成田空港オープンスカイのための規制緩和に抗議!
3月7日に第3誘導路の供用開始を強行した(右写真は、3月7日付毎日新聞より転載)成田空港会社・国交省は、3月31日よりはじまる成田空港の自由化(オープンスカイ)に向けて、空港の朝と夜の供用時間規制の緩和を地元に働きかけていました。
今朝の新聞各紙(千葉版)が、成田市と芝山町が、夜の供用時間を1時間緩和することを認めたと一斉に報じました。
成田空港の離着陸コース直下周辺では、現在でも朝と夜を中心に騒音の被害が生まれています。当然にも住民から緩和に対する根強い反対の声が上がっていました。成田市長は、この声への感想を求められて「私の力の及ばぬところ」(日経新聞)と答えて、公然とこうした声を無視する姿勢を明らかにしたのです。
上の写真中央の木立が市東孝夫さんの住居と畑ですが、空港の中に閉じ込め、市東さんのくらしと営農を切り捨てて空港の拡張を強行しています。そればかりか、自由化(発着回数の拡大)のためには住民の騒音による被害が出ようが知ったことではないというのだ。これほど住民を愚弄した成田空港維持のための「国策」の強制が許せるはずがありません。
もともと成田空港の自由化(オープンスカイ)とは、アメリカによる新自由主義的航空政策の押しつけであり、TPP(環太平洋経済連携協定)の押し付けと基を一にするものです。安倍政権が、嬉々としてこのアメリカの押しつけに追随し、ごくごく一握りの人の巨大な利権のために私たち住民を、労働者・農民を切り捨てようとするものです。
福島原発事故をなかったこととしようとする安倍政権の原発政策、沖縄へのオスプレイ配備と新基地建設に向けた防衛政策、こうした「国策」強制と同じものとしてこの三里塚の事態が生まれているのです。
これと真っ向から立ち向かおうと呼びかけている三里塚反対同盟の農民の皆さんの訴えに応えようではありませんか。
3・24全国集会へ行こう! 3・27農地裁判の結審攻撃に対し、千葉地裁を包囲する闘いに起とう!
3・24三里塚へ! 3・27千葉地裁へ!
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