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2014年6月28日 (土)

今週の産直野菜(6月28日)

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 三里塚から今週の産直野菜がさきほど届きました。 昼前から出かける予定があり、いつもより遅いのでハラハラ・・。

 インゲン、ズッキーニ、にんにく、玉ねぎ、じゃがいも、ニンジン、ピーマン、セロリ、なす、きゅうり 以上10品です。

2週間前に「産地交流」の芋掘り大会。先週にじゃがいもが来るかと期待していたら、パス。 ??? やっと届きました。

 25日の農地裁判の闘いを丸一日やりぬいて、翌朝早朝から神戸の港にトラメガをもって。関西電力株主総会が、大阪を避けて、こそこそと神戸のはずれで。「許せるものか!」と集まってくる株主さんたちにビラまき。

 さすがに昨日はダウン。関電本店前の座り込みはパスさせてもらいました。今晩の食事で野菜をいっぱい食べて、頑張ろう・・・。

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2014年6月27日 (金)

6・25農地裁判控訴審闘争報告

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 一昨日6月25日、市東さんの農地などをめぐる農地裁判控訴審の第2回口14625_2 頭弁論が開かれました。

 法廷に先立って、日比谷公園霞門に150人以上が結集し、時折雨が降る中、簡単な集会が行われました。14625_3 北原鉱治事務局長が反対同盟を代表して挨拶され、動労千葉、関西実行委、市東さんの会が挨拶をして、萩原富夫さんが行動提起をされました。関実は山本善偉世話人で、元気にデモにもでられました。検察庁、14625_4 法務省、裁判所などを包囲して、昼休みに出てきた人びとに訴えながらのでもでした。最後の解散地点で、土砂降りの雨が。(なお、支援連を中心に、裁判所前では朝から街宣が行われていました。)

 14625_5 昼食など少し休んでから、東京高裁前に。第1回口頭弁論に続いて、5000筆余りの署名が、反対同盟を先頭に提出されました(署名は前回、千葉地裁への提出分を上回り、13153筆)。

 傍聴券配布のために並び、駆けつけた永井満関実代表世話人、山本世話人を先頭に関西からも5人が傍聴に。

 14625_6 この日の法廷は、前回に引き続いて弁護団からの陳述でした。裁判長が粛々と進めようとするのを遮り、被控訴人・空港会社、千葉県側の反論が千葉地裁の判決を徒に繰り返し、「否認ないし争う」と記されるだけで、何一つ控訴理由書に対する反論をしていないことが、弁護団から厳しく批判と追及が行われました(右写真は、法廷後の報告会での市東孝雄さん)。何とか収め、早期結審をはかろうとする裁判長に対し、弁護団は次々と立ち上がり、それを許しません。最後、裁判長が「被控訴人の準備書面の主要事実についての認否がなければ、裁判所は認否を求める。被控訴人は求釈明書を読み釈明すべきことがあれば釈明するように」と言って引き下がり、前回に続く陳述が延べ6人の弁護士から行われました(市東さんの会ブログより引用)。14625_7 「約束は30分」と繰り返し押さえつけようとする裁判長の態度をはね返し、約1時間の陳述がかちとられました(左写真は、法廷後の報告会)。
 最後に裁判長は「補充理由書はあるのか、求釈明はまだあるのか」と問わざるを得ない形で、この日の法廷で審理の進め方について弁護団の迫力に圧倒されていることを認めざるをえませんでした。そして次回口頭弁論が、10月8日(水)午後3時から東京高裁102号法廷で開かれることを確認して、この日の審理を終えました。

 なお、この日、国が進めようとしている「第3滑走路」の蠢きに対する緊急現地闘争が7月13日(日)午後2時から、花植木センター横の市東さんの畑で開くことを反対同盟が訴えています(「14.7.13緊急闘争.pdf」をダウンロード )。報告会で最後に立って行動提起として萩原富夫さんが、「市東さんの農地を守る闘いと一体のものとして現地闘争がある。7・13から、さらに10・8口頭弁論の直後だが、現地全国集会に集まって欲しい」 と訴えられた。さらに、萩原さんは、署名の続行を訴え、「次回口頭弁論にも、今日と同じように5000筆を超える署名を提出しよう」と。

