5月13日 第3誘導路差し止め裁判口頭弁論の傍聴を
とき・5月13日(月)午前10時半開廷
ところ・千葉地裁601号法廷
傍聴券の配布がありますから、傍聴希望の方は、開廷30分前に千葉地裁1階ロビーにお集まりください。
右の写真(毎日新聞より転載)にあるように市東孝雄さんの御宅と天神峰の畑は、3月7日に供用開始された第3誘導路(写真左端)と第1誘導路(航空機が通っている)に、言い換えれば空港の中に完全に囲まれてしまいました。
市東さんの会の会報『耕すものに権利あり』の最新号で、この4月に誘導路の利用状況について実態調査を行なった結果が報告されています。成田空港の発着便数は1日約600便。そのうち30~40%が暫定滑走路を使います。200億円の巨額を投じ、東峰住民の生活の基盤であった東峰の森を破壊して作られた第2誘導路(東側誘導路)はほとんど使われなくなっています(使い物にならないのだ!)。空港のための変電所を移転させ、これまた巨額を投入して作られた第3誘導路の使用頻度は20~25%でしかないことが判明しています。
第2、第3誘導路が敷地内に住む市東さんや東峰部落の住民を追い出すためにのみ作られたことは、この使用の現状から見ても明らかです。そのために私たちの税金が数百億円も注ぎ込まれたのです。「空港のためならば何をやってもいいのか」と市東さんが糾弾しておられましたが、本当にその通りです。今、朝日新聞の『プロメテウスの罠-家が買えない-』で、加害者の東電と日本政府が被害住民の補償に向き合おうとせず、福島の住民が「泣き寝入り」状態に置かれていることが書かれていますが、この最中に第3誘導路の150億円という巨額が投入されていたのですから、激しい怒りを覚えるのは私だけでしょうか。
この第3誘導路差し止め裁判の問題点などが当ブログの2月14日の記事に書かれています(http://kanjitsu-sanrizuka.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-8f7e.html)ので、そちらを是非参照してください。この裁判を取り仕切っているのが、7月29日に判決を迎えようとしている農地裁判の裁判長と同じ多見谷です。多見谷裁判長に農地強奪の反動判決を出させないためにも、この法廷にも注目し、傍聴闘争で私たちの怒りを示しましょう。
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