3・7緊急現地闘争での萩原事務局次長のまとめと提起
旗開きから決戦突入という形で1月、2月、そういう意味で120%の闘いを展開したという風に総括できると思います(右写真、萩原さんが発言している横をANA機が)。
2月の4日、18日、そして本日の闘いという形で、ホップ、ステップ。我々の闘いの描いた通りの構図が、予想を上回っているような形でもあります。だけども、ほんとに現地における支援の人たちの闘い、頭が下がります。ほんとにこれだけやってるんだという形であります。であるならば、それに対して反対同盟としてもね、なかなか独りで闘うというのは無理なんだけれども。独りでは闘えませんよ。多くの全国の仲間の人たちが、我々を支え、支持し、共に闘う、そして決起してくれる。このことがあるからこそ50年闘い抜いてきたわけです。
今決戦だということを自らが自覚し、ほんとに自らの闘いとしてやりぬいていく。その一つ一つをするにしたって大変な作業です。ですから2月に出しましたパンフ、ビラについてね、まだまだ撒ききりません。24日の集会に向けて今からでも遅くはありません。一人が1万枚撒くつもりで頑張って欲しい。そして現地に立って、空港の中から空港を見るんじゃなくって、空港の外から空港を見てね、この不様な姿、闘えばこのようにになるんだということを我々と一緒に確認する、そういう場を作ってほしい。
今、言われているように、福島においたって、あるいは原発再稼働。これは許せないんだという声が全国的に巻き起こった。そして沖縄においたって、もう基地はいらない、オスプレイはいらない。そういう形である。労働者にしてもそうだろう。不正規職を強いられ、首を切られ、職場を追われ、そういう中で今一人立ち上がっている、水戸や動労千葉、そういう戦闘的労働運動を、今こそ再生させて、そういう闘いと共に一緒になって、労働者階級と一緒に農民や漁民や市民が闘い抜く。そういう構図が今、一番求められているわけです。
沖縄や福島や、そして三里塚がここに存在しているのだという圧倒的に有利な土俵、構図、これを活かそうではありませんか。なによりもその最先頭に三里塚はあるんだということを天下に示す、そういう重要な時期だと思います。
ややもすると今日の供用に対して「押されてるんじゃないか」という見方がなされるかもわからない。しかし、再三言われているように、1本の滑走路に3本の誘導路を作らなければもう三里塚(空港)はもたないんだというような状況を醸し出しているんですよ。それ以上に、20万回を30万回にしなければならないと大風呂敷を広げましたよ。しかし、それが、そういう形でしなければ、三里塚(空港)は存在しなくなる。そこまでいってるんですね。そのためには、今まであった駐機場にしたって、何にしたって拡張しなければならない。通常運賃、そして・・・、格安運賃。3つの飛行形態をとって何とか運営して、やっていかなければならない。
そしてこの3月末からオープンスカイと言われる時代に入ってくる。今、航空業界はどうなのか。つい先日もアメリカの航空会社が合併することで明らかなように、大手のアメリカでさえ死活問題がかかっている。争闘戦の中に叩き込まれているんですよ。日本の航空会社はどうなんだ。押せば倒れるような状況の中で、必死になってるんでしょ。
そういう中で空港の情勢といったら、同じような情勢の中にいるわけです。しかもその中に、闘って闘って50年。闘い抜いている組織と人士がいるということが、決定的なんですよ。
このことの事実の上に立って彼らは、拡張もしなければならないという形で、東西南北、全部やったでしょう。横堀の拡張もやる、東は東峰をやる、北は滑走路を延長する、そして今度は取香までやる。そういう形で今までの飛行場の姿ではできえない。「さあ、これまでやりましたよ」という形を作らなければ、もう30万回も夢になっちゃう。成田空港そのものが夢になっちゃう。オープンスカイなんていう形でアメリカから押し付けられて、一部の政治家の利権が吹っ飛んじゃってる状況の中で、そこまでいかなきゃあしょうがない。
それが、TPPもそうだし、そういう形で大不況の中で、経済がダメ、政治体制がダメ、社会が混乱する、そういう状況の中に叩き込まれている彼らと、我々は真正面から闘える、この現状をよしとすべきであるし、このことを勇気をもって闘い抜いていこうではありませんか。
そして先程もいいましたが、あらゆる戦線、あらゆる階層の闘いと競合しながら、お互いに闘い抜くことをもって連帯し、押し上げて大きな炎として突き進んでいくんだと。それを求めて闘い抜きましょう。
先程も聞かれました。「24日、ほんとに1500集まるんですか」と。「集めます」と言った。このことについて徹底的に追求していただきたい。自分は、全責任をもってそれを全うしたいのです。やってやってやり抜いた上で、答えを出していきたい。
今、帰ったらひとりを、集めきって欲しい。それが今の状況の中で市東さんを守る第一歩だ。大きな力になるということを確認していただきたい。そして三里塚闘争の勝利もそこにあるんだと。そして沖縄や福島や労働運動、あらゆる戦線がそういう中で、大きな展開が出来るんだということを確信をもって今日の闘いを締めたいと思います。
今日は110名の結集をもって、休みでもない中で我々の予想を上回りました。100を切るかどうかと思ってきましたけれども、それを上回った数を出してくれましたので、ほんとにありがたいと思います。この力を24日にぶつけていただきたい。そして27日、最終弁論にぶつけていただきたい。我々はやります。闘います。お願いします。
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