 この反対同盟の訴えに応え、7・13緊急現地闘争、10月全国集会、そして10・8東京高裁口頭弁論へ。さらに農地署名の継続を、全力で取り組もう。

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2014年6月21日 (土)

今週の産直野菜(6月21日)

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 先ほど三里塚から産直野菜が届きました。

 ししとう、ピーマン、玉ねぎ、にんにく、インゲン、きゅうり、なす、ニンジン、ズッキーニ(可愛い!)、リーフレタス、ニラ、かぶ 以上12品です。

 実は、千葉での裁判や鹿児島の川内原発再稼働反対行動などで2週間、産直野菜をお休みしていたので、冷蔵庫の野菜入れが空っぽ。スーパーで買い食いしていたものの、ほっ。

 心配していた15日の「産地交流会」、天気も良く100人の参加で賑やかに行われたようですね。よかった。

 関生の西山さんや趙博さんなど8人が呼びかけていただいた「市東さんの農地裁判署名」に、先日関西生コンから2度目の1235筆が届き、他に集まっていたものと一緒に1345筆を三里塚に送りました。これで、4152筆を関西から送りました。明日の『真喜志好一講演会』でもみなさんにお願いします。

 みなさん。6月25日、東京高裁に行きましょう。

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2014年6月20日 (金)

6・25東京高裁、農地裁判闘争へ

1366 「市東さんの会」のビラから引用します。

―― 3月26日、東京高裁で農地取り上げと闘う控訴審の第1回が開かれ、被告の農家・市東孝雄さんは、「これは農地法を違法に使った強制収用だ」とその不当を訴えた。取り上げ対象は耕作面積のじつに4分の3.出荷場や農機具置き場など作業に欠かせない建物を含んでいる。
 かって政府・空港公団(現成田空港会社)は、空港建設の過去を「謝罪」し、「二度と強制的手段はとらない」と公約したのではなかったか!今度は失効した土地収用法の代わりに、農家を守るための農地法で畑を奪うという、常軌を逸したやり方だ。家屋の強制収用と農民の実力抵抗が社会に衝撃を与えた成田空港問題はいまも解決しておらず、闘いは続いている。

●身体を張って農地を守る!●●

 「私だけの問題ではありません!」と、市東さんは畑の土を法廷に持ち込み訴えた。農地法の改悪と企業の農業参入で、全国の農家は農地を手放すことを強いられている。
 問われているのは、人が生きるために大切な農の価値。ゆがんだ「国策」「公共事業」との闘いであり、TPPと原発再稼働、沖縄・辺野古の新基地問題にもつながること。
 取られてたまるか! 農地と命。いよいよ本格的な闘いに入る。農地裁判第2回口頭弁論へ! みなさん、傍聴に来てください。――

Photo 正午デモ 日比谷公園・霞門から(予定)
午後2時10分~30分 整理券交付(東京地裁正面入口近くで)
午後3時 開廷
終了後、報告会

 なお、当日、午前10時30分より東京高裁前で、農地裁判を訴える街頭宣伝活動が行われていますので、参加できる方は行ってください。

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2014年6月10日 (火)

第3誘導路裁判を傍聴して

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 昨日、6月9、千葉地裁で第3誘導路差止め裁判の口頭弁論があり、傍聴してきました。

 多見谷裁判長が交代し、民事第3部の廣谷章雄裁判長になりました。そのため弁護団から浅野弁護士、一瀬弁護士による更新手続きの意見表明がおこなわれました。浅野弁護士は、国、空港会社が成田空港を建設し、さらに拡張を進めようとしてきた根拠である「国際競争強化論」を批判し、東アジアの巨大空港が2000年代に入り整備されてきた中で、成田空港が破綻している現状を明らかにし、争われている最大の論点とした。また一瀬弁護士は証拠として採用を求めている『成田空港の「公共性」を問う』(鎌倉孝夫・石原健二共著)を引用しながら裁判に至る歴史的経緯から、第3誘導路建設の不当性を明らかにした。

