7月29日 行政訴訟・農地法裁判 判決
市東さんの農地と作業所などの土地を成田空港のために強奪しようとする空港会社・国・千葉県などと争われてきた行政訴訟・農地法裁判の第1審が7月29日、千葉地裁で判決を迎えます。
そもそも親子3代、100年近くにわたって耕されてきた優良農地を、農地と耕作者を守るために戦後制定された農地法を使って取り上げようとすること自体が法の趣旨、法理に反したものです。憲法に保障された市東さんの権利を犯す違法行為です。
農地などを、国、空港会社は違法な手続きによる取得をした上で、成田市農業委員会・千葉県農業会議などを巻き込んだ不当・不正な手続きを強行して始めたのが、農地法裁判でした。裁判所は、その違法性から、本来、門前払いで済ますべきものでした。
しかし、6年にわたる裁判の中で明らかにされた空港会社による偽証や不正の数々をも千葉地裁・多見谷裁判長は、正面から取り上げることをせず、「争点」として相対化し、挙句の果てに空港会社の提訴自体がデタラメ極まるものであることを示す新証拠が示されたにもかかわらず、弁論の再開を認めず、29日の判決を強行しようとしています。
ここに市東さんの農地をめぐる行政訴訟・農地法裁判における市東さんの勝利が100%、当然であるにもかかわらず、「判決」がいかなる形で出されるのかまったく予断を許さない現実があります。
これに対し、三里塚反対同盟は緊急の「農地取り上げ反対」の署名活動を行い、わずか3ヶ月足らずで11,922筆の署名を先日、千葉地裁・多見谷裁判長に提出しました。そして7月14日には、900名の結集のもとに「農地取り上げを許さない」集会とデモを千葉市内で行いました。
みなさん。「国策」を振りかざし、農地を取り上げ、市東さんに「死ね」というに等しいこのような暴虐が行われることを絶対にゆるしてはなりません。7月29日、再度、千葉市中央公園に結集し、裁判所へに怒りの声を叩きつけ、不当な反動判決を阻止しましょう!
7・29行政訴訟・農地法裁判判決に向けて
7月29日(月)午前10時 千葉市中央公園集合
午前10時半~ 集会
午前11時~ デモ
午後1時半~ 開廷(千葉地裁601号法廷)
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