に決起し、第3滑走路計画粉砕、市東さんの農地を守る大きなうねりを作り出しましょう。そして更なる「市東さんの農地署名」を拡大しましょう。
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