「ほんまやばいでTPP」3・29学習会開かれる
昨日、「ほんまやばいでTPP」学習会が、農業ジャーナリストの大野和興さんを講師に招いて、68名の参加のもとに行われました。
大野さんは、TPPを「平和におだやかに生きる権利」の侵害だと話しを始められました。
そして雇用の流動化、食の安全の切り捨てや、小さな農業の切り捨てとしてすでに日本においてTPPの「内部化」が進んでいることを指摘された。それは「国家戦略特区」や、「雇用労働相談センター(仮称)」設置の動きに具体化され、農業においては「農地中間管理機構の創設」などを通した農民の農地からの引きはがし、などの形で進められていると。
韓国の農民の闘いや、今、現に台湾で進行している学生たちの闘いに触れながらアジアにおける反グローバリズム、反TPPの闘いの現状を明らかにされた。
とりわけISD条項によって、経済大国日本のトヨタや三菱などの大資本が、アジアにおける住民の生活を犠牲にして利権を守り拡大しようとヨダレを流してTPPの参加を働きかけている現状を明らかにした。
そして軍事化する日本が進めようとしている集団的自衛権と武器輸出三原則緩和、原発輸出の問題とTPPとの繋がりを明らかにされた。
TPPの持つ意味、その政治的枠組みなどが分かりやすく、具体的に示され、「TPP反対」の想いを新たにすることができた2時間でした。最後に、呼びかけ人でもある趙博さん(パギやん)による「反対同盟の歌」が披露され学習会を終えました。
この準備などがあり、昨日荷受することができなかった三里塚からの産直野菜が先ほど届きました。
ヤーコン、里芋、ニンジン、小松菜、からし菜漬け、ほうれん草、白菜の菜花、ネギ の8品です。
3月23日の全国闘争から始まったこの1週間。26日の控訴審闘争、そして昨日の学習会。市東さんの農地取り上げに反対する重大な局面として走り抜きましたが、一つ一つが大きな成果を生み出しつつあることを感じられた1週間でした。
次は、4月6日、扇町公園で取り組まれる秘密保護法廃止に向けた「ロックアクション」です。市東さんの農地取り上げに反対する署名活動をそこで取り組みたいと思います。お手伝いできる方を募集しています。
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