三里塚団結野菜市が今年も
昨日、恒例の三里塚団結野菜市(第36回)が、晴天に恵まれて日本キリスト教団明石教会で開かれました。
明け方に到着した大根や白菜などが積み上げられた中で、午前8時から簡単な集会が、明石住民の会の日原事務局長の司会で進められ、36年も続いてきたこの団結野菜市の反対同盟と関西実行委員会の団結の意義が、永井満代表世話人と山本善偉世話人から語られました(上写真)。そのあと野菜を運んで来てくれた三里塚現闘のFさんから簡単な挨拶と萩原進反対同盟事務局次長からのメッセージ(「12.12.27野菜市へのメッセージ.pdf」をダウンロード)が読み上げられました。萩原さんは「きたる2013年は、従来の延長線の覚悟では闘うことはできません」と来る年の闘いを「1971年大木よねさんへの代執行決戦以来の闘い」と呼びかけておられます。重い呼びかけに応える厳粛な気持ちを新たに確認しながら、野菜の各地区への仕分けに入りました。亡くなられた加辺事務局長の奥様が2年ぶりに元気な姿を見せてくださり、以前と同じようにピーナツの仕分けと会計をしてくださいました。
みなさん、手馴れたもので仕分け作業は順調に進み、各地区の野菜を積み込んで順次出発していきます。配る家庭ごとに箱詰めをその場でしていた東灘区住民の会が最後に出発したのが11時前。売上も、育つのが遅れたためにほうれん草が欠品となりましたが、ほぼ昨年並みに落ち着きほっと一安心。
萩原さんのメッセージにも「反原発の闘いに対して前代未聞の弾圧が強行され」とありましたが、この日も逮捕者の勾留理由開示公判が同じ時刻に行われていました。今日、明日と弾圧に抗議し、早期奪還を求める連日の闘いが年末が迫る中で闘い続けられています。この闘いのうねりの中から、新しい年の展望を切り開きましょう!
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