昨日、団結街道裁判口頭弁論を傍聴
昨日、千葉地裁で団結街道裁判の口頭弁論が開かれました。昨年、農地法裁判で反動判決を強行した多見谷裁判長が、東京高裁に移ったのを受けて、裁判長が東京地裁から来た廣谷章雄裁判長に代わりました。そのため、裁判の争点などを明らかにするための更新意見陳述が、原告側(反対同盟側)弁護団より行われました。
まず一瀬弁護士から、成田市道「団結街道」が違法に廃止されたことがもたらす市東さんへの営農破壊・生活破壊が、成田市とNAA(空港会社)の結託によって企まれたことを弾劾しました。
葉山弁護士は、道路廃止がもたらす営農・生活への具体的影響を明らかにし生活権と生存権が侵害されているとした。
遠藤弁護士は、道路法10条をめぐって成田市・NAAの主張が整合性をもたず、出すべき資料さえ提出できない不当性を明らかにした。
西村弁護士は、売り渡し価格が著しく低価格であることなどを明らかにし、市東さんへの道路封鎖にともなう逮捕攻撃を弾劾した。
大口弁護士は、NAAによる市道封鎖が、払い下げ手続き以前に行われた違法性を指弾した。
裁判長は、意見陳述が「約束していた30分を15分も長引いた」などと冒頭からケチ付を行い、その上で、弁論の趣旨を問うような形を取りながら、争点を矮小化しようとする意志を隠そうともしませんでした。今後の弁論の闘いと傍聴の闘いの重要性を、緊張感をもって確認する必要を感じました。
次回の口頭弁論は、7月8日(火)午前10時半から、601号法廷で。
法廷後の報告会では、この廣谷裁判長への警戒心を必要とすることと、市東さんの農地裁判と一体のものとして、6・25控訴審闘争、3万人署名運動の更なる取り組みなどが確認されました。
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