« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月26日 (土)

今週の産直野菜(7月26日)

14726

 先ほど三里塚から産直野菜が届きました。

 オクラ、ピーマン、青唐辛子、なす、じゃがいも、セロリ、きゅうり、ミニトマト、玉ねぎ 以上9品です。

 この暑さの中、収穫はもちろんですが、草取りも大変でしょうね。関西から久しぶりにTさんが援農に行ってくれて、先ほど無事に帰り付いた旨のメールが入りました。楽しかったようですが、「もう少ししたかった」と。

 21日には、恒例の湾岸住民団体の研修会が開かれ、21人の参加の下、反対同盟の萩原富夫さんとのほんとにざっくばらんの交流会が実現しました。暑さと農作業の大変さで、富夫さんは日帰りでしたので、ゆっくりの交流は叶いませんでしたが。同時に開かれた関西実行委員会の世話人会で、9月29日(月)午後6時過ぎから、三里塚弁護団の遠藤憲一弁護士を講師に、「三里塚・農地裁判学習会」(仮題)を「エルおおさか5階研修室2」 で開くことが決まりました。10月8日の農地裁判控訴審第3回口頭弁論に向けて、成功させたいと思っております。詳しくは後日に案内させていただきます。

 暑さが大変。今も私の部屋で33度(午前10時、街中ではすでに35度を越しているのでしょうね)。猛暑の中、昨日の関西電力本店前の「包囲行動」で 、「関西電力から電気を買いたくない」と話題に。買電の自由化は2016年からとか。悔しいけれど最低限の電力使用にするよう頑張るしかない。クーラーをもう3年使っていません。今でこれだと、残暑が厳しくなる時分が大変だろうなと、汗をかきかき、ブログを書いています。

|

2014年7月19日 (土)

今週の産直野菜(7月19日)

14719

 先ほど、三里塚から産直野菜が届きました。久しぶりに大きな箱でずしりと重い・・・。

 きゅうり、なす、万願寺とうがらし、じゃがいも、玉ねぎ、オクラ、キャベツ、ピーマン、トマト、モロヘイヤ、とうもろこし、セロリ 以上12品も。

 とうもろこしがやっと届いた。初回分が「鳥に食い荒らされて全滅」だったとは。夏の定番は、モロヘイヤとオクラ。

 先日、13日に現地を訪れたとき、萩原さんのお宅を訪ねました。その時、久しぶりに畑で草取りをしておられた静江さんと話すことができました。「前回、オクラが入ってきたのに、昨日の分にはなかったですね」と聞くと、「うちのが遅れてて、次に入るよ」と。昼休みにあがってきた富夫さんがオクラを収穫されていた。
 それに、畑を見ていて、「ミニトマトにしては大きいな」と思っていたら、今日、「トマト」として入ってきた。トマトはハウスでないと難しいと聞いていたのですが。この大きいのもミニトマトだろうかな?
 しかし、この時期にキャベツがはいってくるとは。(「虫除けネットをかけたキャベツです。今回のみ」とありますが、柔らかそうで美味しそう・・・。)

 第3滑走路などというとんでもない安倍政権の攻撃を、市東さんの農地を守る闘いと一体となってはね返そう!

|

2014年7月16日 (水)

第3滑走路計画粉砕 7・13緊急現地闘争

14713_6

 雨が時折降る7月13、「第3滑走路計画粉砕 緊急現地闘争」が、東峰十字路近くの市東さんの畑で、全国から185名が結集して開かれました。

 14713_7 冒頭、萩原富夫さんが6月6日、国交省の有識者会議が、2020年までに34万回の増便、第3滑走路の新設と暫定滑走の延伸を計画として発表したことを「有り得ない、荒唐無稽な計画」と批判した上で、これに対し徹底的に闘うことを明らかにした。そして地域住民とともに闘うことと、この闘いと市東さんの農地を守る闘いを結合させようと訴えて集会を始められた。

 14713_8 反対同盟を代表して北原鉱治事務局長は反戦・反核の砦として49年闘い抜いてきたことを明らかにした上で、第3滑走路計画に対し「何をいってるんだ!」「これが国のやり方だ」と弾劾された。「カネかイノチか」「このままいったら戦争だ」「それでいいのか」「人間としてどう生きるかだ」と呼びかけられ、最後に「裁判に幻想はない」とされた上で、「10・8第3回口頭弁論」の闘いを呼びかけられた。

 14713_9 続いて市東孝雄さんが立ち、第3滑走路計画に対し「地域住民を無視したままのこのやり方を許せない」「展望のないままのこのやり方は、とにもかくにも反対している我々を追い出すことが第1の目的だ」「地域住民がまだピンときていない。空港会社がこんな酷いことをするということを今日のデモで訴えよう」「国策と闘う沖縄・福島・三里塚、共に一つの闘いとして進んでいきたい」と訴えられた。

