やぐら裁判を傍聴(9月3日)
ヤグラ裁判の法廷で7・29反動判決への怒り爆発
この日の裁判傍聴者に反対同盟は「天神峰ヤグラ裁判傍聴のために」という文書を配布して「農民殺しの手先になり下がった極悪裁判長・多見谷寿郎を本日の法廷で徹底弾劾しよう。誰もがこんな多見谷裁判長に本日の裁判などやらせたくない」と呼びかけました。傍聴した私たちは、この呼びかけに応えて、裁判が始まる10分前から、正面に座った多見谷裁判長に対し怒りの抗議発言を続けました。「農民殺しの裁判長、恥ずかしくもなく法廷に出て来るな。7・29の反動判決を忘れないぞ。悪名裁判官だ、許さないぞ」次々と怒りの弾劾発言が続き、多見谷裁判長は「何列目の男性発言禁止」との警告を乱発。開廷ギリギリに着席したNAA(空港会社)の代理人に対し「7・29判決公判に出廷しなかったのは卑怯だ、裁判をなめるな」との怒りの弾劾がありました。
一方的に次回期日を決めて閉廷を宣言し逃亡した多見谷裁判長
定刻とおり開始された裁判で、2項目ぐらいの確認をして開廷2、3分のところで裁判長がいきなり次回期日を発言。彼は開廷前からの抗議にビビって早く終わらせたいと思ったのでしょう。すぐに葉山弁護士が立って「7・29不当判決とこの裁判は密接不可分だ。NAAの言い分だけを認めるいい加減な裁判を続けるな。」と強く詰め寄りました。それでも「次回期日」と強弁する多見谷裁判長を制して、一瀬弁護士から「我々の主張を心から聞きなさい。本来裁判は証拠に基づいて進めるのに、我々が出した証拠を無視したではないか。7・29には国策判決を強行した、あまりらも不公正ではないか。このヤグラ裁判も同様だ」と諭すように裁判長に進言しましたが、多見谷はまたしても「次回期日」と繰り返したので、大口弁護士は「7・29不当判決を粉砕する」と怒りの発言を行いました。これに応えて傍聴席からも怒号が沸き起こり、騒然となった法廷で裁判長は聞き取れない声で「次回期日を11月19日とする。これで閉廷」とその場から逃げ去りました。裁判官がいなくなった法廷は傍聴席から抗議と追及の声が起こって、退廷を促す裁判所の係員としばらく口論が続きました。
報告会で萩原事務局次長か10月20日三里塚集会を呼び掛ける
裁判終了後に弁護士会館講堂で「裁判報告会」が行われ、北原事務局長のあいさつ、弁護団各氏の発言がありました。特に一の瀬弁護士から「今日提出した甲号証としてこのビラ(極悪裁判長を許すな)を提出した。我々の決意だ。NAAはヤグラ裁判の裏付けとして7・29判決を悪用してきた。この判決で取り上げが認められたから、ヤグラの撤去も当然だと主張する。許せない姿勢だ。」とヤグラ裁判の重要な点を説明されました。
関実の安藤から「怒りをバネに7・29反動判決を粉砕しよう。関西で新たな三里塚闘争勝利への運動を準備している」との報告を行いました。反対同盟の萩原事務局次長は「署名活動で成田空港への不安、怒りを感じた。空港を包囲してゆきたい。10月20日三里塚集会を成功させるために第二弾、第三弾の活動をする。」との訴えを行いました。
報告 関実事務局次長 安藤眞一
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