今週の産直野菜(9月28日)
玉ねぎ、きゅうり、なす、じゃが芋、ピーマン、水菜、万願寺唐辛子、それに初お目見えのルッコラ。以上 7品。
開梱すると、暑さでルッコラが情けないくらいに萎れていました。そのまま写真に撮るのは可哀想と1時間足らず、水菜と一緒に水に浸けてやりました。少ししゃきっとしてきたので、記念写真。これで冷蔵庫に入れれば一週間、しゃきっと元気になります。三里塚の野菜はタフです。
東峰に住む小泉英政さんの『百姓物語』(晶文社 1989年)を最近読みました。そこへ岩波新書で『土と生きる -循環農場から-』がつい先日出版されたので、続けて読みました。詳しい感想は別の機会にするとして、「この循環農場の新しい試みは、いわば有機農業と自然農業との中間を行くものと位置づけている」(岩波新書 105頁)とご本人は書かれています。自然農法とは故福岡正信さんや三重の村上真平さん(元福島県飯舘村農民)がやっておられるのを知っていました。小泉さんは近くの里山の森を借りて落ち葉から堆肥を作ることを軸にして土を作ってこられた、それを循環農法(詳しくは岩波新書をお読みください)と言っておられます。
2011年3・11によってこの落ち葉で堆肥が作れないという厳しい現実が襲い、また土が汚された。ナスやピーマンの発芽、育苗にどうしても必要な落ち葉のために、「なるべく落葉広葉樹の里山で、しかも地表に落ちた葉だけを、そろりそろりと集めなければならない。地面の腐葉土をできる限りさわらないように、熊手を握る手の力を抜いての作業は何とも中途半端で疲れるものだった」(岩波新書 200頁)と書かれています。
あらためて福島の農民のみなさんをはじめ、各地の、とりわけ三里塚の農業が置かれている厳しい現状に触れました。
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