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2013年7月 3日 (水)

若狭ゆずり木平和祭 / 原発再稼働を許すな!

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 昨年6月30日~7月2日未明、大飯で繰り広げられた全国から結集した600人の再稼働反対集会とデモ、そして関西電力大飯原子力発電所に入るトンネル前での「オキュパイ大飯の乱」から丸一年。再稼働を許したとはいうものの、この闘いの意義の大きさの確認と、13629_2目前に始まろうとしている再稼働の動きへの新たな闘いに向けて、6月29日、30日『福井から未来へ! 原発のない世界を!』と関西、全国から集まって様々な企画が若い人たちを中心に持たれました。

 29日は、福井県小浜市にある明通寺の境内で午前11時から午後7時までのいろいろなミュージシャンによるライブ。午後7時から9時半過ぎまで、本堂での木原壮林さん(京都悠々化学研究所・プルトニウム専門家)と13629_3中嶌哲演さん(明通寺住職・原発設置反対小浜市民の会)の「ゆっくりトーク(講演)」でした。
 ライブは10組余りのミュージシャンがそれぞれのメッセージを発しながらの演奏が続きます。右上はこの企画を1ヶ月以上をかけ、福井に何度も足を運んで準備してくれ、2日間の舞台裏を支えた「はちようび」のみなさん。左は、残念なことにこの日の夜に大阪でスケジュールがあるためまだ人が集まっていなかった中での趙博さん。13629_6午後6時過ぎからは、本堂の前で国宝に囲まれながら、北海道のアイヌ文化の普及活動に取り組んでおられる川上さん一家の歌とムックリの演奏(最初の写真と右写真)。まさに幻想の世界でした。最後に20才の川上さやかさん(左下写真右端)から、参加されたみなさんの希望者にムックリの手ほどきも。
 最後は、反原発・反権力の歌を歌い続けておられる朴保さんの歌に聞き入りました。

 午後7時からは、本堂にあがり、仏像を前にしての講演です。木原さんが「原発は人類と共存しえない」「原発のない人間性豊かな社会を造ろう」とパワーポイントを駆使して1時間を超える講演でした。
 13629_7中嶌哲演さんは、お釈迦様の教え、そして明通寺の出発点である東北の蝦夷(えみし)のリーダー・アテルイと大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂の闘いに触れながら小浜における原発を作らせなかったの取り組みや、何が関係地域なのか、放射能によって何が起こっているかなどといった問題を、解りやすく、核心的に語られました。揺れるろうそくの火を指しながら「闇の中でより光り輝く」と闘いの方向を示されたのが印象的でした。
 最後に、時間がとっくに終了時間を過ぎていましたが、わずかな光の中の本堂で、「のりShree・南沢靖浩」の北インド古楽ドゥルパドの魂のうたと演奏に感銘深く聴き入りました。

 終わって本堂の前で見上げた時、星がいっぱいにきらめいた空に感動しました。また、日中も天気が良く、素晴らしい森の涼しい風に浸ると暑さも忘れました。ベースキャンプのところではホタルがいっぱい乱舞するのが見れたそうです。ほんとに綺麗なところです。
 この日は、私は駐車場係を担当したので、余り現場にはいませんでした。市東さんの署名をほかの人たちが頑張ってくれました。また、昼の間、お坊では、地元の小浜の皆さんと私たちとの交流、あるいは「サヨナラ原発福井ネットワーク」のみなさんのDVDによる「福島ビデオリポート」映写会なども開かれていました。また、明通寺の門下の広場ではいろいろなお店が出され、ベトナムの麺やモンゴルのパンなどに舌鼓み。

 13630翌日30日は、大飯町の大島公民館に移動し、この日に併せて大阪や京都からも大型バスで集まってきます。午前中は、伊方(愛媛県)など各地の原発再稼働反対の報告、あるいは経産省監視テントの取り組みなどを中心とした全国交流集会。
 昼からは鎌田慧さんの講演を中心に集会。会場が小さく、昼からは椅子もとりはらいましたが、半数の人は外で音声だけを聞くことに。13630_2私も暑い中、外で聞きましたが、「はちようび」の皆さんなどの努力で、ほんとに聴きやすかったです。
 昼から外にたくさんの人が聞いている中に権力が紛れ込んでいたのを摘発。追い出しました。

 それからデモに出発です。鎌田さん、たんぽぽ社の柳田さん、主催者の仲尾先生などが先頭に、300人を越す隊列です。
 港のところを通る時、海上保安庁の艦艇が2隻、デモを監視している(?)のには思わず吹き出しました。13630_4「今度やるときは、ゴムボートでも出してやろうか」との声も。
 関西電力大飯原子力発電所の入口(PR館)は、不様に封鎖されています。そこに全体で再稼働をするな、原発を廃炉にと関西電力への申し入れを行なってUターン。右写真中央にありますが、関実の「市東さんの農地を守ろう」ののぼりも2本先頭で頑張りました。

 2日間を通して参加されたのは400人を超えました。
 他方、「農地取り上げ緊急署名」も、この2日間で101筆。昨日、全日建運輸連帯労組関西生コン支部から前回に加えて424筆(合計943筆)が届けられました。関実独自でさらに集まった365筆(合計1675筆)と一緒に今日、三里塚に送ります。これで、関西実行委員会扱いの署名が残った26筆も加えて、2644筆になりました。続けて署名をお願い致します。

 

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