今週の産直野菜(7月5日)
先ほど三里塚から産直野菜が届きました。
にんにく、じゃがいも、玉ねぎ、ピーマン、ニンジン、オクラ、セロリ、なす、きゅうり、ねぎ 以上10品です。
オクラを見ると「夏、近し」と思う。なすときゅうりが沢山。ネギは久しぶりですね。
今週は月曜日と金曜日に、反原発の闘いへの弾圧にともなう判決が2つありました。
月曜日は、2年前の三里塚全国集会の直前にあった「10・5転び公妨」事件の判決で、第1審の無罪判決をひっくり返しての有罪判決。審理をほとんど行わず、検察から新たに出されたビデオ映像を証拠として採用して1回の審理だけで判決。警察官の証言を信用できるとして全面採用し、ただただ検察側のストーリーを鵜呑みにしたとんでもない判決でした。「原発に反対するなどろくでもない連中だ」と言わんばかりの裁判長の露骨な予断に満ちた反動判決です。
昨日、金曜日は、大阪市・橋下によるガレキ焼却処理に反対して説明会での抗議を「威力業務妨害」、そしてJR大阪駅での同じガレキ焼却処理に反対して行われた宣伝活動に対するJR西日本の妨害を抗議したら「威力業務妨害」にとわれた韓基大さんへの2つの事件に対する大阪地裁の判決でした。前の事件については同じ裁判長によってすでにパオン、Uさんの二人に対し有罪判決(懲役8ヶ月、執行猶予2年)が不当に出されていました。この件については、同じ量刑の有罪判決。後者については、一部はそもそもJR側の業務にも当たらないなどとする無罪判決でした。この部分は、今日も行われる大阪駅前での「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」の10年にわたる街宣活動など憲法で保障された「表現の自由」への反動であり、いろいろな市民による政治活動に影響があるために注目され、正直なところ無罪判決にほっとしました。しかし、これも、裁判長によるガレキ焼却反対行動へのきわめて政治的な反動判決を一方で出しているゆえの、裁判官特有のバランス感覚で「無罪」が出されたように思えて仕方がないのだが、どうだろうか。
先日、瀬木比呂志さんの『絶望の裁判所』(講談社現代新書)を読んだが、ほんとに「どうしようもないなぁ」というのが今週の2つの裁判での偽らざる感想です。昨日の後者については、多くのみなさんがこの一ヶ月、裁判所を中心にしたビラまき宣伝活動や、街宣車による宣伝など頑張られた成果という部分があることを触れておきますが、市東さんの農地裁判についても、東京のど真ん中で、「集団的自衛権反対」「安倍やめろ」「再稼働反対」のうねりに共鳴共振するような闘いで、裁判所、国、空港会社を糾弾していかなければならないのではないでしょうか。遠く関西にいて、「無責任」の誹りを受けるかもしれませんが。
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