高浜原発の再稼働を許すな!
6月27日早朝、フランスから2ヶ月以上をかけてMOX燃料を高浜原発に運んできた船が入ってくるというので、前夜泊まっていた大飯の宿を明るくなり始めた4時に3台の車に分乗し出発して、高浜原発の対岸に向かいました。
できれば3雙ほどのボートを出して抗議をしようと福井のみなさんが相談。私も載せてもらう手はずに。釣り客への貸しボート屋に前日も「午前5時に来てくれればいい」という返事を確認していたのですが、直前に警察、海上保安庁の双方から「反対派には貸すな」という恫喝が入ったようで、紆余曲折はありましたが、結局はダメ。仕方なく集まったみなさんと一緒に対岸の岸壁からの抗議行動に。早朝にも関わらず、地元福井はもとより、大阪や京都、神戸などからも駆けつけています。関電包囲行動のAさん、Oさんなど3人の姿も。
海上には海上保安庁の艦艇9隻に、高速艇(エンジンをつけたゴムボートでこれが辺野古など各地での海上抗議行動に悪質・暴力的な妨害・襲撃を繰り返しています)が2隻。5時半ころ、船が姿を現し、抗議の声が響き、「はちようび」の抗議のジャンベが響く中を原発に接岸した(上の写真)。抗議のシュプレヒコールを全体でしてから、抗議の集会が簡単に行われました。
高浜原発の再稼働を絶対に許すな!
私たちの3台は、それから大飯町の方に向かい、手分けして大飯の部落に「若狭ゆずり木平和祭(福井から未来へ! 原発のない世界へ! 全国集会 29日~30日)」のビラ入れを行いました。
10軒足らずの農家が固まり小さな集落を作り、周りに畑や田んぼ。典型的な日本の農家の姿です。以前読んだ本で、「江戸時代までの長い歴史の中でこうした小さい集落と小さい畑と田んぼをそれぞれの農家が辺にバラバラにいくつも持っていて家族農業を営んでいたことが、亜熱帯の日本の最も進んだ農業ではなかったか」という「集約農業」に進む明治以降、特に現代の農政を批判していたのを思い出しながら、一軒一軒のポストを探しながらビラを入れていきました。しかし、結構アップダウンもあり、それに一軒一軒の敷地が大きく、あ~しんど。
私はその日は鯖江の友人の御宅(現場から3時間近くかかる)に泊めていただくことになっていたので、みなさんには悪いなと思いながら、昼食の休憩を済ませて、リタイア。2台のみなさんは、昼からもビラ入れを続けられました。正直言って、きつかった。
29日、30日の「若狭ゆずり木平和祭」の模様は明日以降にアップします。29日、30日の行動の中で、「農地取り上げに反対する緊急署名」活動をみなさんと手分けしてしました。現場での署名が101筆、その場に持ってきていただいた分を併せて196筆。これまでの全体で、2181筆になりました(関西生コンの分を除いて1666筆。関実単独で目標にしていた2000筆に、あと334筆です。当面の集約、7月14日まであと10日あまりです。全力で取り組みましょう)。
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