オキュパイ大飯公判で求刑
昨日、昨年のオキュパイ大飯で不当に事後逮捕され半年以上にわたって勾留されていた川崎さんへの求刑公判が開かれました。
移動があったのか検察官が変わっていましたが、挨拶もなく、早口で17ページに及ぶ論告求刑が読み上げられました。「講釈師、見てきたような嘘を言い」という言葉がありますが、まさにそれを地で行っているような論告で、「再犯の恐れあり」と2年6ヶ月の求刑。
早朝5時半に大阪を出発した私たちをはじめ、京都・滋賀から乗り合いでこられたみなさん、地元福井のみなさん、そして東京からも。30人余が傍聴に駆けつけました。もちろん川崎さん本人も元気な姿を見せ、飄々としておられたのが印象的でした。
終わってから残れる人が、最終弁論を打ち合わせる弁護団会議と、オキュパイ大飯の丸1年をどう迎えようかという会議にわかれて食事をしながらの歓談。私は後者に参加。
そこで、丸一年の「記念」ということでなく、政府が目論む「再稼働」の動きへの新たな闘いの出発点にしようと話し合いました。集会名称は『福井から未来へ! 原発のない世界を 6・29・30全国集会』とし、京都の反戦共同の新開さんを代表にして実行委員会を結成することを申し合わせました。詳細はこれから決めていくことになり演者や講師などの提案がされました。
大枠は、6月29日朝から、小浜の明通寺の境内で前日から入る若い人たちを前提に、ロックグループの「はちようび」を中心にド・フリーの演奏会、夜は明通寺の住職・中嶌哲演さんを中心にした講演会。翌日は、昨年「オキュパイ大飯」を闘い抜いた現場(大飯原発入口)近くの公民館で鎌田慧さんをメインにした講演会と現場までのデモを行うことが決まりました。そのためには、数度の地元でのビラまきなどの宣伝を必要とするだろうと。
なお、ちょうどその2日前の27日にフランスからMOX燃料が福井に運ばれてくる(入港するのが敦賀か、高浜へ直接かなど詳細はわかっていません)ことがフランスから情報がもたらされており、これも全国闘争として取り組まなければならないだろうとの提案が行われました。東京では経産省テントの闘いも重要な局面にあると思われます。
さらに、直前の26日には神戸で関西電力の株主総会が開かれることも、帰ってきてわかりました。
原発再稼働の阻止、原発のない社会に向けてみなさん、6月末の1週間、全力で頑張りましょう。
そして7・14千葉現地へのうねりと、「農地取り上げ反対」署名運動の爆発をこの中で実現しましょう。
今日は朝から大阪拘置所に、Aさん、Mtさんへの接見、お二人と韓さん、Uさんへの差し入れに行ってきます。
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