福井の弾圧への裁判長による反動的対応を許せない
昨日、福井地方裁判所で「オキュパイ大飯の乱」で3ヶ月も経ってから逮捕されたKさんの裁判がありました。Kさんは「証拠隠滅の恐れ」ということで、6ヶ月近く未だに勾留されているばかりか接見禁止の処遇を受けています。この日の裁判で、すべての検察側立証が終わり、次回公判で(弁護側立証を裁判所が認めなければ)川崎さんの意見表明もありうるし結審することもあることを鵜飼裁判長は匂わしました。
当然にも、担当する海道弁護士は保釈請求を行いました。ところが鵜飼裁判長は、検察側立証の終了を宣告しながら「証拠隠滅の恐れ」を理由に保釈請求を却下したのです。こんなデタラメな理由があるでしょうか。「証拠」は全て法廷に出されたから「検察側立証」が終了したのではないのか! 一体、何を「隠滅」するというのか! これでは裁判所が「罪人」「敵」と予断をもった者は「有罪だ」「保釈などあるものか」と断じているということではないか。言い換えれば、警察、検察の言いなりになって予断をもって裁判を進めていることを自ら認めているようなものではないか。
しかも、鵜飼裁判長は、昨日の段階で接見禁止は、3月1日24時までと言っていたものを、あらためて保釈請求却下と共に、次回公判の3月26日まで接見禁止を新たな決定として出してきたのだ。こんなデタラメな権力行使がどうして許せようか。裁判が被告弁護側の立証(反証)のみを残すだけになっている(それさえも認めない可能性が大きい)今になって、新たな接見禁止決定を行うことは、被告の防御権を侵害することだけを目的にしたものであり、明白に違法な決定です。断じて許されません。
直ちに準抗告と特別抗告を行うのは言うまでもありません。このような不当な裁判長の訴訟指揮のもとで身柄を拘束されたKさんへの支援の声を上げて下さい。3月26日、(弁護側立証があれば27日も)午前10時からの福井地裁での裁判の傍聴にかけつけよう!
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