14713_10  この後、動労千葉、我々関西実行委員会、市東さんの農地取り上げを許さない会、全国農民会議、弁護団を代表して一瀬弁護士がそれぞれ連帯の挨拶を行なった。
 また、市東さんの農地を守る沖縄の会、全日建連帯労組関西生コン支部、部落解放同盟全国連の3団体から連帯のメッセージが寄せられていることが紹介され、代表して沖縄の闘いを訴えた沖縄の会のメッセージが代読された。

 共闘団体として4団体の決意表明の後、反対同盟の太郎良さんから集会のまとめと、「団結頑張ろう」(最初の写真)が行われた。

 14713_11 さあ、デモに出発です。デモは、第3滑走路の予定地、あるいは騒音地域とされる東側の地域、2.5キロです。北原事務局長が、宣伝カーのマイクをとり、地域の住民に闘いに共に立とうと訴えられました。今まで通ったことのない、そして東峰や天神峰と雰囲気がちょっと違います。トラクターで農地を掘り返しておられた婦人がこちらに手をふってくれました。

 なお、集会の中での共闘団体の決意表明の中で、10・8市東さんの農地裁判控訴審にひきついで、10月12日(日)、三里塚現地全国闘争が開かれることが明らかにされました。10・8、10・12連続闘争に決起し、第3滑走路計画粉砕、市東さんの農地を守る大きなうねりを作り出しましょう。そして更なる「市東さんの農地署名」を拡大しましょう。

|

2014年7月12日 (土)

今週の産直野菜(7月12日)

14712

 先ほど三里塚から産直野菜が届きました。

 ピーマン、玉ねぎ、じゃがいも、なす、ニンジン、ミニトマト、ニラ、きゅうり、以上8品です。

 ミニトマト、やはり夏が近づいた。

 明日は、第3滑走路など国による成田空港拡張への動きに対する緊急現地闘争です。さいわい台風一過の天気のようですね。しかし、暑いかな?

 今から、「狭山市民の会こうべ」の 例会、夜は「神戸空港の中止を求める市民の会」の学習会。そのまま現地に向かいます。多くの関西のみなさんは、再稼働への動きを強める鹿児島・川内原発、福井・高浜原発に対する『再稼働・やめろ! デモ in 御堂筋』(午後2時から、新町北公園)に全力で起ちあがろう。

|

2014年7月10日 (木)

7・13 第3滑走路粉砕!緊急現地闘争へ

 すでに三里塚反対同盟から招請状が出されていますが、国の「第3滑走路新設」計画に対し、「7・13 第3滑走路粉砕! 緊急現地闘争」が呼びかけられています。参加しよう!

とき・7月13日(日)午後2時~
ところ・市東さんの畑(花植木センター横)

      いつも春の全国集会が開かれている畑です。
   主催・三里塚芝山連合空港反対同盟

 国交省は5月17日付け新聞各紙に2020年東京オリンピックまでの羽田・成田の年間離着陸を83万回に増便、それぞれで滑走路を1本づつ増やすという発表を行い、6月6日には有識者委員会の名で具体的プランを発表しました。

 1466_2 それによると、先ず、右上図にあるように成田空港について暫定滑走路(「B滑走路」)を南に1000メートル延伸し、3500メートル滑走路にするというのだ。これは、東峰部落の空港敷地内にある島村さんなどの住居や萩原さんの清水の畑(秋の全国集会が開かれる畑)などを強奪するということであり、怒りなしには語れない。暫定滑走路の旧来の計画通りにするというものだ。しかも、図の冒頭の説明に「空港処理能力拡大効果なし」とぬけぬけと書いているのだ。

 その上で、新たな第3滑走路(「新C滑走路」)を並行に作るというのだ。右下図に概念図が書かれているイメージから、1466_3 7・13集会の会場の更に東側、萩原さんの御宅の西側の空港会社用地や東峰の森を軸にと想定しているものと思われる。こんなことがどうして許されるだろうか。

 そして2020年までの成田空港の増便(33万回)のために、具体的概念図は明らかにされてはいないが、「高速離脱誘導路の追加整備」が言われている。現状の着陸機が滑走路の端まで行って滑走路から離脱するのではなく、滑走路途中で離脱できるようにするというもののようだ。その彼らの考えの中に、現在裁判で争われている市東さんの農地強奪が前提となっていることは明らかだろう。
 同時に、増便によって1時間に最大72回の離発着を行うために、駐機場と旅客ターミナルビルの整備が必要とされている。