 その上で、空港会社、千葉県側に「求釈明」をしている「立木」問題の安全性確認についての論拠などを明らかにするよう求めた。また、騒音問題についての準備書面を提出するとともに、北海道大学の松井教授による騒音調査報告書をあと2ヶ月程度で提出することを明らかにした。

 次回口頭弁論と次々回口頭弁論の日程が決められた。次回は、9月16日(火)午前10時半~、次々回は、12月1日(月)午前10時半~。

 閉廷後、弁護士会館で報告会が行われ(上写真)、反対同盟から、「3万人署名」の取り組みと、6・25市東さんの農地裁判控訴審第2回公判への全力結集が訴えられた。挨拶が、動労千葉、関西実行委員会、市東さんの会、そしてこの日傍聴に参加した国労闘争団から行われた。

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2014年6月 7日 (土)

パンフ『グローバル下で深まる強奪の構造』 好評発売中

14530tpp 3月29日行われた「ほんまやばいでTPP」学習会での、大野和興さん(農業ジャーナリスト)の講演をまとめたパンフ『ほんまやばいでTPP -グローバル下で深まる強奪の構造-』が、5月30日、「ほんまやばいでTPP」実行委員会から発行されました。

 A4判・12ページで、カンパ100円で販売されています。発行されてまだ1週間ですが、すでに450部がなくなり、今日、追加で100部を印刷します。

 内容は解りやすくTPPの問題点がまとめられています。

 項目だけですが、
1.TPPは何かと聞かれたら
2.TPPの内部化と生存権
   労働基本権の侵害=雇用の流動化
   食の安全
   小さな農業の切り捨てとそのもたらすもの
   TPPを先取りする農業政策の転換
   医療の産業化と規制緩和
3.国家戦略特区とTPP
4.アジアを覆うグローバル化の嵐
   ASEAN自由貿易地域形成と農民
5.「国益」論を超えて
   排外主義とTPP反対
   ISD条項によだれを流す日本資本
   満洲移民の再現か
6.経済と軍事の環としてのTPP
   アジア軍拡競争と武器市場
   核武装網と安倍・原発輸出

 問い合わせ先は「ほんまやばいでTPP」実行委員会(連絡先・〒550-0021 大阪市西区川口2-4-28 関西生コン内)。三里塚関西実行委員会でも取り扱っております。

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2014年6月 5日 (木)

第3誘導路裁判 口頭弁論が、6月9日に

 第3誘導路裁判の口頭弁論が、6月9日(月)午前10時半から、千葉地裁601号法廷で開かれます。傍聴される方は、開廷30分前に千葉地裁1階ロビーにお集まりください。

 1337 前回3月10日の口頭弁論では、暫定滑走路の南北にある立木によって、暫定滑走路の運用が航空法に違反したまま、すでに6年以上にわたっておこなわれていることが明らかにされました。この違法状態を空港会社はどう弁解するのかが問われています。

 また、今回の法廷では、新たに市東さん弁護団から騒音問題についての意見書などが提出されることになっています。成田空港の騒音問題は、すでに夜の運用時間の延長と、増便によって看過できない問題となっています。しかも、国は、最近明らかにしたように、暫定滑走路と並行に更にもう1本、3000メートル級滑走路を2030年までに造り、大幅な増便を実現したいと考えています。併せて、少なくとも、2020年東京オリンピックには、現状のままで34万回の離発着(現状の1.5倍)を考えていることも明らかにしています。
 それは周辺住民にとって今以上の深刻な騒音問題を引き起こすことを前提にした住民無視の拡張です。こんなことを許さないためにも、この第3誘導路裁判での騒音問題についての論議は極めて重要です。

 そして右上写真(毎日新聞より)にあるように、完全に空港の中に閉じ込められている市東孝雄さんのくらしと営農を守るために、国の違法・不当な第3誘導路の廃止・撤去を求めていくこの裁判は、控訴審闘争に入った農地裁判と共に重大な位置にあります。

 みなさん。6月9日、傍聴に駆けつけよう。

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