 ここには空港をどう作り替えるかという発想はあっても、そこで発生する土地の強奪、騒音問題の激化などへの発想はかけらもない。それは、第3誘導路建設の時の環境アセスメントに市東さんや東峰地区の住民への影響がまったく考慮されていなかったことでも明らかだ。こんなことがどうして許されようか。

 狭隘な地域の内陸空港ということから、大阪空港で裁判で争われたように、空港周辺での騒音問題は、すでに地域住民にとって深刻な問題と化している。国交省は、2011年3月末、暫定滑走路を北延伸(2500メートル化)して供用開始した段階で、着陸機をすべて暫定滑走路にもってきた。当時着陸は10万回にもならなかった。それでも、騒音の一気の激化に、周辺住民から怒りの声が起こった。この怒りが三里塚反対同盟の闘いに合流することを恐れた国交省は、わずか1ヶ月で方針を転換し、着陸機の一部(3分の1程度か?)をA滑走路に持って行った。

 現在、国が進めようと発表した増便は、これ以上の深刻な事態を生み出すことは明らかである。現状の倍以上の便数を、暫定滑走路、そして第3滑走路でさばこうとしているのだから。

 安倍政権は、すでに第1次安倍内閣の時に「アジアゲートウェイ構想」という形で、首都圏空港容量の拡大をその柱の施策として明らかにしていた。安倍政権は、クーデターとも言うべきこの間、秘密保護法、武器輸出禁止の緩和、そして集団的自衛権の解釈改憲へと突っ走ってきた。この成田空港の拡張問題は、第1次からの安倍政権の「念願」であり、私たちにとってそれを許すかどうかがかけられた闘いだ。まさに、現下の「安倍やめろ!」「沖縄の辺野古新基地・高江ヘリパッド建設反対」の闘いと一つのものだ。

 反対同盟が訴えているように、この第3滑走路と増便問題は、市東さんへの農地強奪の攻撃と一体のものだ。断じて許されない。7・13現地に結集しよう。

|

2014年7月 5日 (土)

今週の産直野菜(7月5日)

1475

 先ほど三里塚から産直野菜が届きました。

 にんにく、じゃがいも、玉ねぎ、ピーマン、ニンジン、オクラ、セロリ、なす、きゅうり、ねぎ 以上10品です。

 オクラを見ると「夏、近し」と思う。なすときゅうりが沢山。ネギは久しぶりですね。

 今週は月曜日と金曜日に、反原発の闘いへの弾圧にともなう判決が2つありました。

 月曜日は、2年前の三里塚全国集会の直前にあった「10・5転び公妨」事件の判決で、第1審の無罪判決をひっくり返しての有罪判決。審理をほとんど行わず、検察から新たに出されたビデオ映像を証拠として採用して1回の審理だけで判決。警察官の証言を信用できるとして全面採用し、ただただ検察側のストーリーを鵜呑みにしたとんでもない判決でした。「原発に反対するなどろくでもない連中だ」と言わんばかりの裁判長の露骨な予断に満ちた反動判決です。

 昨日、金曜日は、大阪市・橋下によるガレキ焼却処理に反対して説明会での抗議を「威力業務妨害」、そしてJR大阪駅での同じガレキ焼却処理に反対して行われた宣伝活動に対するJR西日本の妨害を抗議したら「威力業務妨害」にとわれた韓基大さんへの2つの事件に対する大阪地裁の判決でした。前の事件については同じ裁判長によってすでにパオン、Uさんの二人に対し有罪判決(懲役8ヶ月、執行猶予2年)が不当に出されていました。この件については、同じ量刑の有罪判決。後者については、一部はそもそもJR側の業務にも当たらないなどとする無罪判決でした。この部分は、今日も行われる大阪駅前での「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」の10年にわたる街宣活動など憲法で保障された「表現の自由」への反動であり、いろいろな市民による政治活動に影響があるために注目され、正直なところ無罪判決にほっとしました。しかし、これも、裁判長によるガレキ焼却反対行動へのきわめて政治的な反動判決を一方で出しているゆえの、裁判官特有のバランス感覚で「無罪」が出されたように思えて仕方がないのだが、どうだろうか。

 先日、瀬木比呂志さんの『絶望の裁判所』(講談社現代新書)を読んだが、ほんとに「どうしようもないなぁ」というのが今週の2つの裁判での偽らざる感想です。昨日の後者については、多くのみなさんがこの一ヶ月、裁判所を中心にしたビラまき宣伝活動や、街宣車による宣伝など頑張られた成果という部分があることを触れておきますが、市東さんの農地裁判についても、東京のど真ん中で、「集団的自衛権反対」「安倍やめろ」「再稼働反対」のうねりに共鳴共振するような闘いで、裁判所、国、空港会社を糾弾していかなければならないのではないでしょうか。遠く関西にいて、「無責任」の誹りを受けるかもしれませんが。

|

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »